本企画は、各メーカーから最新モデルや人気のテントをレンタルし、カタログやWEBで見ただけでは分からない、実際に設営したからこそ感じるその製品の魅力や違い、設営のワンポイント等をお伝えする体験企画です。
今回は、「ZANE ARTS(ゼインアーツ)」の人気テントを、当メディアが運営するキャンプ場「LANTERN CAMPING FIELD MORIYA(茨城県守谷市)」で設営してきました。
・第一弾:「OKITOMA-2(オキトマ2)」
・第二弾:「ZEKU-M(ゼクーM)」
・第三弾:「GIGI-2(ギギ2)」
と三回に分け、実際に設営したことで感じた、この商品の人気の秘密を考察してみたいと思います。
目次
・ZEKU-M(ゼクーM)の設営方法と注意点
・ZEKU-M(ゼクーM)の特長
・ZEKU-M(ゼクーM)とZEKU-L(ゼクーL)商品データ比較
ZEKU-M(ゼクーM)の設営方法
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- スタッフバッグから全ての商品を取り出します。
付属品は、- 本体
- リビングシート
- エクステンションフレーム×3
- センターポール×1
- 3mロープ×21
- 1.5mロープ×3
- スタッフバッグから全ての商品を取り出します。
となっています。
注意点1
2022年の仕様変更により、Yペグ・Vペグ・トライアングルハンガーが付属品より削除されました。設営するにはペグが別途必要になります。
- グレーのビルディングテープのコーナーにある4カ所のグレーのロープをペグで固定し、長方形を作ります。
- センターポールをテント本体内に入れ、テント中央部より頂点を押し上げます。
注意点2
前工程でペグ固定がされているので、この時点でテントは自立します。自立しない時は、グレーのビルディングテープがしっかりと張っているか確認をしてください。 - 2カ所残っているボトム部分のコーナーにペグを打ち込みます。
注意点3
この時点で六角形が完成します。グレーのビルディングテープ4カ所固定、センターポール差し込み、残り2カ所固定の順で作業を行なってください。 - エクステンションフレームを取り付けます。コーナーにあるクリップをフレームに差し込み、バックルとフックで固定します。
注意点4
エクステンションフレーム上部の取り付け方法が2019年7月より前に製造された製品はフック式、7月以降に製造された製品はバックル式となっています。また、どちらとも取り付け時は上部バックルの太い部分で固定してください。
- ロープをペグダウンします。リビングシートやインナーテントを使用しない時は、この時点で完成です。
リビングシートの取り付け
本体の床は六角形ですがシートは五角形です。お座敷スタイルで楽しむ方や別途インナーテントを購入し、グランドシートの役割として使用するなど重宝するアイテムです。
取り付け方は、
- リビングシートの角にあるフックをテント本体に引っ掛けます。(5カ所を全てを引っ掛けると作業がしにくいので1カ所はこの時点で固定しない様にしてください。)
- センターポールをズラし、リビングシートの補強部にあわせます。
- 最後に残り1カ所を固定し、完成です。
ZEKU-M(ゼクーM)の特長
設営したスタッフが感じた特長を挙げると、
- ワンポールテントの弱点をカバーしたサイドの立ち上げ
ワンポールテントはテントの端になるほど高さが低くなり、居住性が低くデッドスペースが生まれやすかった弱点を、エクステンションフレームが立ち上がる事で見事に克服しています。 - 設営が簡単。慣れれば一人でも10分程度で設営可能
手順通りに設営をおこなえば、テントが自立します。小さいお子様がいるファミリーキャンプやソロデュオキャンパーには嬉しいポイントです。 - 別売のインナーテントを使用することで更に使い方の幅が拡がる
幅345cm×奥行200cm(最長部300cm)×高さ250cmのインナーテントが別売されており、就寝時のプライベートを確保したり、冷気をブロックすることが可能です。
ZEKU-M(ゼクーM)とZEKU-L(ゼクーL)商品データ比較
ZEKU-M(ゼクーM)より一回り大きいZEKU-L(ゼクーL)もラインナップされています。
ZEKU-M(ゼクーM) | ZEKU-L(ゼクーL) | |
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価格 | ¥84,480(税込) | ¥98,780(税込) |
大きさ | 440×380×250(h)cm | 540×470×285(h)cm |
エクステンションフレームによる確保できる高さ | 140cm | 170cm |
重さ | 11.5kg | 14kg |
立面図 ※画像:公式サイトより |
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インナーテント(※別売) | 価格:¥21,780(税込)<商品詳細> | 価格:¥21,780(税込)<商品詳細> |
商品詳細 | ZEKU-M(ゼクーM) | メーカーサイト:ZEKU-L(ゼクーL) |
5人家族の筆者が選ぶとしたら、ZEKU-L(ゼクーL)になります。ZEKU-M(ゼクーM)だと狭いと感じました。同様にファミリーキャンプを楽しまれている方は、子どもの成長も考えるとZEKU-L(ゼクーL)の方が使い勝手が良いかもしれません。
逆にソロやデュオといったキャンプスタイルの方は、ZEKU-M(ゼクーM)で十分なスペースが確保されており、価格もZEKU-L(ゼクーL)より14,300円低いことも魅力ですね。
↓ 第一弾の「OKITOMA-2」設営レビューはこちら ↓
【体験レポ:ZANE ARTS編 #1】ソロデュオテントに新しい風、入手困難の「OKITOMA-2(オキトマ2)」を設営してみた!