「キャンプにマットって本当に必要なの？」「マットって高いし、1泊するくらいならなくてもいいんじゃないの？」。そんなイメージを持っていませんか？
テントが重要なのは理解できるけど、マットって別になくても問題ないよね。という意識の人も多いのかなと思います。実際に僕もそうでした。でも、キャンプで快適に眠るためにマットは欠かせないキャンプギアの一つです。
この記事では、キャンプで使うマットがいかに大切かをシーズンやスタイル別にお伝えします。「キャンプにマットはなくても大丈夫」と考えている人も、ぜひ読み進めてみてください！
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キャンプでのマットの重要性
まずは僕自身の体験談をご紹介します。
僕はキャンプデビューのとき、マットを持っていなかったために、寝袋だけで寝たことがあります。マットがなくても「何とかなる」「大丈夫だろう」という考えだったのですが、寝袋だけで寝ると腰が痛くなるだけでなく、地面からの冷気が身体にダイレクトに…。
キャンプ場は朝晩が冷える場所も多いです。実際、キャンプ初日の夜は寒くて全く眠れず…。翌日は腰が痛くなり、寝不足と腰痛のダブルパンチを受けました。このとき、マットの重要性を痛感しました。
キャンプで使うマットを把握しよう
キャンプで使うマットには、大きく「インナーマット」と「スリーピングマット」の2種類があります。
2つのマットの違いを解説していきます！
インナーマット
「インナーマット」は、テント全体に敷くマットのことです。スリーピングマットより薄いタイプが多く、寝るために使うマットではありません。インナーマットは、メーカーごとに純正品が発売されていることが多く、テント全体にすき間なく敷けるサイズに作られています。
なぜインナーマットが必要かというと、テントの底の生地は見た目以上に薄いものが多いです。なので、インナーマットがないと地面の凹凸がダイレクトに伝わり、地面に直接座っているのと変わらなくなってしまいます。インナーマットがなしの状態で、長時間テントの中でくつろぐのは難しいです。
また、荷物を動かすときや人が移動したときに発生する摩耗からテントを保護する役割もあります。なのでできれば純正品を選び、純正品でない場合はすき間なくテント全体に敷けるマットを選ぶようにしましょう！
スリーピングマット
「スリーピングマット」は、寝袋の下に敷くマットで、その名の通り睡眠用のマットです。インナーマットよりもクッション性が高いものが多く、「キャンプでの快適な睡眠はスリーピングマットによって決定する」と言っても、過言ではありません。
スリーピングマットにはさまざまな種類があり、ウレタン素材のマットや空気を入れるエアータイプ、インフレータブルマットなどがあります。
スリーピングマットの種類と選び方
自分に合ったスリーピングマットを選ぶコツは、「マットの種類」と自身の「キャンプスタイル」の両方から考える必要があると思います。
ファミリーキャンプなのか、ソロキャンプなのか。また、重視するのは寝心地なのか、それとも持ち運びしやすいコンパクトさを重視するのか。
まずはスリーピングマットの種類を把握して、続いてキャンプスタイル別の選び方を考えてみましょう！
マットの種類を把握する
スリーピングマットの種類は、大きく分けて3つあります。
・クローズドセルマット（ウレタンマット）
「クローズドセルマット」は、空気が入っていないので、すぐに出したりしまったりできるのが特徴です。
パンクの心配がなく、地べたスタイルでは座布団としても使えるので、アクティブなスタイルを好むキャンパーに愛用者が多いです。
・インフレータブルマット
「インフレータブルマット」は、内部にウレタン素材のスポンジが入っていることが多く、バルブを開けておくとスポンジが空気を吸ってくれるので半自動的に膨張してくれます。
商品によりますが、地面の冷気を防ぐ能力が非常に高いマットです。
・エアーマット
「エアーマット」は、空気を入れるタイプのマットで、クッション性が非常に高いのが特徴です。
空気を抜くだけなので、撤収はスムーズです。
次のページでは、ソロキャンプ、ファミリーキャンプにおすすめのスリーピングマットを紹介します。
