【DAY2】一日中自然と遊ぶ
1日目、無事に設営を終えて長い夜を楽しみ迎えた2日目の朝。
清々しい空気と景色の中で朝を迎えます。
↓ 前編はこちら ↓
“水なし”、“トイレなし”のプライベートキャンプ場で、2泊3日の野営ソログルキャン|前編
キャンプの朝はコーヒー
取材をしていると、朝イチの楽しみはやはりコーヒーというキャンパーさんの声はよく聞きます。
友人からも、「せっかくなので、みんなの分もコーヒーいれてるよ」と動画が送られてきました。鳥の声、風の音が聞こえてきて、羨ましい気持ちでいっぱいです。
お互いが好きなことをしながらも、なんてことない少しの気遣いでグルキャンがもっと楽しめますよね。
フェザースティック
今回、薪にしようと建築端材を持ってきていた父。
不自由を楽しんでみたい友人は、マッチ1本で着火することを目標に、フェザースティックを作ったようです。
「ナイフ使いがまだまだ不慣れなんだけど、ちょっとずつ上達はしてるはず!」と友人から写真が送られてきました。
かまど作り
今回「野営感のあるキャンプがしたいな」と言っていた友人。
「せっかく1日中山の中で過ごすし、その辺にあるものであえて不便に暮らしてみようかな。」
ということで、石を並べてかまどを作ってみたそうです。
まずはその辺に落ちている石を拾います。
そして、かまどのようにテントの前に配置。
なんともワイルドですね。昔はこのようにキャンプを楽しんでいた方も多かったのではないでしょうか?
現代のキャンプ場の多くは、焚き火台を使うのがマナーですよね。
これも“自分たちだけのキャンプ場”ならではの楽しみです。
かまどをつくり、薪を拾って火を点けて、落ちているY字の木を五徳代わりに鍋をかけて料理に挑戦。さすがに途中で不安定さを感じたそうで、網を足して安定感を出し、無事鍋が落ちることなく食事が完成したそうです。
便利なキャンプアイテムに慣れたキャンパーの方にとっては「面倒くさくない?」と思われるかもしれませんが、あえて便利なものを手放し、自然のもので工夫して過ごす経験は、友人にとって新鮮でとても楽しめたようです。
友人お気に入りのグリップスワニー(GRIP SWANY)のテントとかまどで、一層ワイルドな雰囲気になりました。
2日目の食事
前日の鍋の残りでラーメンを堪能。
料理の苦手な友人ですが、キャンプ中は簡単な料理にチャレンジします。というわけでもう一品。
手軽にSOTOのバーナーを使用して、スペアリブのビール煮にチャレンジしたそうです。
キャンプでは、一日中食べたり飲んだりして過ごすのが最高ですよね。
ご当地のお酒を用意して、楽しみながら2日目の山の中を満喫したようです。
「少々飲みすぎてしまっても、翌日チェックアウトに追われないのが嬉しいね」と友人。飲みすぎには注意ですが、楽しいお酒はいい思い出になりますね。
ちなみに2日目で父は帰宅。自由気ままに過ごすのがソログルキャンの醍醐味。そんな共通認識がある仲間なので、行きも帰りもそれぞれが好きなように過ごします。
【DAY3】周辺を散策
天気に恵まれた最終日の朝。キャンプの朝は日の出と共にやってきます。
朝食
まずは朝食を済ませます。
タコや野菜など、残りの具材でトマト煮を作ったのだそう。
料理初心者の友人は、とにかく鍋に色々入れて煮る鍋料理が多いですね。手軽で美味しいのでキャンプ飯には最適ですよね。
筆者も子供たちが小さいので、キャンプの際は色々作らずに鍋やBBQを楽しむことが多いです。
キャンプ場を拠点に楽しむ観光
実は“自分だけのキャンプ場”は、群馬県と長野県の県境。
「“自分だけのキャンプ場”に向かう道中で気になっていたスポットがあるから行ってみる!」と連絡がありました。
せっかく地方へキャンプに行ったのなら、周辺の観光も楽しみたいですよね。
【鬼押し出し園】
人気キャンプ場“北軽井沢スウィートグラス”などからも近い鬼押し出し園です。浅間山の麓、噴火によって生まれた溶岩によって作りだされた景色は、まるで芸術のようです。
「言葉にならないほど、迫力がすごすぎた!!」
と興奮気味な言葉と共に、たくさんの画像が送られてきました。
10月頭くらいまで見られるヒカリゴケも見られたそうです。
しっかりとスイーツも堪能。旅先で食べるソフトクリームは、なぜあんなに美味しいのでしょうか?
【白糸の滝】
北軽井沢で有名な観光スポットである白糸の滝にも足を運んだそう。
「ちょっと肌寒いけど、マイナスイオンがすごい!キャンプ最終日、最高!」と友人。
最近は、キャンプ場でキャンプそのものを楽しむ方が多いですが、50~60代くらいのベテランキャンパーさんたちの話を聞くと、観光の拠点としてキャンプをしていた方が多いように思います。
最高の休日になりましたね。
帰り支度
観光を終え、しっかりと周囲を綺麗にして帰る支度をします。
素晴らしい3日間を過ごせたことに感謝しつつ、名残りを惜しい気持ちでしっかりと片付けます。
友人はここからさらに移動して、山登りに行くとのこと。そのタフさと行動力に驚きます。