子どもから目を離せないから、キャンプなんてとてもとても……と思う皆さん。
でも、ホテルに行ったら優雅に過ごせますか?
廊下を駆け回る子どもを追いかけて捕まえた経験はありませんか?
キャンプであれば、コツ次第では、それほど気にせず、大人も子どももリラックスできる休日が過ごせるかもしれません。
やんちゃ兄弟を抱えるキャンプ初心者だった我が家の実例と、対応策をご紹介します。
【事例1】子どもから目が離せずテントを設営できない
シンプルなファミリーテントであれば、説明書をよく読めば比較的簡単に立てられます。
そうは言っても大きさは幅2mサイズ、高さも1.7mくらいあり、1人で立てるのはなかなか大変です。
友人家族とのキャンプで、友人に教えてもらいながら夫婦でテントを立てていた時のこと。
子どもたちは設営場所のそばで遊んでいましたが、当時年中の次男は、地べたを進むクワガタを目ざとく見つけて追いかけていきます。
一度、追いかけるものを見つけた男の子は、車が近づいていても気づきません。
しかも同時に、小1長男は、気がつけば忽然と姿を消しています。
テントを友人にまかせて、パパと子どもを捕まえに行ったことは言うまでもありません。
家族4人だけでキャンプをすると、テントの設営すらも難しそうだなぁと実感した出来事でした。
対策:助けあえる仲間とのグループキャンプ
我が家の初キャンプは、キャンプが大好きな友人家族をリーダーにした、3家族でのグループキャンプでした。
テントを立てたことのある人と一緒にテントを立てるのなら、設営も簡単に感じるはず。
子どもと遊ぶ時も大人2人で相手をするなら総勢6人くらいいても気持ちもラクチン。
グループの中に、小学校高学年以上の子がいれば、彼らも頼りになります。
子どもたちの輪から飛び出す子どもがいても、安心して追いかけることができます。
何より、キャンプのノウハウを知らないと、いざとなるとあれが足りないこれがない……ということも。
グループでキャンプすると「あっ、それなら持ってるよ」とありがたい声があがったりします。
買い出しも交代で気楽に行けますし、初心者であればあるほどグループキャンプはオススメなのです。
【事例2】一緒にキャンプする仲間がいない
とは言え、一緒にキャンプをする仲間をどう探すか……なかなか難しい課題です。
なぜでしょう。
たとえばキャンプ場につきものの「虫対策」。
自分なら、虫よけスプレーで虫刺されの回数が減れば十分と考えますが、テントに入ってくる虫に対し拒否反応が出る方もいます。
また「怪我や多少のやけどはアウトドアであたりまえ」と思うお母さんもいれば、「焚き火に近づいたらやけどするから近づかないで」と考えるお母さんもいます。
たとえば「子どもの友達」という繋がりだけで一緒にキャンプをした場合、小さな認識の違いが、地元に帰ってからの生活の支障になることもあります。
やはり一緒に行く仲間は、慎重に選んだほうがよいと思われます。
(もちろん日頃から家族ぐるみのつきあいがあり、日帰りで出かける間柄なら、その限りではありません)
対策:価値観の合う団体やイベントを見つける
親子向けのキャンプイベントを実施している団体を利用するのがおすすめです。
我が家は、最初は友人家族とグループキャンプをしていました。
けれど、子どもの年齢が微妙に異なると、成長に伴って予定が合わせにくくなります。
我が家は「多少けがをしてもよいから、子どもたちにのびのびと遊んでほしい」という考えのもとasobi基地・関東 アウトドア部のキャンプイベントに参加しました。
ありがたかったのは、保育経験のあるスタッフの方が「遊び」を計画してくれること。
石のペインティング、シャボン玉遊び、工作遊び……親だけでは思いつかないものばかりです。
子どもたちも、そんな環境で遊ぶ子どもたちの背中を見て育ったので、自らゲームを手作りして小さな子たちと遊ぶようになりました。
最近は、asobi基地で出会った価値観の合うファミリーと、グループキャンプをすることもあります。
我が家の次男は、ここで出会った釣り好きのお父さんのおかげで、念願の魚釣りデビューができました。
ネットで調べると色々ありますので、価値観の合う団体を見つけてみましょう。