日頃からアウトドア趣味を楽しむ筆者。ソロキャンプにマウンテンバイク(MTB)、SUPなど、50代を迎えてもアクティブに過ごしています。
カヤックもその一つ。今回は多摩川を仲間とカヤックで下る計画を立てました。
カヤックで御岳から多摩川を下ってみた
ある8月の平日。真っ青な空の下、折畳みカヤックの荷物を抱え、奥多摩の御嶽駅に降り立ちました。
カヤック経験者の男2人で、青梅市の御岳橋から釜の淵公園までの多摩川下りにチャレンジしようという計画です。
使用するカヤックは、以下の通り。
筆者は「アドバンスドエレメンツ・ファイヤフライ2」
同行者は「KOKOPELLI(ココペリ) リーコン」
2艇とも空気を入れて膨らますモデルです。
リーコンはホワイトウォーター(波が白立つ流れの激しいポイント)でも小回りの効きやすいモデルですが、筆者のモデルはホワイトウォーター用と比べると全長が長く、どこまで通用するのか未知数でした。
多摩川の上流は流れも激しく、岩場や瀬も多く危険な為、同行者と共に2人体制でチャレンジする事にしました。
御嶽駅からスタート
今回の行程を紹介しましょう。
まずは電車で御嶽駅まで行き、そこから多摩川河川敷まで徒歩で移動。
そこでカヤックの準備をして出艇することにしました。。
ゴールに設定したのは、釜の淵公園。
上陸してカヤックを折り畳み、青梅駅まで歩いて電車で帰宅と言う計画です。
出艇地点や上陸地点は、事前にGoogleマップで調べた上で、念のため実際に下見に行っておきました。
自転車であれば約30分、車なら20分程度でいける距離も、うねった川ではざっくり計算して3時間位と予測しました。昼過ぎには釜の淵公園に到着する予定です。
御嶽駅から河川敷までは、徒歩10分もかからずに降りられます。土日は釣り人も多いらしいのですが、平日とあってか片手で数えられるほどでした。
適度な平場を見つけて、カヤックを組み立てて…いよいよ出艇です!
「歯っ欠け岩」「立て沈の瀬」で撃沈!
御岳橋の下流から、沢井駅近くの楓橋の区間は、特に大きな岩場や落ち込み、瀬などが続きます。はっきり言って初心者には全くお勧めできません。
岩に頭をぶつける事もあるので、同行者共にヘルメット着用で臨みました。
筆者はホワイトウォーター初体験。使用するカヤックもホワイトウォーター向けではないので、ドキドキしながらスタートしました。
速い流れと格闘しつづけ、なんとか激流の操船に慣れてきたと思ったら、大きな岩の連続が続くエリアでバランスを崩して真横を向くこと数回。
「立て沈の瀬」と言われるポイントで、完全にコントロールできなくなり、無惨にも撃沈!
流れの緩やかなポイントで「沈(ちん)する※」事態は何度か体験しているので慌てませんが、激流では勝手が違いました。
※「沈する」はカヌー用語で水中に沈んでしまうこと
ホワイトウォーター経験者の同行者に助けて貰いながら、何とか水流が緩やかな「トロ場」に逃げることが出来ました。
ちなみに荷物は全て防水バックに入れ、カヤックにゴムバンドで固定していた為、激流で紛失する事はありませんでした。カヤックに挑戦する方は荷物の固定をしっかり行いましょう。
まさかの撃沈の連続!
その後、流れが緩やかなポイントがあり、美しい自然の景色を眺めたりしていましたが…やはり油断は禁物。
何とホワイトウォーター経験者の同行者も、撮影に夢中になっていて岩に捕まり撃沈!
実はミラーレス一眼での撮影をお願いしていたのですが、まさかの水没。Amazonで買った防水ケースにカメラを入れていたので、大丈夫だろうと思っていたのですが、帰宅後に全ての撮影データが飛んでしまう最悪の事態が起きました。
2人でまったりトロ場を漂った写真や、筆者が撃沈した決定的瞬間の写真などは、全て水の泡と消えました。
やはり、侮れないですね、多摩川上流。
ということで、この記事で予定していたデジカメの写真が全てダメになりました。筆者のiPhoneとアクションカメラからのラインナップとなりますがご了承ください。この失敗は次回に生かしたいと思います。
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