ブッシュクラフトで、子供たちから教えられたこと
自然の中で、「自分のことは自分で責任を持ってやってみる」という体験をすると、子供たちはどんな顔を見せてくれるのでしょうか?
集団行動が基本になる学校生活とは違い、自分のペースでじっくりとミッションに取り組むことで、子供たち一人ひとりの様々な面が顔を出します。
1人で黙々と考え行動する子、何人かで力を合わせて工夫する子など、都会の普段の生活では見られない、子供たちの持つ個性が垣間見られるそうです。
小池さんに「ブッシュクラフトを通じて、子供たちはどう成長したか」と質問してみました。
10人いれば10人の成長があって一言では言えませんが、と前置きしつつ「集中力が上がった」という親御さんの声が多かったと答えてくれました。
スクールの中では、火起しに夢中になる子、延々と焚き火を続ける子、黙々と木を削る子など、一つの作業に対して集中して取り組んでいる姿が見られるそうです。
管理のしやすい集団行動では、1人だけが自分の興味を持ったことに熱中することは許されません。
自分の興味に蓋をするのですから、創意工夫も生まれず、想像力を働かせる機会も減ります。
想像力がなければ、相手の気持ちや立場を想像することもできず、本当の意味での協調性も身に付かないでしょう。
小池さんのお話を聞いて、もしかしたら大人たちの都合で、子供たちの「個の力」が育つ機会を奪ってしまっているのかもしれないと思いました。
ブッシュクラフトで個の力を伸ばそう
個の時代と言われる昨今ですが、子供たちの学習環境はまだ「個の力」を伸ばすような状況までには追い付いていないと感じました。
そんな中、ブッシュクラフトを通して、子供たちの「個の力」を伸ばす機会を提供する小池さんの活動は、とても素晴らしいと思いました。
取材中、スクールに参加している子供たちの写真を見せていただきましたが、どの子供もキラキラとした表情をしていて、本当に楽しそうでした。
キッズ・ブッシュクラフト・アドベンチャーでは、近隣の公立小学校での講師実績や、PTA各種団体での講師実績もあり、宿泊型スクールだけでなく、野外教育プログラムなども提供しているそうです。
次回の宿泊型スクールは、4月2日〜3日を予定しているとのこと。まだ詳細は未定のようですが、気になる方はぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね。
キッズ・ブッシュクラフト・アドベンチャー公式サイト:https://kids-bushcraft.jp
スポーツテラス・ガーヤ:https://st-gaya.com