キャンプ場を利用する人は、多種多様で考え方も異なります。だからこそ共同スペースを利用するキャンプでは、他人に対しての気遣いが大切になります。
しかし、残念ながら周囲の人に対しての配慮がない行動をして、迷惑をかけてしまう人もいます。長年キャンプをしていると、あっと驚く行為をする人を見かけることがあります。
そこで、私が迷惑に感じたキャンプでの行動を紹介します。これを読んで、ご自身の行動が当てはまっているかどうかを見直してみましょう。
人のサイトを横切る
初心者がついやりがちなのが、人のサイトを横切ったり立ち入ることです。ご本人たちは迷惑行為であることに全く気づいていないことが多いです。
誰かが借りているサイトを横切るのは、迷惑行為であることを理解してもらう必要があります。トイレや炊事場に行くときに、近道だからといって人のサイトに侵入しているかどうか、ご自身の行動をぜひ見直してみてください。
横切るだけでなく、ペグが横のサイトに侵入することもダメです。気づかないうちにやってしまうかもしれませんが、気をつけましょう。
夜中でも大音量で音楽を流す
大自然の中で聞く音楽は気持ちいいものです。しかし周囲に迷惑をかけることもあるので、キャンプ場によってはスピーカーの持ち込みを禁止しているところも多いです。
個人的には、昼間なら迷惑にならない音量で音楽を流すのは、まだ構わないと思います。
しかし、夜中まで音楽を流すのは迷惑行為。私は、隣のサイトが夜中の12時まで音楽を流していたことがあり、さすがに参りました。
就寝時間が過ぎても大騒ぎする
キャンプ場ごとに就寝時間が決まっています。例えば、21時以降はクワイエットタイムなどのルールがあるので、利用する人は遵守しなくてはいけません。
しかし、アルコールを飲んでいたり、グループだと気が強くなってしまい騒いでしまう人も多いでしょう。騒ぎ声は、周囲の人にはかなり迷惑です。
グループでのキャンプを禁止しているキャンプ場もあります。グループ客でキャンプしやすいのは、予約不要やフリーサイトのキャンプ場で、利用料金が安いのが特徴。そういったキャンプ場の利用を避ければ、グループキャンプの迷惑行為に遭遇することは少なくなるでしょう。
車のドアを開け閉めする音が大きい
オートキャンプサイトだと車が横にあるので、ドアの開け閉めが多くなってしまいます。設営時の昼間は、ドアの開け閉めする音は迷惑にはなりませんが、就寝時間を過ぎてからは、開け閉めするのは避けましょう。意外と音が大きいので迷惑です。ロック音も結構音が大きく、響きますので注意してください。
出入りが自由なキャンプ場では、日が暮れてから買い出しなどで車を利用する人も多いです。エンジン音や移動するときに発生する音も静寂な空間だとうるさく感じてしまい周囲とのトラブルの元になってしまうこともあります。
車中泊する人で、アイドリングしっぱなしの人もいます。エンジンの音は結構うるさいのでやめてほしいですね。
早朝から薪割りをする
人が気持ち良く寝ているのに、早朝から薪割りをされるとかなり迷惑です。薪割りをしている本人は気付きませんが、静かな朝に薪割りの音は響きます。私が経験したのは、朝の5時半から薪割りを横のサイトの人が始めたことです。コンコンという音で目覚めてしまったので、かなり迷惑でした。
早朝の迷惑行為は、薪割りだけではありません。朝の6時から子供が遊びまくっていることもありました。フリーサイトのキャンプ場でしたので、私のテントの周囲で遊んでいたのです。遊ぶのはいいのですが、さすがに朝の6時は配慮してほしいところです。
楽器を演奏する
先ほどのスピーカーで音楽を聞くのも迷惑ですが、楽器を演奏する人もいます。自然の中で演奏するのは、気持ちいいのかもしれませんが、周囲に人のいるキャンプ場では迷惑に感じられます。
以前遭遇したのはウクレレを弾きながら歌うソロキャンパー。しかも朝から歌っていたので、本当に不愉快でした。
炊事場に食べ残しを流して詰まらす
炊事場は共同スペースです。綺麗に使用するのは当たり前なのですが、中には食べ残しを流して排水溝を詰まらす迷惑行為をする人がいます。ネットがあるのに外し、残飯を流して詰まらせ、水が流れなくて本当に困りました。
流しには、食べ残しを絶対に流さないようにしましょう。あとで使用する人のことも考えて使用するようにしてください。
↓ こちらもオススメ ↓
グルキャンNG!美しい清流が目の前を流れるファミリーキャンパーの楽園「小太郎岩キャンプ場」
迷惑行為の原因は音にあり!静寂を楽しみたい
紹介した迷惑行為で、サイトを横切る行為と炊事場以外の事例は音が原因であることばかりです。他人が発する声や音は、周囲の人に対して想像以上に迷惑であることを認識する必要があるでしょう。
例えば、夜中にトイレに行くときは、なるべく音を立てずに移動するなどちょっとした気配りが大事です。ホテルや旅館と違い、共同スペースが多いキャンプ場では特に注意して行動するといいですね。
他にも、ガラガラのフリーサイトでなぜかすぐ隣に設営する「トナラー」や、キャンプビギナーに対してなんでも教えたがるベテランキャンパーなど、一概に迷惑とは言えないケースがあるものの、他者に対する思いやりや配慮が欠けていることで、トラブルに繋がります。
紹介した迷惑行為が、ご自身の行動に当てはまらないかどうか、是非見直すことをおすすめします。知らず知らずのうちに迷惑行為をしないよう、お互い気持ちよくキャンプを楽しみましょう!