ハンモックの有識者直伝!アラフィフキャンパーが“冬のハンモック泊”を体験してきた

公開日:2023 / 12 / 25
最終更新日:2023 / 12 / 25

近年にわかに注目をされているハンモックによるキャンプ泊。何となく興味はあるけど、実際にやるにはハードルが高そうと思っているキャンパーさんも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ハンモックブランドENO(イーノ)の日本代理店『有限会社サンウエスト』の清水さんに、ハンモックキャンプの魅力から設営方法など、具体的なハンモックキャンプのやり方をうかがってきました。

さらにアラフィフの筆者が実際にハンモックキャンプを体験。使用感やメリット・デメリットをお伝えします!

ハンモックキャンプのやり方を聞いてみた!

設置場所について

ENO(イーノ)日本代理店『有限会社サンウエスト』の清水さん

まずはハンモックの設置場所について聞いていきます。

「ハンモックは、木にストラップを掛けて設置することがほとんどです。稀に大きな岩やその他の構造物にかける事も可能ですが、まず大切なのは、ハンモックを吊っても良い場所か、確認を取ることです」

実はキャンプ場でも、森林保護等で許可されない場所もあるそうです。事前によく確認しておきましょう。

設置場所を決める為の注意点

「ハンモックキャンプは、吊るす木の選び方が重要です。細すぎる木や、枯れていたり根本が傷んでいるような木は避け、体重を掛けても安定している元気な木を選びましょう」

「設置する木と木の間隔も大事です。近すぎるとハンモックが弛んでしまい、遠すぎるとストラップの長さが足りなかったり、風などで揺れやすく不安定になり、快適に眠れません。使うハンモックの大きさにもよりますが、大体3.5m~5m の間隔が目安です」

ハンモックの設置

場所を決めたら、いよいよ設置に入ります。

「まず、木にストラップを巻き付けます。高さは、目線より少し低い位がいいでしょう。二本の木にストラップを巻いたら、ハンモックを吊ります。この際、ストラップの長さを調節し、張り具合と高さを調節します」

「高すぎるとハンモックに入りにくく、また就寝時に風に煽られやすくなりますし、低すぎると地面に着いてしまうので、ちょうど良い高さになるよう調整しましょう」

今回は、虫除けネットも設置していただきました。夏場などの虫の多い季節では、これが無いとちょっと嫌ですよね。

寒さを感じない時期なら、この状態にタープを設置して完成です。

寒い時期には防寒カバーが必須!

「秋から春先の間は、ハンモック本体をすっぽり覆ってくれるインシュレーション(防寒カバー )が必要になります。ENOでは、アンダーとトップに分かれた商品がありますが、通常の寝袋があれば、アンダーのみでも大丈夫です」

タープを設営して完成!

「今回は防寒カバーの上から防虫ネットも取り付けるフルセット装備にしてみました。秋から初冬にかけては、昼間の暖かい時間を中心に多少の虫も居るんです。このスタイルなら虫が苦手な人も安心です」

そして仕上げにタープを張ります。

「先ほどタープを張った木のストラップの少し上に、タープのコードを巻きつけます。ハンモックの高さが高すぎると、このタープ取り付けに苦労するので、ハンモック設置時に注意しましょう」

タープの四隅をペグダウンして、完成です。

慣れれば、ハンモックのみの設営で5分位、フル装備でタープまで設営しても10分位で完了するとのことでした。

続きはこちら⇒【ハンモックキャンプを体験!

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森山 敦士

目黒区在住の1児の父。
事業経営をしつつ兼業主夫として、子育てや各種ボランティアなどにも携わる。息子が大人になる時、より良い社会にする為に、社会人の働き方や人生のマネージメント相談にのったりもしています。

小さなオープンカーに荷物を積み込んで、息子と二人でキャンプやカヤック、BMXやMTBなど、アウトドアを駆け回るアラフィフです。

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