5.[焚き火の終わり]薪の燃える時間を見据えて計画的に
さて、楽しい焚き火にも、いつか終わりの時間がやってきます。
当たり前ですが、炎が燃え上がっている状態で放置してはいけません。
基本的には、薪が燃え尽きるのを見届けてから、終わるのが正解。熾火が風に吹かれて飛んでいってしまう可能性もあります。
ブナやナラの薪は、1時間以上は燃え続けるので、終了時間を計算して燃やしましょう。
6.[焚き火道具]おすすめ焚き火ギア
名人のお話と、実際に使用されているアイテムを基に、おすすめ焚き火ギアを紹介します。
スノーピーク「焚き火台」
「昔はキャンプ場でも地面に直火が当たり前。前の人がきれいに後始末してくれればよいけれど、跡が汚くてイヤな思いをしたこともありました。そんなときに、スノーピークから出たのがこの焚き火台。頑丈なつくりで気に入っています」(tiezou名人)。
焚き火愛好家の定番です。
今では、直火NGのキャンプ場が多いので、焚き火台を持参するのはキャンパーの常識になりました。
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スノーピーク「焚き火ツールセットPRO」
名人は同じスノーピークの「焚火ツールセットPRO」をご愛用。火ばさみ・ショベル・火かき棒の3点セットは、メーカーも「一生モノ」という逸品。特に火かき棒の使用頻度は高く、特に慣れていない人には必需品だと言います。
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コールマン コンフォートマスター「キャンバススリングチェア」
名人が焚き火用の椅子でポイントに挙げているのが、「頭ごともたれかかれる」こと。火のそばで心地よい時間を過ごしていると、ついついウトウトしてしまいます。
寝落ちしたときに、頭を支えてくれる快適チェアが、焚き火には欠かせないのです。
コールマン「アウトドアリバーシブルブランケット」
火を眺めながらウトウトするなら、欲しくなるのがかけるもの。名人は、コットンとフリース素材のリバーシブルブランケットをすすめます。
出典:コールマン
火の粉が飛んでくると、化学繊維はすぐに穴が空いてしまいます。コットンの面を表に、肌触りのよいフリースの面を裏にくるまれば、これ以上ない寝落ち環境の完成です。
以上、tiezou名人のたき火テクニックでした。夏の終わりの思い出に、あたたかい火が恋しくなる秋キャンプに、ぜひ活用してください!
5つのコツをおさらい
・[焚き火の材料一覧]2種類の薪をそろえる!
・[焚き火の準備]火を付ける前に薪を組み上げる
・[火を点ける]前後左右からくまなく。焚き火は待って育てる!
・[焚き火の完成]ブナ・ナラの太い薪で熾火(おきび)をつくる!
・[焚き火の終わり]薪の燃える時間を見据えて計画的に
・[焚き火道具]おすすめ焚き火ギア