琵琶湖畔の「SHIRAHIGE BEACH(白ひげビーチ)」でアクティブにキャンプ!現地でSUP体験レポート

公開日:2022 / 09 / 23
最終更新日:2022 / 09 / 23

日本一大きな湖といえば滋賀県の琵琶湖。その湖畔沿いには数々のキャンプ場が点在しています。その中から今回は県北西部に位置する高島市の「SHIRAHIGE BEACH(白ひげビーチ)」を取り上げます。

このキャンプ場では、湖畔でキャンプやBBQを楽しめるのはもちろんですが、種類豊富なアクティビティを体験できるのが特徴です。水上アスレチック、カヌー、フライボードなど広大な湖を活かしたウォータースポーツは家族連れからも人気を集めています。

筆者も現地で「SUP(サップ)」に初挑戦してみました。SUPとはボードの上に立ち、パドルを漕いで進むスポーツです。まるで水面を歩くような感覚は見た目以上に爽快でした。体験レポートで詳しく紹介します。

目の前に琵琶湖を臨むキャンプ場


はじめに「SHIRAHIGE BEACH(白ひげビーチ)」の基本的な情報をまとめておきます。

営業期間&アクセス

キャンプ場は通年営業(年末年始、木曜休み)しています。アクセスは京都、大阪方面から車で約1~2時間、最寄りのJR近江高島駅から徒歩約20分です。テントサイトのすぐ近くにビーチがあるので開放感は抜群です。

予約&料金について

利用には予約が必要です。1泊の料金はテントが3000円、バンガローが12000円~となっています。別途入場料が1人500円(小学生以上)かかりますが、トイレや更衣室、シャワー、共同炊事場などの利用が可能です。駐車場は乗用車250台を収容できる広さがあるので安心です。駐車料金は乗用車が1000円~となっています。

周辺情報

周辺に魅力的なスポットもあります。
車で約15分の場所に「天然温泉 比良とぴあ」があり、気軽に温泉を利用できるのはうれしいですね。さらにすぐ近くにはパワースポットとしても有名な白髭神社があります。湖の中に浮かぶようにして朱塗りの鳥居がそびえる様が広島県の世界遺産・厳島神社を思わせることから「近江の厳島」とも称されます。アクティビティによっては鳥居を間近で見ることもできますよ。

琵琶湖を遊び尽くすアクティビティ


キャンプ場から目と鼻の先にあるのが白ひげビーチです。白砂のビーチは約400mも続いており、広々と遊ぶことができます。遊泳期間は毎年7月~9月頃に限定されますが、そのほかの期間でも湖で楽しめるアクティビティはあります。

例えば、水上アスレチックには滑り台やトランポリンが設置され、子どもから大人まで十分に楽しめます。SUPやカヤックの体験は白髭神社の鳥居に近づいて湖上参拝することができます。

9月中旬以降はeMTB(電動アシスト付自転車のマウンテンバイク)の体験もできます。白ひげビーチを出発してトレイルを疾走するツアーで、電動アシストなので初心者でも坂道を楽に進むことができます。

実際にSUPに挑戦してみた

アクティビティの中でもSUPとeMTBは「京都SUP」で事前に予約すれば初心者でも気軽に遊ぶことができます。今回筆者はSUPの体験を予約して現地に伺いました。


SUPとは「Stand Up Paddle(スタンドアップパドル)」の略称です。サーフボードを大きくしたような形状のボードで安定感があります。座ったままでも立ち上がっても比較的楽に漕ぐことができます。


参加したのは午後2時30分開始の部です。白ひげビーチに到着したらまず受付を済ませます。ボードやライフジャケットは体験料金(1人4500円)に含まれています。準備するものは濡れてもよい動きやすい服装や着替え、体験中の飲み物くらいです。小学生未満の子どもは保護者と相乗りで参加することもできます。


出発前にはインストラクターから説明を聞きます。コースはビーチから白髭神社の鳥居までの約800mを往復です。この日は風もなく条件がよいとのことでした。基本的な漕ぎ方や立ち上がるためのコツ、水に落ちた時の対処法など一通り聞きます。


いよいよ出発です。まずは座った状態で練習します。思った以上に安定していて10分ほどである程度は自由に漕げるようになりました。ゆらゆらと少し揺れるボードの上でバランスを取りながら水面を進むのは思っているよりも全身運動なので挑戦しがいがあります。


慣れてきたら立ち上がって漕ぐことも難しくありませんでした。


周りの参加者も次々と立ち上がっていきます。中にはバランスを崩して落ちる人もいましたがライフジャケットを着ているので安心です。


順調に漕ぎ進めていくと白髭神社の鳥居が次第に近づいてきます。


途中で浜に乗り上げて少し休憩しました。参加者が順番に鳥居の前で記念撮影していきます。帰りは漕いできたルートを引き返し、ビーチに到着したら借りたものを返却して終了です。


水に落ちるのが心配な方でも体験中はインストラクター数人が常に周りで見守ってくれているので安心して楽しめます。筆者も何度か落ちましたが、むしろ涼しくて気持ちよく感じました。

最近ではSUPの人気が高まり、海や川、湖で見かける機会も増えました。ただ、実際にやってみないとなかなか楽しさは伝わらないようにも感じました。

白ひげビーチでは11月末までは楽しめるので興味のある方はぜひ挑戦してみてください。

「SHIRAHIGE BEACH(白ひげビーチ)」基本情報

住所:〒520-1122 滋賀県高島市鵜川1091
公式URL:https://shirahige-hama.com/
※掲載内容は2022年9月20日現在の情報です。最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。

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ブッシュトモロー

アウトドアライター。新聞記者を経てフリーに転身。アウトドア業界や野外活動の現場で取材執筆に携わる。主に夏は登山、冬は狩猟という生活スタイルで、ネタと獲物を日々追っている。
Twitter:@bush_tomoro

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