本企画は、各メーカーから最新モデルや人気のテントをレンタルし、カタログやWEBで見ただけでは分からない、実際に設営したからこそ感じるその製品の魅力や違い、設営のワンポイント等をお伝えする体験企画です。
今回は、「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」の人気テント「ランダー4」と「ランダー6」、この2つのテントを、当メディアが運営するキャンプ場「LANTERN CAMPING FIELD MORIYA(茨城県守谷市)」で設営してきました。実際に設営したことで感じた、2つの人気テントの“違い”をお伝えしていきます。
また、この商品の購入方法をメーカーに聞いてみました。ランダー4もランダー6も、ザ・ノース・フェイスのオンラインストアでは「在庫なし」の状態が続いています。在庫のある直営店はあるのか、また再入荷がいつ頃になるのかもメーカーに聞きました。
購入をお考えになられている方は必見ですよ!
公式サイトでは「在庫なし」(※2022年11月16日時点)。
・ランダー4とランダー6の設営方法の違いと注意点
・ランダー4とランダー6の商品データの違い
・ランダー6とエバベース6の商品データの違い
・メーカーに聞く「ランダー4」「ランダー6」の購入方法
「ランダー4」と「ランダー6」。設営方法の“違い”
設営方法の違いをランダー6の設営する手順を通して、ご紹介します。
ランダー6の設営方法とランダー4との相違点
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- スタッフバッグから全ての商品を取り出します。
付属品の相違点は、
・ランダー6には共通のグレー、オレンジに加えて、ブラックポールがあること。
・ランダー6はランダー4よりも2本ペグが多いこと。 - フライシートを広げ、グレーポール2本を同色のスリーブに通していきます。相違点は、
ランダー6はランダー4よりも1ヵ所ウェビングテープのバックルが多いこと。 - グレーのポールを同色のグロメットに差し込み後、ポールを立ち上げます。
※設営のワンポイントアドバイス
グロメットには2ヵ所の差し込み口があり、設営時に迷うこともあるかもしれません。その使い分けは、風が強い等でよりテンションをかけたい時は内側、それ以外は外側など、テンションを変える為となっています。 - フライシート上部のオレンジのスリーブに、オレンジポールを通し同色のグロメットに差し込みます。
今回は、外側のグロメットにポールを差し込んでいます。 - フライシート上部前方のブラックのスリーブに、ブラックポールを通します。相違点は
・ランダー4にはブラックポールがないため、この工程がないこと。
- 立ち上げたポールに本体に付いているクリップを引っ掛けていき、グレーポールとオレンジポールが交差している所は、面ファスナーをリングに通して固定します。
- ブラックポールを同色のグロメットに差し込み、本体にクリップを引っ掛けます。あとはテントの設営位置を決めて、ペグダウンします。相違点は
・ランダー4にはブラックポールがないため、ペグダウンするだけになります。
ランダー6の方がブラックポール1本分、設営時間を要しましたが大きな差ではありませんでした。
同色のスリーブにポールを差し、グロメットに差し込んでポールを立てて固定していくという分かりやすさで、キャンプ初心者の方でも悩まずに設営することができるテントと言えます。
ランダー4とランダー6の商品データの“違い”
続いて、ランダー4とランダー6、それぞれの商品データから違いを確認してみましょう。ランダー4とランダー6のテント生地は、
・<キャノピー>75D ポリエステルタフタ
・<フロア>150D ポリエステルオックス 10,000mmPUコーティング
・<フライシート>75D ポリエステルタフタ 2,000mmPUコーティング
どちらも同じ仕様になっており、カラー(ニュートープグリーン)も一色で違いはありません。それでは、数値にはどのような違いがあるのでしょうか?公式サイトより、下記に商品データの数値の違いを抽出し、まとめてみました。
ランダー4(Lander4) ランダー6(Lander6) 価格 ¥55,000(本体¥50,000) ¥71,500(本体¥65,000) 収容人数 4名 6名 フロアサイズ 224×244cm 264×305cm ポール本数 3 3+1 収納サイズ 69×26cm 82×26cm 重量 約6.84kg(本体約2,550g、インナー約1,860g、ポール約1,490g、ペグ約785g) 約10.67kg(本体約3,730g、インナー約2,540g、ポール約3,450g、ペグ約785g) 立面図
※画像:公式サイトよりランダー6はランダー4と比べ、前室があり全長が135cm、全幅が55cm、全高が25cmとひと回り大きい仕様となっています。
インナーテントは両方とも吊り下げ式の仕様ですが、6名まで就寝可能ということやサイズ以外で特筆すべき点は、
ランダー6は、チェアやテーブル等を展開できる十分な広さのある前室に加えて、サイドもオープンにできる2ヵ所の大きなドアがあることです。収納用のポケットが付いており、前室を利用する時に便利です。
ランダー6とエバベース6の商品データの違い
先ほどお伝えしたランダー4とランダー6のフロアサイズは、ランダー4が約3.5畳、ランダー6が約5.2畳という違いがありました。
なお、ランダー6のフロアサイズは、ザ・ノース・フェイスの別モデルであるエバベース6とほぼ同じ大きさを誇り、大人数での利用ができます。ランダー6とエバベース6の商品データの違いも見てみましょう。
ランダー6(Lander6) エバベース6(Evabase6) 価格 ¥71,500(本体¥65,000) ¥66,000(本体¥60,000) 収容人数 6名 6名 フロアサイズ 264×305cm 280×280cm ポール本数 3+1 5 収納サイズ 82×26cm 25×68×25cm 重量 約10.67kg(本体約3,730g、インナー約2,540g、ポール約3,450g、ペグ約785g) 約9.55kg(本体約3,270g、インナー約2,255g、ポール約3,270g、ペグ約560g) 立面図
※画像:公式サイトより生地 <キャノピー>75D ポリエステルタフタ
<フロア>150D ポリエステルオックス 10,000mmPUコーティング
<フライシート>75D ポリエステルタフタ 2,000mmPUコーティング<キャノピー>ポリエステルメッシュ
<フロア>150D ポリエステルオックス 10,000mmPUコーティング
<フライシート>75D ポリエステルタフタ 2,000mmPUコーティングテントの生地に若干の違いがあるものの、サイズや重量に大きな違いはありません。ユーザーが利用するシーンで好みが分かれてくると思います。エバベース6は、キッチンやリビングとして使える大型シェルターとして使うこともでき、エバカーゴとドッキングできるという拡張性の高さも魅力です。
また、エバベース6は、フルインナーで使用すると前室がない形になります。ハーフインナーを使用することで寝室とリビングにわけるスタイルも一考です。
エバベース6の設営レビューはこちらで。
メーカーに聞く「ランダー4」「ランダー6」の購入方法
ザ・ノース・フェイスのランダー4とランダー6、記事公開時点でどちらもオンラインストア、全国のザ・ノース・フェイス直営店ともに在庫なしの状態となっています。再入荷予定時期をメーカーに聞くと、ランダー6は11月にオープンした恵比寿ガーデンプレイス店のみ、年内の再入荷が予定されているようです。一方、ランダー4の方は、納期未定とのこと。
デザイン性の高さ、設営のしやすさに加えて、値段も手を出しやすい「ランダー4」「ランダー6」。購入を希望されている方は、再入荷を楽しみにお待ちいただければと思います。入荷時期等のお問い合わせは、下記THE NORTH FACE CAMP 恵比寿ガーデンプレイス店か、THE NORTH FACE CAMP のECサイトへお問い合わせください。
お問い合わせ
・THE NORTH FACE CAMP 恵比寿ガーデンプレイス店
所在地:東京都渋谷区恵比寿4-20-7 恵比寿ガーデンプレイス センタープラザ1F
電話番号:03-6432-5380
営業時間:10:00~20:00・「THE NORTH FACE CAMP」ECサイト
https://www.goldwin.co.jp/tnf/camp/「ランダー4」「ランダー6」「エバベース6」
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