近年、急速に人気が高まっているキャンプ。その人気の高まりとともに問題となっているのが、キャンプ場でのマナーです。
本記事では、その中でもトラブルの原因として多い「騒音」について、よくある事例やトラブルに巻き込まれない対策をご紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
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キャンプ場での騒音が引き起こすトラブル
キャンプ場での騒音は、トラブルの大元です。
まずは、どのようなトラブルが起こり得るか見ていきましょう。
隣サイトから直接苦情を言われる可能性が
トラブルの中でも多いのが、隣のサイトから直接苦情をもらうこと。
キャンプ場によっては隣のサイトとの距離がかなり近く、声や音が届きやすい事があります。キャンプ場は静かな場所なので、日常生活では問題のない音量でも、騒音だと捉えられてしまうことも。
暴力沙汰になることも
騒音が原因で、暴力沙汰になる事もあります。
筆者も実際に、軽い口論から喧嘩に発展してしまった場面を目にしたことがあります。お互いにお酒を飲んでいる様子でしたが、隣のサイトの騒音に対して注意したことが発端だったようでした。
キャンプ場では、お酒を飲んでいる方も多くいます。
酔っ払っている状態では、ただの軽い注意から、暴力沙汰に発展する可能性も十分あり得ます。
管理人から使用禁止を通達されることも
前述したようなトラブルが起きた場合、キャンプ場の管理人から使用禁止を通達される可能性もあります。
キャンプ場で口論や喧嘩などのトラブルがあると、その場の雰囲気が一気に変わってしまい、まわりもキャンプを楽しむどころではなくなってしまいます。
キャンプ場運営側も、そんなトラブルの原因となった人にもう一度来てほしいとは思いませんよね。使用禁止を通達されると、2度とそのキャンプ場を使用できなくなってしまいます。
騒音マナーを守るために大切なこと
騒音マナーを守るために意識しておかなければならないことは、以下のようなことです。
キャンプ場の消灯時間を確認
ほとんどのキャンプ場では、消灯時間が決められています。消灯時間を過ぎた後は、灯りを消して静かに過ごすのが決まりです。
消灯時間を過ぎた後に大きな声で談笑をしたり焚き火を行ったりすることはマナー違反なので、気をつけましょう。
片付けは朝行う
片付けの時間にも注意が必要です。片付けも騒音の原因となりますので、消灯時間を過ぎている場合は、次の日に持ち越しましょう。
稀に、消灯時間を過ぎてから片付けを始めるキャンパーさんを見かけますが、物を動かす音、足音、水道の音など、テントの中にいてもハッキリと聞こえてきます。
いくら気をつけていても、片付けの音は静かなキャンプ場ではとても響きます。消灯時間以降に行うのはやめましょう。
スピーカーの音量は小さめに
自然の中で好きな音楽を聴きながら過ごすのは非常に快適ですが、音量には気をつけましょう。
スピーカーの音は、意外と遠くまで響きます。
実際に隣のサイトと近いところまで行き、自分のサイトの音楽が聞こえないか確認してみるとよいでしょう。
やむを得ない騒音が予想される場合
騒音にならないよう最大限配慮をすることが大切ですが、小さいお子様がいる場合など、静かに過ごすことが難しい場合もありますよね。
そんな時にも、トラブルに繋がることの無いように、できる限りの対策をとりましょう。
隣のサイトの方に挨拶をしておく
子供の泣き声などで周りに迷惑がかかることが考えられる場合は、事前に隣のサイトに挨拶をしておくと良いでしょう。
子連れであること、なるべく配慮をすることなどを伝えておくと、実際に迷惑がかかってしまった際にも、トラブルにつながることが少なくなります。
暗い中で声をかけられるのはびっくりするので、挨拶のタイミングは明るい時間で。食事のタイミングも避けるようにしましょう。
周りに迷惑のかかりにくいサイトを予約する
できるだけ周りへの影響が少ないキャンプ場を探しましょう。
サイト間の距離が広めのキャンプ場がおすすめです。
また、予約時にサイトを細かく指定できるようであれば、ひとつだけ離れた場所にあるサイトや、1番端のサイトを指定しましょう。1番端のサイトであれば、挨拶をするのも1つのサイトのみで済むので、少し気楽ですよね。
子連れキャンプはファミリー層が多いキャンプ場で
大人のみでの使用がNGという、ファミリーキャンプ専用のキャンプ場があります。
また、1つの区画がファミリーキャンプ専用になっているキャンプ場も沢山あります。そのようなキャンプ場を予約すると、子供の声などでトラブルになる事は少ないでしょう。
なお、ファミリーキャンプ向けのキャンプ場は、夏休みや土日は特に混みやすいです。早めに予約することをおすすめします。
騒音マナーを厳守してお互いに楽しめるキャンプを
せっかくのキャンプを楽しいものにするためにも、最低限の騒音マナーを知り、やむを得ない場合には、最大限の配慮をする事が大切です。
日常から離れ、リラックスする時間だからこそ、マナーの範囲内で楽しむことを心がけましょう。