日本で長らく続くキャンプブーム。世界的アウトドアブランドから小さなガレージブランドまで、多くのキャンプギアが販売されています。
しかしそれでも、キャンプ場に出かけると、自分と同じキャンプギアを使っているキャンパーさんと遭遇することって、結構ありますよね?
キャンプ用品は高価な製品も多く、せっかくだったら他の人と同じものではない、自分だけのものを持ってみたいと思ったことはありませんか?
そんな方には、月日とともに自分になじんでいくレザークラフト製品をワンポイントで使うのがオススメです。
この記事では世界で自分だけのキャンプ用品を持ってみたいという方に向けて、キャンプ向けのレザークラフトづくりも行う革職人集団「GENERAL STANDARD」をご紹介します。
キャンプ用品向けのレザークラフトとは?
キャンプ用品向けとして作られているレザークラフト製品には様々な種類があります。
OD缶カバーやスキレットハンドルカバー、ペグケース、ナイフケース等々、主にキャンプギアの保護具や収納ケースとして使われることが多いです。
インターネットで検索してみると、キャンプ用品向けレザークラフトの自作方法の情報は出てきますが、既製品として購入出来るサイトはあまり多くない印象です。
私自身、手先が不器用なため、レザークラフトを自作する自信がなく、あまり身近に感じてきませんでした。そう思う方は他にもいらっしゃるのではないでしょうか?
レザークラフトの利点は?
レザークラフトの利点の一つは何と言ってもデザイン。レザークラフトを使うとOD缶やCB缶といった少し無機的なデザインを、キャンプ場に溶け込むナチュラルな温かみのあるものに変えてくれます。
また、寒い日に金属製のギアやガスボンベを直に触るとかなり冷たく感じますが、レザークラフトを被せればそんなこともありません。手触りも気持ちよく、いつまでも触れていたいと思うくらいです。
革製品は、きちんとメンテナンスを施していけば長持ちしてくれるので、そういったところも利点といえるのではないでしょうか。
GENERAL STANDARDとは
DIYが苦手でレザークラフトは諦めようと思っているキャンパーさん、ちょっと待ってください。
今回ご紹介する革職人集団「GENERAL STANARD」はキャンプ向けのレザークラフトづくりを行っている団体で、既製品やオーダーメイドでの発注が可能です。
岩手山の麓にある八幡平市に工房をかまえ、財布やカードケースといった日用品から、警察手帳ケース、キャンプ向け革製品まで幅広く取り扱っています。
革へのこだわり
皮を革にするための工程は「なめし」と呼ばれ、「植物タンニンなめし」と「クロムなめし」に分かれます。
GENERAL STANDARDではすべて植物タンニンでなめしたものを使用。産地やなめしを行う職人の技術や方法によって、驚くほど変わる革を見極め、製品ごとに合った革を世界各国から取り寄せて使用しています。
タンニンなめしでなめされた革は、クロムなめしよりも年月とともに色合いや艶が変化しやすいとされていて、ユーザー自身とともに、年を経て変わっていきます。使い込むうちに、自分だけの製品となり愛着が湧いてきます。
写真画像は新品(写真左)と丁寧に扱いながら年月を経て色合いや艶が変化した同一製品(写真右)です。
筆者が購入してみた製品も写真左側のものと同じです。まだまだ色合いや艶も出ていない状態ですが、これから革をじっくりと育てていきたいと思っています。
「GENERAL STANDARD」キャンプ用品向け革製品の紹介
GENERAL STANDARDで取り扱っているキャンプ向けレザークラフトをご紹介します。
なお、オーダーメイド品と書かれている製品は、依頼内容によって料金が変動したり、納品までに時間がかかる場合があるため、詳細は公式HPでの発注時に確認が必要です。
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【ガスカートリッジの疑問をSOTOに聞いてみた】CB缶とOD缶の違い互換性など
OD缶カバー(オーダーメイド品)
サイズが「110」「250」「500」の3種類。革の色とステッチの色が選択可能です。(※イワタニのOD缶は別途費用が掛かります)
CB缶カバー(オーダーメイド品)
シェラカップ用ハンドルカバー(オーダーメイド品)
革の色、ステッチの色を選択可能。
斧用カバー・シースネックガード・グリップ(オーダーメイド品)
革の色・ステッチの色を選択可能。
Snow Peak フィールドバリスタ用レザーハンドルカバー(既製品)
色の選択が可能。
Snow Peak ローチェア30・ローチェアショート用レザーアームカバー(既製品)
Snow Peak たねほおずき用レザーシェード(既製品)
レザークラフトは自分自身と共に成長する相棒
レザークラフトは所有する人の生活が反映されていくものです。自身のキャンプ生活の思い出がどんどんと蓄積されていき、自分だけのオリジナル製品になるよう育てていく楽しみがあると思います。
もちろん自分でレザークラフトをする自信のある方はDIYに挑戦してみるのもいいと思います。私のようにちょっと自信が持てない方でもレザークラフトを手にしてみたいという方は「GENERAL STANDARD」さんに頼ってみるのもいいと思います。
それでは良いキャンプライフを!
GENERAL STANDARD
公式サイト:https://www.4358.info/home
WEB SHOP:https://gnrlstndrd.base.shop/