やんちゃ過ぎる子どもを連れてキャンプデビューするには?トラブル事例と対応策7つ

公開日:2019 / 11 / 02
最終更新日:2019 / 11 / 12

【事例5】子どもが飽きてしまう

森の中や、原っぱには、虫や木の枝があって、それらすべてが子どもにとっては楽しいおもちゃです。

子どもが小さい時(就学前)は、キャンプ自体が楽しいので、特にアクティビティの必要性を感じていませんでした。

でも成長に伴い、キャンプという非日常にも慣れてくると、ごはんの支度をしている最中に「なにかしようよー!」と声がかかります。

小学生と遊ぶのは正直なところ体力的にきつく、大人が音を上げることも少なくありません。

対策:アクティビティのあるキャンプ場を探す

アスレチックやじゃぶじゃぶ池など、楽しいアクティビティがあるキャンプ場を選ぶと、親も見守りに徹することができ、大人もゆっくり寛げる時間が増えます。

一緒に遊ぶより少し楽ですよね?

果物や野菜を収穫できたり、魚釣りをできたりするキャンプ場もあるようです。

摘みたての野菜を使った料理や、釣った魚の塩焼きは、気分も上がるはず。

キャンプ場検索サイトを使うと、目的にあったキャンプ場を探せます。

またオールシーズンで楽しめるのは火おこし。

燃えそうなものを探したり、薪をくべたりするのは、子どもにとってわくわくの時間です。

自力で着火するには……と、子どもたちが、虫めがねで火起こしをしてみようと試みていたこともありました。

※キャンプ場が直火禁止の場合は、焚き火台の上などで行いましょう。

【事例6】グループキャンプなのに、子ども同士で遊ばない

グループキャンプで、たくさんの子どもがいるのに、意外と子ども同士が絡まないことがあります。

現在、小6の長男は、なかなか他の子と絡まず「連れて行くのは親のエゴかも……」と思った時期もあります。

対策:あまり気にしすぎないでも大丈夫かも?

が、本人に聞くと、色々な世代の子と過ごす時間は、楽しいようです。

場所に慣れるまで時間のかかる子や、初対面の子どもと関わるのが苦手な子もいます。

でもテントの中は安全基地だし、テントの外は自由な環境。

子どもたちは自分のペースで順応していきます。

2泊3日の最終日にようやく打ち解けるなんてことも少なくありません。

それでいいのだ……と今は思っています。


夏なら、スイカ割りをして、みんなで割ったスイカを一緒に食べれば、仲間意識UPです。

他にもシャボン玉、水ふうせんも盛り上がります。ぜひアイテムの1つとしてお試しあれ。

【事例7】家族だけのキャンプは踏ん切りがつかない……

我が家の場合、友人たちとグループキャンプを始めたものの、家族だけのキャンプには、なかなか踏ん切りがつきませんでした。

目を話すと兄弟ゲンカが始まったり、一緒にいたはずの2人のうち1人が行方不明になる……。

テント設営も慣れていないから、ひとりでやるのは厳しい。

そこで、テント設営なしでアウトドアを楽しめる場所を、友人から教えてもらったり、ネットで検索したりしました。

対策:バンガローやトレーラーハウスからスタート

テントを借りてキャンプデビューも良いですが、最初はバンガローやトレーラーハウスも選択肢です。

私の経験から、都内近郊でおすすめな場所を紹介します。

  • アメリカキャンプ村
    ログハウスがあり、BBQ施設の利用も可能。アスレチック、釣り堀、水遊びのできるスペースもあります。ツリーハウスもオススメです。キッチンはありませんが下にBBQスペースがあり、多少の雨ならまったく問題ありません。ハウスの中で兄弟ゲンカが始まっても、声が漏れないのもうれしいところ。
  • PICAさがみ湖
    コテージやキャビン、トレーラー、常設テントサイトがあり、BBQ施設の利用も可能。相模湖リゾートプレジャーフォレスト園内にあるので、遊ぶ場所はたくさん。トレーラーハウスはまるでキャンピングカーのような作りでおすすめ。ごはん作る気力がなくなったら、プレジャーフォレストのレストランを利用することもできます。

まずはアウトドアライフに慣れることから始めましょう。

キャンプしたいけど、どこから始めたらよいのだろう……と悩まれてこのページを読まれた方の中で、1家族でも多くアウトドアへの第一歩を踏み出せますように。

3 / 3

おすすめ記事

藤原 摩耶

約20年救急の現場で勤務した後、今はクリニックで働く小児科医。専門はアレルギー。

独身時代はただただ自然の中をのんびり歩くのが好きでしたが、家族ができたことをきっかけに、友人たちに助けてもらいながらキャンプを始めて10年になります。

パパ・ママの情報を集めつつ、家族4人でどう楽しむかを模索中。

藤原 摩耶の記事一覧