冬キャンプは敷居が高いと思われがちですが、しっかりと準備すればそこまで難しくはありません。空気が澄むので夜景が星空をキレイに見ることができ、焚き火が楽しいなど魅力がたくさんあります。
今回は冬キャンプを快適に過ごせるマストアイテムを紹介します。ぜひ参考にして下さい。
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水を使用しない食器洗剤
冬のキャンプで苦痛なのが冷たい水で洗い物をすることです。冷たすぎて手が痛くなることも多々あり、そこまでしたのに油汚れは水では落ちにくいです。
お湯の出る炊事場があるキャンプ場は、人気の高規格キャンプ場であることが多いので、予約が取れないこともありますよね。
そんなときに活躍してくれるのが、水を使用しない食器洗剤。洗い流す必要がなくスプレーしてキッチンペーパーで拭き取るだけで、次回使用するときに軽く水で流して使用します。これだけでしつこい油汚れも落ちますし、不安でしたら家に帰ってから洗ってもいいでしょう。筆者が愛用しているおすすめ2品を紹介します。
エコキッチンクリーナー
洗浄成分である界面活性剤をわずか1%に抑え、98%以上が水でできたクリーナーです。植物由来の洗浄成分は1週間で100%生分解されるので環境に負担をかけません。しつこい油汚れもすばやく分解し、サラサラにしてくれます。
使い方は汚れに直接スプレーしキッチンペーパーで拭き取ればOK。次回使用するときは軽く水で流してから使用するだけです。
JUST WIPE
これさえあれば冷たい水で洗い物をすることや、炊事場までの移動を軽減してくれるでしょう。
使い捨てないカイロ
手先を暖めてくれるカイロは冬キャンプの必需品ですが、環境のことを考えると使い捨てカイロはよくありません。
そこでおすすめなのが繰り返し使えるカイロです。ベンジンを利用するのですが、暖かさが持続するのは最大で約13時間。使い捨てカイロよりもはるかに長く、低コストで暖かいのが特徴です。
ハクキンカイロ
愛されて90年以上のハクキンカイロです。繰り返し使えるカイロの代表的な製品。交換部品の販売もしておりメンテナンス性も抜群です。デザインもレトロでおしゃれなので持っていても楽しい商品です。
ストーブ
冬キャンプで欠かせないのがストーブです。キャンプでよく使われているのが、石油ストーブと薪ストーブになります。
石油ストーブの特徴は、燃料がコストの低い灯油なので、薪が燃料の薪ストーブに比べて圧倒的に安いということです。暖かさは薪ストーブに比べると劣りますが、真冬でも十分暖かいので使えます。
薪ストーブは他のストーブに比べて圧倒的に暖かいのが特徴です。窓が付いているタイプの薪ストーブなら、炎を見ながら寛ぐことができます。ただし、薪の消費量が多くなるので、燃料代が高くなってしまいます。
ポータブルタイプだと、カセットガスを燃料とするストーブもあります。最近だとセンゴクアラジンのポータブルストーブが人気になっています。
電源付きサイトを予約できた場合には、電気ストーブや一酸化炭素の出ない小型のセラミックファンヒーターを利用するのもいいでしょう。
ストーブは冬キャンプには欠かせないアイテムですが、テントメーカーの多くは基本的にテント内での火気を使うストーブの使用を禁止しています。一酸化炭素中毒や火事の危険性があるので、テント内で使用は控えましょう。
パセコストーブ 対流型 石油ストーブ WKH-3100S
現在ラインナップは2種類あり、人気が高いのはWKH-3100Sです。火力は十分あり、コンパクトで持ち運びしやすいので冬のキャンプサイトで使いたくなるアイテムです。
ポータブル電源
ポータブル電源はアウトドアだけでなく災害時にも注目されているアイテムです。販売しているメーカーも増えており、SNSでも見かけることが多くなりました。
また、コロナ禍でリモートワークやワーケーションが広がることでポータブル電源の需要も高まっています。
デザインもスタイリッシュでおしゃれなものが多く、キャンプサイトでも映えるでしょう。
ポータブル電源があれば電源サイトを予約する必要はありません。ホットカーペット、電気毛布が使えますので、冬キャンプがますます快適になるアイテムです。
ジャクリ1000
ジャクリはポータブル電源で全世界販売台数No.1のグローバルブランドです。さまざまメディアでも紹介されているので見たことがある人も多いのではないでしょうか。見た目もスタイリッシュで持ち運びしやすいのが特徴。3年保証なのも安心です。
防寒ブーツ
冬の野外に長時間いると思いのほか足先が冷えます。そんな冬キャンプに活躍するのが防寒機能を備えた防寒ブーツです。
いろいろなメーカーから販売されており、冬のキャンプサイトで過ごす際の必需品と言えるかもしれません。
ブーツを選ぶ際、ソールが滑りにくくなっているか、確認することをおすすめします。雪の中でキャンプしたときも滑りずらくなります。また、太平洋側に住むキャンパーさんにとっては、慣れない急な雪の際にも雪の積もった路面を安心して歩くことができますよ。
ワークマン 防寒ブーツ 氷雪耐滑ケベックNEO
丸い形状の綿がブーツ内に敷き詰められていて暖かいです。また、ソールに滑りにくい素材も使われているので雪中キャンプにぴったりのアイテムです。価格もリーズナブルでお財布に優しいですね。
焚き火台
ストーブがあれば必要ないと思われるかもしれないですが、焚き火台も用意しておくと寒さ対策は万全です。
焚き火は前方しか暖かくないので、背中にストーブを置いておくと前後でかなり暖かくなります。真冬は焚き火とストーブをダブルで使用することで寒さをしのぐことができますよ。
焚き火の良さは視覚からも暖かくなることです。炎を見ることで安心する気持ちにもなりますので精神的にも穏やかになります。冬の焚き火は格別だと感じることができるでしょう。
スノーピーク(Snow Peak)の焚火台
耐久性に優れたタフさで、元祖でありながら今なお焚き火台と言えばスノーピークのこのアイテムが人気です。
ひざ掛け
あるのとないのでは段違いなのがひざ掛けです。持っていて損はないと感じるアイテムです。保温性の高いキルティング素材のひざ掛けが筆者のおすすめです。
焚き火の前で使用するときは火の粉に注意しましょう。難燃素材を使ったひざ掛けを用意するのもありですね。
Putian メリノウールブランケット キャンプ用
難燃性の素材を使用しているので火の粉によるダメージに強いです。また、暖かなメリノウールを25%使用しているのも嬉しいポイントですね。
しっかりと装備して冬キャンプを楽しもう!
筆者個人としては、冬キャンプはしっかりと備えておけば難しいことはありません。
夏キャンプに比べると荷物は多くなりますが、不快な虫に悩まされることなく快適です。そして空気の澄んだ冬でしか体験できない景色や星空を見ることができますよ。
とはいえ油断は禁物。特に山間部の雪中キャンプは、天候次第でキャンプ自体の中止も視野に入れながら行動しましょう。
しっかりと装備をして冬キャンプを楽しんでくださいね。