アイリスオーヤマと聞いて、みなさんはどんなイメージをお持ちでしょうか?
多くの方がリーズナブルで高性能な炊飯器やクーラー、冷蔵庫といった家電製品のメーカーというイメージ。最近では天然水のCMを見かける、さらにはLED照明といった印象が強いのではないでしょうか。詳しい方だと、アイリスオーヤマと言えば家庭用プラスチック製品の国内最大手、と言う方もいるかもしれません。
高品質でリーズナブルな家電やプラスチック製品のメーカー、それがアイリスオーヤマということはもちろん事実です。ですが、実は、アイリスオーヤマはオリジナルのアウトドアブランドも展開していることはご存知でしょうか。そのアウトドアブランドの名は「HUGEL(ヒューゲル)」と言います。
今回は、アイリスオーヤマが作るオリジナルアウトドアブランド「HUGEL」から発売されているハイエンドクーラーボックスをご紹介します。HUGELのフラッグシップギアである「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40」は、特に今使っているクーラーボックスの保冷力の長さが物足りないというファミリーキャンパーの方や、見た目のカッコよさに利便性もあわせ持ったクーラーボックスをお探しの方にオススメのクーラーボックスです。
アウトドアブランド「HUGEL」とは? 実は多くのユーザーが注目していた?
アイリスオーヤマのオリジナルアウトドアブランド「HUGEL」は、ちょうど2年前の2021年7月にデビューしたまだ新しいブランドです。しかしながら、アンテナ感度の高いアウトドア好きの方には、デビュー当初から注目されていました。
アイリスオーヤマは、参入障壁が高く、高い生産技術を要求される日本の家電業界に置いて、既存の製品をしっかりと研究し、そのうえでコストパフォーマンスを高め、さらにプラスαを加えることで大きくシェアを伸ばしてきた実績十分のメーカーです。つまり、安くていいものを提供してくれるメーカーとしてのノウハウや信頼感がすでに十分にあるため、アイリスオーヤマがどんなアウトドアギアを世に出してくるのか、注目していたユーザーが多くいるのです。
HUGELは、「キャンプチェア ロータイプ CC-LOW」、「キャンプチェア ハイタイプミニ CCM-HIGH」、「ウッドグレインテーブル WGT-1100」等、多くのアウトドアギアを展開していてラインアップはすでに豊富です。アイリスオーヤマらしく、HUGELもコストパフォーマンスは高いのに、家電クオリティともいえる細部までしっかりと仕上げられた完成度の高さが自慢です。
ある意味でHUGELは、アウトドアギアの業界に家電レベルのクオリティを持ち込んだ、黒船的なブランドともいえるのかもしれません。
HUGELのフラッグシップギア“真空断熱”クーラーボックス
アイリスオーヤマは本腰を入れてHUGELの商品ラインアップを拡充しています。なかでも今年、2023年夏シーズンに力を入れているアイテムのひとつがクーラーボックスです。
40Lと20Lの2サイズが用意されていて
・HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40(ホワイトアッシュ/チャコールグレー)
・HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-20(ホワイトアッシュ/チャコールグレー)
・HUGEL クーラーボックス TC-40(ベージュ/カーキ)
・HUGEL クーラーボックス TC-20(ベージュ/カーキ)
の4モデル4色が販売されています。
今回紹介する「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40」はハイエンドモデルで、350ml缶が約56本入る40Lクラスの大容量でありながら、冷蔵庫にも使用されている真空断熱パネルを6面全てに採用することで40℃の厳しい環境下で約55時間という長時間保冷を実現。まさにHUGELのフラッグシップギア、それが「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40」です。
HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40の外寸は幅約63.4×奥行約41.6×高さ約41.3cm、内寸は幅約47.3×奥行約26.9×高さ約31.5cm、質量は約8.6kg。耐荷重は100kgでフラットな天板を採用しているので、サイドテーブルやチェアとしても活躍してくれます。ちなみにHUGELのハイエンドクーラーボックスですが、アイリスオーヤマらしくかなりリーズナブルな価格というのも魅力です。
HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40
ファミリーキャンプにオススメのクーラーボックスって? 保冷時間はもちろん、大きさ、重さ、容量にも注意
夏の暑い時期はもちろん、アウトドアでは飲料や食材などを保冷してくれるクーラーボックスは必須のアイテムといえます。しかし、実際のところファミリーキャンプにぴったりのクーラーボックスは、どう選ぶとよいのでしょうか?
今回は3つの基準から、ファミリーキャンプにはどのようなクーラーボックスがオススメなのか、考えてみましょう。
ファミリーキャンプ用のクーラーボックスを選ぶ基準①:保冷時間
まずは最初の基準。もっとも重要な保冷時間の長さです。これはキャンプに行く日数、つまり「何時間、保冷力が持続するのか」が基準になります。土日の休みなどを利用して家族でキャンプに行くなら30時間~40時間は保冷力が持続するクーラーボックス。金曜の夜に出発して、日曜日の夕方に帰宅するなら、50時間程度保冷できるのが理想的です。
当メディアで調査・発表した「キャンプに対する意識・行動調査」の結果では、96.3%の人がキャンプに行く日数は「1泊2日から2泊3日」と答えています。90%以上のファミリーキャンパーをカバーできる1泊2日から2泊3日に対応できる保冷時間があれば、キャンプ用のクーラーボックスでは十分と言えるでしょう。
ファミリーキャンプ用のクーラーボックスを選ぶ基準②:容量
続いての基準は容量です。また、容量が大きくたくさん入るクーラーボックスは当然便利ですが、車に積んだり、キャンプ場で手に持って移動する可能性があることを考えると、持ち運びのしやすさというのも、大切なポイントになります。あくまで例えとなりますが、40Lクラスのクーラーボックスに2Lのペットボトルを14本入れるとすると、これだけで約28kg、クーラーボックスが約10kgの場合、合計40kg近くになるため、容量とともに持ち運びのしやすさもポイントになるでしょう。
1泊2日、もしくは2泊3日のキャンプに2Lのペットボトルを14本持って行くことはないでしょうが、2Lのペットボトルを14本収納できるほどの容量であれば、途中で追加の買い物に行くケースを少なくできます。5人以上の大家族やグループキャンプの場合はより大容量のクーラーボックスが必要になりますが、頻繁にクーラーボックスを開閉する可能性のあるドリンク用と、調理時にまとめて取り出すことの多い食材用等と用途に分けて、クーラーボックスを複数個にするほうが使い勝手がよくなってくるでしょう。
ファミリーキャンプ用のクーラーボックスを選ぶ基準③:サイズ
3つ目の基準はサイズです。容量の大きいクーラーボックスを持ってキャンプに行くほとんどの方の移動手段は車となりますので、車への積載も忘れてはいけません。
ファミリーで乗られている方の多い車、愛車に不自由なく積載できるサイズ感のクーラーボックスかは、事前にしっかり確認する必要があります。参考までに、セダンタイプでタクシーによく使われているクラウン・コンフォートのトランクサイズは、だいたい幅150cm×奥行65cm×高さ45cmだといいます。
3つの基準を踏まえ現実的にファミリーキャンプにオススメのクーラーボックスは、「50時間程度の保冷時間」があり、「長辺が60cm強」の「40Lクラス」がメインの選択肢になってくるのではないでしょうか。
ファミリーキャンプを計算し尽くした「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40」
前述の「キャンプに対する意識・行動調査」の結果では、実際にキャンプをする人の68.3%が1泊2日でキャンプを楽しんでいるという回答でした。しかし、1泊2日のキャンプはかなりタイトで、のんびりすることを目的にキャンプに来たつもりが、逆にただ疲れて帰ってきた、となってしまう可能性があることも事実です。
ファミリーで週末を利用してキャンプに行くのであれば、金曜日の午後をお休みにして金曜日の夜からキャンプ場で過ごすようなスケジュール。土曜日を丸1日キャンプ場でのんびり過ごす時間的なゆとりのあるファミリーキャンプをオススメします。土曜日の丸一日をキャンプ場で過ごし自然に癒された後、日曜の早い時間に撤収して、キャンプ場の周辺観光等を楽しみ、家でゆっくり休んでから月曜日の仕事に備えるといった、時間的な余裕を持てるキャンプです。
「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40」のような55時間という長い保冷時間を持つクーラーボックスは、ゆとりのあるファミリーキャンプには必須といえるアイテムです。2泊3日で行ったキャンプ場からの帰りの道中で要冷蔵のお土産を買っても、自宅までしっかり保冷してくれます。
コロナ禍でキャンプを始めたけど、慣れていないこともあってバタバタして終わったなという方、またキャンプ用にと、とりあえず値段の安いクーラーボックスを用意したけど、保冷力が物足りないという方、多くいるのではないでしょうか。そんな方には特にデザインが良く、キャンプに必要な性能を備えた「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40」をオススメします。
ほとんどの車への積載に困らないサイズ感
「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40」は、クーラーボックスの6面すべてに真空断熱パネルを使用していますが、約40Lの容量を確保しながら内寸が幅約47.3×奥行約26.9×高さ約31.5cm、外寸は幅約63.4×奥行約41.6×高さ約41.3cmで、幅が65cm以下、高さも45cm以下なので、多くの車のトランクに簡単に収まります。
また断熱保冷性能が高いのに質量は約8.6kg。設計前から、日本におけるファミリーキャンプの実際を詳細に調査して企画されたことが数字からも想像できる「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40」。大きさ、容量、保冷時間などすべてが日本のファミリーキャンプにぴったりのおすすめのクーラーボックスです。
家電メーカー・アイリスオーヤマの冷蔵庫の技術とノウハウが注ぎ込まれたクーラーボックス
「真空断熱パネル」について、もう少し深堀してみましょう。一般的にクーラーボックスの断熱材には安い順に「発泡スチロール」「ウレタン」「真空断熱パネル」の3種類があり、性能的にも価格的にも「真空断熱パネル」が最高峰になります。
アイリスオーヤマは、この「真空断熱パネル」の扱いに関して、実はクーラーボックスを作る以前から経験とノウハウを持っていました。「真空断熱パネル」はグラスウールを芯材として、そのまわりを真空にすることで気体による熱の伝導をゼロに近づけるというもの。
特殊な部材ではありますが、冷蔵庫や冷凍庫にも使用するため、これらの家電の製造を行っているアイリスオーヤマは「真空断熱パネル」の扱いにも経験とノウハウを持っていたんです。この技術とノウハウ、冷蔵庫の仕組み自体も応用した「真空断熱パネル」に「高密度発泡ウレタン」を組み合わせることで、クーラーボックスでも高い断熱性と持続する保冷力を実現しています。
まさに家電メーカー・アイリスオーヤマならではの家電クオリティの技術・ノウハウが詰め込まれたクーラーボックスが「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40」と言えます。
外気温30度以上のある日、キャンプ場にクーラーボックスを55時間あえて放置。保冷力を検証してみた
2023年7月中旬、外気温が30℃を超えていたキャンプ日和というある日、ファミリーキャンプ用のクーラーボックスを選ぶ大切な基準である「保冷時間」を、当メディアが運営に携わるキャンプ場「LANTERN CAMPINGFIELD MORIYA」で検証してみました。
検証対象としたのは、約55時間保冷力が持続すると謳うパネルに真空断熱を採用している「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40」と、約30時間保冷という前モデルでパネルにウレタンを採用している「HUGEL クーラーボックス TC-40」という2つのクーラーボックス。キャンプ場に“あえて”クーラーボックスを放置し、その保冷力を検証します。
クーラーボックス内には、ロックアイス×2個と、そして冷蔵庫にも使用可能なサーモセンサー(温度計)が入っています。食材やドリンクも含めた方がより具体的にイメージをしやすい検証になったかもしれませんが、検証を終えた後、万が一失敗に終わった時に「スタッフで美味しくいただきました」と注釈を入れるのも難しいと判断し、氷と温度計のみとしています。
クーラーボックスの保冷力の検証期間
検証期間はキャンプ場のチェックイン時間である13時にキャンプ場に到着し、3日目の夕方(18時)までに自宅に戻るという、2泊3日のキャンプを想定した約53時間となります。
キャンプ初日、キャンプ場に着いて早速、道中で購入した氷をクーラーボックスに移し、温度計を設置しました。温度計の上に表示されている温度、赤枠内(以下同)のSENSOR2(センサー2)が「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40(表示上)」内の温度、その下に表示されているSENSOR1(センサー1)が「HUGEL クーラーボックス TC-40(表示下)」の温度です。
温度計を設置してすぐは外気温とほとんど変わらない30℃を超えていた温度計の数値ですが、氷を入れて約1時間ほどで上画像のようにクーラーボックス内の温度も下がってきました。
クーラーボックス内の温度はその後も下がり続け、13℃まで下がりました。キャンプ初日18時過ぎにチェックしてみると、13℃を維持しています。
【24時間~30時間経過】クーラーボックス内の温度はさらに低下
検証開始から約24時間が経過したキャンプ2日目のお昼。SENSOR2を設置している「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40(表示上)」内の温度は11℃まで下がっていて、その保冷力を発揮しています。
SENSOR1の「HUGEL クーラーボックス TC-40(表示下)」の方も、しっかり保冷力をキープしています。
約30時間が経過したキャンプ2日目夜のクーラーボックス内の温度が、上画像の温度です。お昼の検証よりも少し温度は上がったものの、どちらのクーラーボックスも保冷力を維持しています。
ちなみに「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40」内の氷は画像のような状態です。当然とけてはいるものの、30時間が経過してもまだ十分に残っています。
一方、30時間保冷力が持続するSENSOR1の「HUGEL クーラーボックス TC-40」。30時間経過時点で温度は維持できているものの、氷はほとんどとけてしまっていました。
30時間までは2つのクーラーボックスともにその保冷力を存分に発揮していました。しかし約55時間持続を謳う「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40」は、この後も保冷力を維持してくれるはずです。
【53時間経過、検証終了】クーラーボックスの温度は変わらなかった!
キャンプ場をチェックアウトし、周辺観光を楽しみ自宅に戻った想定の約53時間経過を経過したクーラーボックスの温度が上画像、SENSOR2が「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40(表示上)」、SENSOR1が「HUGEL クーラーボックス TC-40(表示下)」です。
「HUGEL クーラーボックス TC-40(表示下)」の方は外気温とほとんど変わらない温度まで上昇しましたが、「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40(表示上)」の方は約55時間を経過しても14℃を維持。「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40」の保冷力は、リアルなキャンプの場で、キャンプ場で2泊3日のキャンプを想定した本検証で、その宣伝文句に偽りなしということが証明されました。
ファミリーキャンパーで今夏のクーラーボックスの買い替えを検討中の方、「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40」を候補にしてはいかがでしょうか?
これだけハイスペックながらお値段はさすがのアイリスオーヤマ! コスパ抜群のクーラーボックスとはこの製品です
ちなみに「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40」のように、クーラーボックスの6面すべてが真空断熱パネルという「6面真空断熱パネル」のクーラーボックスとなると、ほとんどの製品がファミリーキャンプレベルではなく、長期釣行で釣り上げたサカナなどを持ち帰るといった、より保冷力の高さが重視されるハイレベルな目的のものです。
そのため、大容量の40Lクラスになると実勢価格が10万円近いクーラーボックスも珍しくありません。そんな高価な仕様である6面真空断熱パネルを採用していながら、「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40」は、非常にリーズナブルな価格で発売されています。
真空断熱パネルは、面全てに採用することで断熱パネル自体を薄くすることが可能だと言います。お伝えしているように「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40」は、外寸が幅約63.4×奥行約41.6×高さ約41.3cmと40Lクラスのクーラーボックスとしてもコンパクトですが、内寸は幅約47.3×奥行約26.9×高さ約31.5cmと内容積が40,080㎤と本当に40Lあり、しかも重量約8.6kgと軽さも実現しています。
ちなみに同じ40Lクラスのほかの製品の内寸を計算すると、実は内容積40,000㎤に満たないクーラーボックスが多数あります。なかにはモデル名に45と表記されているにも関わらず、内寸の内容積が40,000㎤に満たない製品もあったりするので、購入前にはしっかりチェックしたいところです。そういう意味でも「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40」は、アイリスオーヤマらしい質実剛健なコストパフォーマンスの高いクーラーボックスといえます。
デザイン面のかっこよさと国産ブランドの高性能を両立
現在クーラーボックスの保冷性能といった点では、6面真空断熱パネルの採用している点を含め、国産ブランドのクーラーボックスは最高峰といえる水準にあります。しかし、残念ながらデザイン面などの影響もあってか、キャンプシーンなどでは、海外ブランド勢のクーラーボックスが人気になっています。
そんなキャンプ、特にファミリーキャンプシーンで使えるクーラーボックスを目指し開発された「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40」は、高性能クーラーの代名詞である6面真空断熱パネルを搭載しながらリーズナブルな価格で手に入るクーラーボックスです。
ただしデザインは、どんなシーンにも違和感なくなじみ、カラーもアウトドアシーンにマッチするホワイトアッシュとチャコールグレー、さらに薄くても十分な保冷力が確保できる6面真空断熱パネル構造を採用しながらも、家庭用プラスチック製品最大手という技術力をバックボーンに充填剤の発泡ウレタンとPP(ポリプロピレン)により、肉厚で重厚感のあるグラマラスなデザインを実現。
海外の人気ブランドの製品などと並べても、十分以上に無骨でタフなアウトドアイメージを感じさせてくれます。実際に耐荷重は約100kgと、チェアやサイドテーブルとしても十分以上に頑丈さが確保されているわけです。
日本ブランドらしく、細部まで気が利いているクーラーボックス
とはいえ、日本ブランドらしい細部へのこだわりも抜群。例えばフタの内側に保冷剤が挟める仕様になっており、真夏の屋外でもより保冷時間を長くできます。
さらにタフでマッチョな印象を受ける本体上部の大きめの手がかりも非常につかみやすく、移動や車からの積み下ろしも非常に楽です。車に積む際にも底部4隅にはゴム製の脚が付いており、滑りにくくなっています。
また、グラマラスなデザインながら天板部分はしっかりとフラットなので、安心して上に物を乗せられます。クーラーボックスに求められる性能に加えて、痒い所にまで手が届いている、実用的で本当に使いやすいクーラーボックスなのです。
ソロキャンパーやデュオキャンパーには20Lサイズもオススメ
55時間という長い保冷時間を実現し、そのうえコストパフォーマンスも高く、使い勝手もよいだけでなくデザイン性も高い「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40」ですが、ファミリーでキャンプに行かない、ソロやデュオのキャンパーには少し大容量過ぎるかもしれません。
しかし、「HUGEL 真空断熱クーラーボックス」が気になったというソロ・デュオキャンパーも安心してください。容量半分の20Lクラスの「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-20」も用意されています。
サイズは外寸が幅約55.1×奥行約34.8×高さ約34.2cmとさらに小さくなりますが、内寸は幅約39.4×奥行約20.5×高さ約24.5cmと十分な広さを確保しています。選べるカラーは同じくホワイトアッシュかチャコールグレー。当然「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-20」も6面すべてに真空断熱パネル仕様です。ただし、小型のため40℃の環境で約40時間となっています。
保冷時間以外は、「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40」をそのまま小さくしたようなデザイン・性能で、フタの内側に保冷剤が挟める仕様やゴム製の脚、物の置きやすいフラット天板、耐荷重約100kgなども同様の仕様となっています。
ソロ・デュオキャンパーの方にはもちろん、車中泊やキャンピングカー、ファミリーキャンプのサブクーラーボックスとしてもおすすめできる高性能で、コストパフォーマンスも高くデザイン性も高いクーラーボックスに「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-20」も仕上がっています。こちらもオススメです。
アウトドア界に新風を巻き起こす「HUGEL」。まずは、フラッグシップ クーラーボックスで実力を体感してはどうでしょう
アイリスオーヤマを家電メーカーとして一躍有名にしたのは、LED電球と言われています。2010年あたりに大手家電メーカーでは1個6,000円程度していたLED電球を、1個約2,000円という価格で販売し大ヒットを飛ばしました。原価を積み上げて価格を決定する足し算方式ではなく、消費者にとって買いやすく値ごろ感のある価格から商品設計を考える「引き算方式」=「値ごろ価格−適正利益−販売管理費=製造原価」という考え方です。
「HUGEL」ブランドは今後も、このアイリスオーヤマの基本的な考え方に沿って、多くのアイテムを展開してくることでしょう。今回紹介した「HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40」も顧客がほしいと思う高性能でデザイン性などの付加価値のあるアイテムを、顧客がほしいと思う価格でといったアイリスオーヤマのアウトドアブランド「HUGEL」のメッセージを強く感じる仕上がりです。
家電業界でも、そのシェアを伸ばし続けているアイリスオーヤマは、アウトドア業界でも同じように新風を巻き起こしてくるでしょう。そんなアウトドア界の新たな風といえる「HUGEL」ブランドを、まずはフラッググシップクーラーボックスで実際に試してみてはいかがでしょうか。
HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-40
■内寸:幅約63.4×奥行約41.6×高さ約41.3(cm)
■内容量:40L
■質量:約8.6kg
■耐荷重:約100kg
■主要材料
・本体・フタ:PP
・真空断熱パネル:グラスウール+アルミシート
・充填剤:発泡ウレタン
HUGEL 真空断熱クーラーボックス VITC-20
■内寸:幅約55.1×奥行約34.8×高さ約34.2(cm)
■内容量:20L
■質量:約5.5kg
■耐荷重:約100kg
■主要材料
・本体・フタ:PP
・真空断熱パネル:グラスウール+アルミシート
・充填剤:発泡ウレタン
撮影地:LANTERN CAMPINGFIELD MORIYA
フォーエバーキャンピングパラダイス
supported by アイリスオーヤマ株式会社