日本の皆さんは、北欧の“主食”というと何を思い浮かべますか?
北欧の国々では、寒冷な気候と粘土質な地質が原因で小麦の栽培が難しく、ライ麦やじゃがいもを多く栽培し、主食としています。また、酪農が盛んで乳製品をよく使うのが特徴です。
素材の味を生かしたシンプルな味付けで、実は日本料理と共通点がある北欧料理。調理方法もシンプルなので、キャンプ料理にもぴったりなんです。
今回はキャンプで手軽に作れる、じゃがいもや旬の野菜、牛乳を使った北欧フィンランドのレシピを2つ紹介します。
筆者は焚き火で調理しましたが、カセットコンロや炭火などで作ってみるのもいいですよ。
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夏の野菜スープ「ケサケイット(Kesäkeitto)」
初夏にとれる新鮮な野菜を牛乳で味付けした優しい味わいのスープ「ケサケイット Kesäkeitto」。
「ケサ(Kesä)」は夏、「ケイット(Keitto)」 はスープというフィンランド語で、ケサケイット(Kesäkeitto)は夏のスープという意味になります。
北欧フィンランドの夏は野菜が収穫される季節。人々は新鮮な野菜を料理して自然の恵みをいただきます。
新じゃが、にんじん、ブロッコリー、インゲンなど旬の野菜をふんだんに使うのが、本場フィンランド流。しかし今回はキャンプで調理するので荷物と手間を極力減らしたいのが正直なところです。
そこで、今回はスーパーで売っている洋風野菜ミックスを使って調理してみました。
にんじんやブロッコリー、カリフラワー、ヤングコーン、インゲンが入っているので具沢山のスープが作れそうですし、日本の厳しい夏のキャンプでは、クーラーボックスに入れているとはいえ、生野菜より冷凍野菜のほうが傷む心配が少なくて良さそうだと考えました。
材料(2人分)
じゃがいも 中2個
冷凍野菜ミックス 1袋
水 300cc
牛乳 200ml
小麦粉 大さじ1
コンソメ 半かけ
塩胡椒 お好みで
手に入ればディルというハーブを使うと、さらに本格的な味わいになります。なければそのままでも良いですし、お好みのハーブを散らしても良さそうです。
水と牛乳、コンソメの割合は好みに合わせて調整してみてください。現地のフィンランドでは塩胡椒のみで味付けするそうですが、日本人には少し物足りないので、今回はコンソメを半かけだけ入れたレシピで料理しています。
作り方
- じゃがいもを丁度良い大きさにカットする。筆者は皮付きのまま煮込むことにしましたが、皮あり・皮なしはお好みで。芽はきちんと取っておきましょう。
- じゃがいもと水、コンソメをダッチオーブンなどの鍋に入れ、火が通るまでしっかり煮込む。
- 冷凍野菜ミックスと牛乳、小麦粉を入れて弱火で煮込む。
- 塩胡椒で味を整え、好みのハーブを散らす(なくてもOK)
本来のケサケイットは冷製スープなんですが、せっかくのキャンプなので出来立てアツアツのスープをいただきます。パンとブルーベリージャムを添えて食べるのがおすすめです。
本当は北欧でメジャーなライ麦パンをスープのお供にしたかったんですが、なかなか手に入らないのでバゲットを準備してみました。もし本格的なフィンランドスタイルで食べたい、となれば自分で焼いたパンを持っていくのが良さそうです。
じゃがいも入りパンケーキ「ペルナリエスカ(Perunarieska)」
北欧の国々で主食としてよく食べられているじゃがいもは、さまざまなレシピがあり現地でとても親しまれています。
「ペルナ(Peruna)」はじゃがいも、「リエスカ(rieska)」は薄パンという意味のフィンランド語。フィンランドのスーパーでは、この薄焼きじゃがいもパンがよく売られています。
今回はキャンプで作るので、この薄焼きじゃがいもパンをダッチオーブンやスキレットで作るパンケーキ風レシピにアレンジしてみました。
材料(2人分)
じゃがいも 300g
牛乳 100ml
小麦粉 100g
卵 1個
小麦粉は薄力粉でも強力粉でもOK。筆者はそれぞれを半分ずつ入れてみました。
日本では手に入りにくいですが、全粒粉を使うと現地フィンランドのペルナリエスカの風味に近づきます。
下ごしらえ
じゃがいもはあらかじめ茹でてつぶしておき、ジップロックなどに入れてキャンプに持って行くと、調理の手間をグッと減らせます。
潰したじゃがいもはクーラーボックスに入れて、傷まないように持ち運んでください。
作り方
- スキレット、もしくはダッチオーブンをプレヒーティングしておく。
- 材料を全て混ぜ合わせて生地を準備しておく。
- 十分温まったスキレット(もしくはダッチオーブン)に生地を流し入れ、弱火〜中火でじっくり焼く。※生地は日本のホットケーキミックスよりベタベタしているので、よくかき混ぜて注意して流し入れること。
- ひっくり返せる程度に火が通ったら、生地を返して両面を十分に焼く。
じゃがいもの甘みがほんのり感じられる、もちもちした食感のパンケーキが出来上がりました。
本場のペリナリエスカは冷めてても美味しく食べられますが、今回はキャンプで食べるために、パンケーキ風にアレンジしたので、アツアツのままいただきましょう。
お好みでバターやブルーベリージャムを添えるのがおすすめです。
夏キャンプで北欧気分を
北欧の夏は夜になっても明るく、晴れの日々が続くので絶好のアウトドアの季節です。人々は外に出て思う存分太陽の光を浴び、キャンプやハイキングに出かけます。
夏にアウトドアを存分に楽しむのは、日本も同じ。今年の夏はお手軽な北欧フィンランド料理を作り、北欧気分を味わいながらキャンプを楽しんでみませんか。