キャンプにマットって必要なの? 寝袋だけじゃダメ? マットが大切な理由をシーズン&スタイル別に解説

公開日:2021 / 09 / 04
最終更新日:2021 / 09 / 27

キャンプにマットは必要?

スタイル別おすすめのスリーピングマット

「スリーピングマット」を選ぶときは「自分のスタイルは何か?」を意識すると選びやすいです。スタイル別に最適なマットを考えてみましょう。

アウトドアショップに4年勤めた経験から、キャンプスタイル別におすすめのマットをご紹介します。

ソロキャンプにおすすめのスリーピングマット

ソロキャンパーの方へおすすめするマットは、寝心地を重視するのか、撤収の楽さを重視するのかによって選び方が変わります。

例えば蛇腹のウレタンマットなら撤収はたたむだけであっという間です。クッション性と、コンパクト性を重視するなら、エアーマットかインフレータブルマットを選ぶことをおすすめします。

ソロキャンパーの中には、電車でキャンプ場まで移動するという人もいると思います。電車で移動するときに、かさばるマットや重いマットを選んでしまうと、電車内で邪魔になるだけでなく、移動も大変です。

ソロキャンパーのマット選びでは、コンパクトさ、軽さが重要な要素になります。

筆者がソロキャンプにおすすめするマットはこちら

ファミリーキャンプのおすすめスリーピングマット

ファミリーキャンパーの方には、マット同士を連結できる横幅が広めの「インフレータブルマット」をおすすめします。

おすすめする理由は、例えば広めのインフレータブルマットを2枚並べると、大人2人と子供1人の計3人でちょうどいい広さになること。寝袋も連結できるタイプを選んで上手く組み合わせれば、マット1枚と、寝袋1つを節約できます。

ファミリーキャンプは車での移動を想定しているので、マットのコンパクトさや重量よりも寝心地を重視すると選びやすいと思います。車中泊でもより快適に眠れると思います。

アウトドアショップ勤務時代、ファミリーキャンパーのお客様から「腰が痛くなる」という悩みを聞く機会が多かったです。なので、キャンプ場での家族サービスや帰りの運転もあると想定して、翌日に疲れが残りにくいクッション性重視のマットをおすすめします。

筆者がファミリーキャンプにおすすめするマットはこちら

シーズン別にスリーピングマットを考える

スリーピングマットは、商品によって違いはあるものの、大まかに使用季節を分類できます。

クローズドセルマット

クローズドセルマットは、冬を除く3シーズン向きです。断熱発泡素材なので、マットに接地している部分の体温を反射し、ほんのり暖かい。ある程度の冷気は、防いでくれます。

インフレータブルマット

最も使用季節の幅が広いのが、インフレータブルマットです。1年を通して使用できます。マットの断熱素材の質によってかなり変化しますが、地面からの冷気を大きく防いでくれます。

エアーマット

エアーマットは夏の使用がおすすめです。空気を入れるタイプなので、冬に使用すると、冷気も一緒に取り込んでしまい、マット自体が冷えてしまいます。

上記の特徴を考えるとキャンプに行く季節によって、選ぶべきスリーピングマットは変わります。

「マットはなくても問題ない」、「寝袋で大丈夫」と考えていると、翌日僕のように寝不足と腰痛のダブルパンチ…、ということになってしまうかもしれません。

キャンプを満喫するためにマットを使って快適な睡眠を!

これも体験談ですが、4月の下旬に本栖湖にあるキャンプ場に行ったとき、お昼は暑いくらいでしたが、夜は氷点下まで気温が下がりました。

場所によっては夏でも寒暖差が大きいキャンプ場があります。キャンプの夜は快適に寝て、翌日もしっかり外遊びを楽しむためにも、防寒機能がしっかりしている寝袋と断熱性が高いマットを用意しておけば安心感が違うと思います。

インナーマット、スリーピングマット、寝袋を上手に組み合わせて、翌日に疲れを残すことなくキャンプを楽しみましょう!

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沖田 ヒロキ

キャンプスタイルはソロキャンプ中心です。ボルダリングが趣味で外岩も登ります!

キャンプ歴5年。アウトドアショップで4年以上の勤務経験あり。

「インドア派がキャンプに出会って人生変わった!」をテーマに、発信しています!

ブログ:https://time-waits-for-no-one.com

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