近年にわかに注目をされているハンモックによるキャンプ泊。何となく興味はあるけど、実際にやるにはハードルが高そうと思っているキャンパーさんも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ハンモックブランドENO(イーノ)の日本代理店『有限会社サンウエスト』の清水さんに、ハンモックキャンプの魅力から設営方法など、具体的なハンモックキャンプのやり方をうかがってきました。
さらにアラフィフの筆者が実際にハンモックキャンプを体験。使用感やメリット・デメリットをお伝えします!
ハンモックキャンプのやり方を聞いてみた!
設置場所について
まずはハンモックの設置場所について聞いていきます。
「ハンモックは、木にストラップを掛けて設置することがほとんどです。稀に大きな岩やその他の構造物にかける事も可能ですが、まず大切なのは、ハンモックを吊っても良い場所か、確認を取ることです」
実はキャンプ場でも、森林保護等で許可されない場所もあるそうです。事前によく確認しておきましょう。
設置場所を決める為の注意点
「ハンモックキャンプは、吊るす木の選び方が重要です。細すぎる木や、枯れていたり根本が傷んでいるような木は避け、体重を掛けても安定している元気な木を選びましょう」
「設置する木と木の間隔も大事です。近すぎるとハンモックが弛んでしまい、遠すぎるとストラップの長さが足りなかったり、風などで揺れやすく不安定になり、快適に眠れません。使うハンモックの大きさにもよりますが、大体3.5m~5m の間隔が目安です」
ハンモックの設置
場所を決めたら、いよいよ設置に入ります。
「まず、木にストラップを巻き付けます。高さは、目線より少し低い位がいいでしょう。二本の木にストラップを巻いたら、ハンモックを吊ります。この際、ストラップの長さを調節し、張り具合と高さを調節します」
「高すぎるとハンモックに入りにくく、また就寝時に風に煽られやすくなりますし、低すぎると地面に着いてしまうので、ちょうど良い高さになるよう調整しましょう」
今回は、虫除けネットも設置していただきました。夏場などの虫の多い季節では、これが無いとちょっと嫌ですよね。
寒さを感じない時期なら、この状態にタープを設置して完成です。
寒い時期には防寒カバーが必須!
「秋から春先の間は、ハンモック本体をすっぽり覆ってくれるインシュレーション(防寒カバー )が必要になります。ENOでは、アンダーとトップに分かれた商品がありますが、通常の寝袋があれば、アンダーのみでも大丈夫です」
タープを設営して完成!
「今回は防寒カバーの上から防虫ネットも取り付けるフルセット装備にしてみました。秋から初冬にかけては、昼間の暖かい時間を中心に多少の虫も居るんです。このスタイルなら虫が苦手な人も安心です」
そして仕上げにタープを張ります。
「先ほどタープを張った木のストラップの少し上に、タープのコードを巻きつけます。ハンモックの高さが高すぎると、このタープ取り付けに苦労するので、ハンモック設置時に注意しましょう」
タープの四隅をペグダウンして、完成です。
慣れれば、ハンモックのみの設営で5分位、フル装備でタープまで設営しても10分位で完了するとのことでした。
続きはこちら⇒【ハンモックキャンプを体験!】