高峰高原ホテルや高峰マウンテンパークなど、長野県の小諸市を中心にリゾート施設を運営するアサマリゾートが、“「生きるチカラ」を育む、おもいっきり自然体験”をコンセプトに五感全体で自然を味わえる「KOMOROBI Athletic & Camp(コモロビ アスレチック&キャンプ)」を、2023年7月にオープンしました。
キャンプ泊はもちろん、BBQやアスレチックフィールドなど、日帰り利用でも楽しめる新たな施設に宿泊してきました。大人も子どもも、あらゆる世代が楽しむことができるキャンプ場の取材レポートをお届けします。
車でも電車でもアクセスOKなキャンプ場
「KOMOROBI Athletic & Camp」は、東京からは関越自動車道と上信越自動車道を使って約2時間半。新幹線では北陸新幹線を使って「佐久平駅」で下車してタクシーで約20分。在来線では「小諸駅」からタクシーで約10分。電車でもアクセスできるため、車を所有していない人でも比較的利用しやすいキャンプ場です。
デイユースとキャンプ付きチケットがあり、利用するには公式サイトからの事前予約が必要です。デイユースは10時から17時までの利用で、アスレチックフィールドやカフェなどの施設のみの利用の1Dayチケットと、BBQ付きのチケットの2種類から選べます。
大人も子どもも夢中になれる「山のアスレチックフィールド」
自然豊かなキャンプ場となると、ボールやバドミントンのような遊び道具を持参しないと、うまく楽しめないかも…なんて心配はKOMOROBI Athletic & Campでは必要なし。山の傾斜を利用して作られた「山のアスレチックフィールド」には、子どもが挑戦したくなる13のアスレチックコースが用意されています。
子どもはもちろん、大人も某筋肉系番組のように足をつかないように腕力だけで渡ってみるなど、自分に課題をつけて挑戦したくなる程よい難易度。
アスレチック遊具は、周囲の環境に溶け込むブラウンカラーで統一。足元にはウッドチップが敷き詰められているので、足への負担を軽減してくれます。
一般的な公園にはないアスレチックもあり、どう攻略するか考えることから楽しめます。
日帰りBBQにツリーハウス、森のアトリエなどが楽しめる「コモロビの森」
「コモロビの森」の中には日帰りBBQができる「BBQエリア」を設置。BBQ用にゾーン分けされた9サイトや洗い場以外にも、ツリーハウスやスラックラインで遊べる「森の広場」、森の恵みを使って自由に作品を作る「森のアトリエ」、「イベントスペース」、山の中でも水辺で遊べる「森の泉」と、あらゆる世代が楽しめる仕掛けがいっぱい。
ツリーハウスは耐荷重300kg(約)まで対応できる仕様なので、大人も入って遊べます。
こちらは木と木の間を渡しているロープを渡る「スラックライン」のコース。その横にはミニサイズのブランコもあり、「山のアスレチックフィールド」には小さな子でも遊びやすそうな遊具も設置されています。
「森のアトリエ」では、グルーガンを使って松ぼっくりのミニツリーやリースなど、自由に創作できます。
用意されている乾燥させた松ぼっくりやスライスした木のプレート、どんぐりなどを自由に組み合わせてオリジナルの作品づくりに挑戦。色を塗ったりビーズやリボンでデコレーションするなど、あらゆる道具がすべて無料で使えます。
なかなか創作のアイデアが浮かばない人も、見本がたくさんあり真似することができるので、気軽に挑戦できますよ。
「コモロビの森」の入口には「森の泉」があり、期間限定でじゃぶじゃぶ池として入って水遊びもOKに。網も用意されていて、それを使って虫やカエルなどの生き物を捕まえて観察する子もいました。
雨天時でも遊べる「コモロビ スタジアム」
山の天気は変わりやすいですが、突然、雨に降られてしまっても楽しめるコンテンツがちゃんと用意されています。
「コモロビスタジアム」はテニスコート2面サイズの広さがあり冷房も入っているので、暑いなか遊んだあとの一休みにも使えます。
一角には、赤ちゃんを遊ばせることができるベビーエリアも設置。
さらにアウトドアで役に立つ紐の結び方や、時間感覚を知るきっかけとなる「スタジアムクエスト」に挑戦できます。
大人でも意外とやったことがないというコンテンツも多いので、家族や友達同士で盛り上がれそう。
山の中の憩いのトレーラーハウス「コモロビ カフェ」
BBQ利用はせずに施設を楽しみたい人などに向けて設置されているのが、「コモロビ カフェ」です。自然の景色を眺めながらのオールテラス席で、コーヒーや地元産の食材を使ったフードを提供しています。
コモロビ カフェはカウンターでメニューを注文し、自分で席に持っていくスタイル。
メニューはソフトドリンクからクラフトビールなどのアルコール類、ランチボックスも販売しています。
おすすめは、この「KOMO SET」(1500円・税込み)。長さ約30㎝の顔よりも大きなホットドックはパンがふわふわに軽く焼かれていて、ビッグサイズながらぺろりといただけます。ちなみにもう一つの「ROBI SET」は、ホットドックではなくピザがメインになっています。
昼も夜もそれぞれ美しい光景が広がる展望スポット「フィンガーキャノピー」
「KOMOROBI Athletic & Camp」を象徴するスポットになりそうなのが、展望スポット「フィンガーキャノピー」。
「山のアスレチックフィールド」に飛び出すように張り出した展望デッキで、長さは約20m。
小諸の町と八ヶ岳連峰を見渡す絶景は、唯一無二の絶景。
夜にはライトアップされるので、宿泊した人は昼間とはまた違った景色が楽しめます。
車での利用も可能なキャンプサイト「炎のキャンプフィールド」
最大16のテントを張ることが可能なキャンプフィールドは、車の横付けOKのサイト。
中央にキャンプファイヤーのエリアを設けたのは、同じ火を囲むことで来場者同士の交流が生まれるきっかけになればという意図があるそうです。
キャンプファイヤーに投げ込むと色が変わる「アートファイヤー」も300円で販売。
テントなどフルアイテムセットでのレンタルは1万円。テントはロゴス、タープはキャプテンスタッグのものを使用。また、エアベッドなどアイテムごとの追加レンタルも可能です。
炊事場は大き目のシンクで、グループごとの片付けもテキパキと進められそう。
こちらはBBQの食材1名分。これに焼きおにぎりがついていました。
管理棟「センターハウス」にはベビールームも併設
キャンプ場の中心に位置し、管理スタッフがいるのが「センターハウス」です。
女性用のパウダールームやシャワールーム、赤ちゃんのケアができるベビーベッドがあるベビールームなどはセンターハウスにあります。ちなみに男性用のシャワールームは「コモロビ スタジアム」内で、利用は時間ごとの予約制。「センターハウス」前と「炎のキャンプサイト」の炊事場横にそれぞれ1台ずつ飲み物の自動販売機が設置されています。
冬季(1~3月)は、アスレチックフィールドなどは閉鎖し、素泊まり営業のみの予定とのこと。すでに1日遊んですごせるほど充実していますが、サウナや農園、ピザ窯など、今後新たにコンテンツを追加する計画もあるそうです。
キャンプに行ったものの、調理している間の時間を子どもたちが持て余していたり、準備が足りず遊びに飽きちゃうなんて心配がいらないのが「KOMOROBI Athletic & Camp」です。自然と調和しながら遊べる程よいエリアデザインとあらゆるものがレンタルできるのでキャンプビギナーにもおすすめできます。
「KOMOROBI Athletic & Camp」基本情報
■公式HP:https://komorobi.com/
■住所:長野県小諸市甲4717
■電話番号:0267-46-9850
■アクセス:小諸駅からタクシー約10分
■営業時間
・パーク:10時-17時
・キャンプ:IN 12時/ OUT 10時
・コモロビ カフェ:11時-15時