ここ数年、世の中はキャンプブーム真っ只中。SNSで検索をかけると、たくさんの女子キャンパーたちが可愛らしいキャンプの様子やグッズを掲載しています。
また最近では、女子キャンプブームを加速させたとも言われている「ゆるキャン△」の映画化もあり、女性でも一人でキャンプをするという人が増えてきています。
やっぱり防犯面が不安
しかし、女子ならではの不安や危険もたくさんあります。残念ながら「女子だけのキャンプ」を狙って、悪いことを考えている人がいるのも事実です。
筆者は、実際に女子キャンプをしていて、男性キャンパーにしつこく声をかけられたという話を聞いたことがあります。筆者自身、初めて女子だけのキャンプをした際には「寝ている間に誰かが来たらどうしよう」と、いつもよりも不安な気持ちが大きかったことを今でも覚えています。
事前にしっかり準備をする
安全にキャンプを行うためには、防犯面に気をつける必要があります。事前にできる準備として、「キャンプ場選び」と「防犯グッズの入手」の2つがあります。それぞれ、見ていきましょう。
キャンプ場選び
まずは防犯面がしっかりとした、安全なキャンプ場を選ぶようにしましょう。
最低限の基準として、「携帯の電波が入る」「キャンプ場に24時間管理人が在住している」「夜間はキャンプ場が施錠される」の3点は特におさえておきたいポイントです。
携帯の電波が入らないところでキャンプをしていると、何かあった時にすぐに危険を周りに伝えることができません。24時間管理人が在住しているキャンプ場を選ぶのも同じ理由からです。加えて、誰かが常にいるということは、犯人への抑止力にもなります。
また、夜間に施錠されるキャンプ場であれば、キャンパー以外の侵入を防ぐことができます。
ファミリーキャンパー向けの高規格なキャンプ場は防犯面がしっかりしているところが多いので、キャンプ場を選ぶ際には候補に入れることをおすすめします。
防犯グッズを手に入れる
お店で売っている防犯グッズも、安全なキャンプをするには必要不可欠です。例えば防犯ブザーや笛、南京錠などがあります。
防犯ブザーや笛は何か身に危険なことがあったとき、すぐに周りに知らせることができます。また、急に大きな音がすると、犯人も焦って逃げていくこともあるので、身につけておくと良いでしょう。
南京錠はテントに付けるためのものです。誰かが故意にテントを開けようとするのを防ぐ役割があります。南京錠の鍵を無くすのが不安な場合は、ダイヤル式の鍵にすると良いでしょう。
テントの前に男性用の靴を置いておくのも、簡単にできる防犯対策の一つとしておすすめです。
キャンプ当日もしっかり気をつける
事前の準備をしただけで安心してはいけません。キャンプの当日にもしっかりと気を付けておく必要があります。
隙を見せない
まず1番大切なことは、隙を見せないことです。
例えば、ギアをサイトの色んなところに放置したままにしておいたり、お酒を飲みすぎて酔っ払いすぎてしまったり、といったことがないよう気を引き締めましょう。
そして、防犯グッズなどの対策をしっかりしていることを周囲にアピールするようにし、凛とした態度で隙を見せないようにしましょう。
SNSにも注意
「楽しい時間やお洒落なキャンプの様子をみんなに見て欲しい!」と、すぐにSNSにアップしてしまうかもしれませんが、それはちょっと待って下さい!
撮影した写真からあなたのいる位置情報がバレてしまうことがあります。SNSにアップするときには自分の位置情報がバレないように、目印となる物が映り込まないようにするなど、撮影方法を工夫したり、日程をずらしてアップしたりするようにしましょう。
その投稿を見て、女子だけでキャンプしていることを知って狙ってくる人がいるかもしれませんので、「その投稿は本当に必要か」をアップ前に考えてみるといいでしょう。
これはキャンプだけに限りませんが、SNSの公開範囲を制限していない人は特に注意が必要です!
携帯電話の充電を怠らない
緊急時にすぐに通報できるよう、電池の残量には普段以上に気を配りましょう。そして、肌身離さず携帯電話を持ち歩くようにしましょう。就寝時にも枕元に置いておいたり、服のポケットに入れておいたりすると安心です。
できるだけ夜間の単独行動は避ける
複数人でキャンプをする場合、夜間にトイレなどへ行く際には2人以上で行動するようにしましょう。
ソロキャンプの場合は2人以上での行動が難しいかと思いますが、それでも、人気の少ない時間帯に水場などへ出掛ける、といった行動は極力避けるようにしましょう。
就寝時にもランタンを暗めに灯しておく
就寝時、真っ暗になってしまうと不安も募るかと思います。眠りを妨げない程度に、LEDランタンを暗めに設定して灯しておくと、防犯面でも効果があってよいでしょう。オレンジ色の明かりであれば、気持ちもどこかほっとしますよ。
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対策をしっかりして安全で楽しい女子キャンプを!
残念ながら「女子だけ」ということを狙って悪いことを考えてしまう人がいるのも事実ですが、だからといって楽しいキャンプを諦めるのは悲しいですよね。
上記の対策をすべて行ったからと言って、必ずしも万全であるとは限りません。常に危険と隣り合わせであることを頭に置きながら、しっかりと準備・対策をして、女子キャンプを思いっきり楽しみましょう!