“5つのポイント”を解説!子供や初心者でも楽しめるマウンテンバイク。実際に走ってわかった入門機の実力をレポート

公開日:2024 / 05 / 08
最終更新日:2024 / 05 / 08

アウトドアアクティビティとして人気のマウンテンバイク。キャンプ場にコースが併設されるなど、キャンプと一緒に楽しめる遊びとして、キャンパーの間でも注目されています。

そこで前回の取材では、大手スポーツ自転車ショップ「ワイズロード東大和店」さんに、初心者や子供たちがマウンテンバイクを選ぶ時のおすすめと注意点をうかがいました。

今回は、取材した内容を下に実際に購入した中学1年生である息子用のマウンテンバイクで、実際に林道などを走ってみて、その実力を紹介したいと思います。

もちろん、自転車専門サイトではないので専門的になり過ぎないようにしながら、キャンプを楽しむ為のマウンテンバイク(以下、MTB)選びの参考になれば嬉しいです。

キャンプを楽しむ為のMTB選びの2大条件

キャンプを楽しむ為のMTBとしてチェックしたい条件は大きく2つ。

①車体重量が13kg以下

重量が重すぎると、キャンプ地への移動やキャンプ地での里山走行などのアクティビティに向きません。

②林道やMTBコースを走れるだけの、最低限度のパーツ構成

見た目はMTBだけど、パーツ構成は林道やコースなどのオフロードでの使用に耐えられない自転車も売られています。デザイン重視なので、街乗りのみであれば問題ないケースが多いと思いますが、今回はオフロードでも走れるパーツ構成を最低条件としました。

基本的には、街乗りからキャンプ先での河原や林道も走れ、同時にオフロードコースや山道など、アクティビティとしても使える一台と考えています。

要確認!MTB選びのポイント5つ

上記の条件を前提として、さらにMTB選びのポイントを5つに絞りました。

1.サスペンションはエアサス

サスペンションは軽量の「エアサスペンション(エアサス)」を選びます。空気圧の調整が簡単です。

入門機に多く使われるコイルバネのサスペンションは、重さがネックになります。

2.ホイール&タイヤはチューブレス対応

ホイール&タイヤはチューブレス対応になっているものを選びます。

林道やMTBコースなどの悪路走行では、タイヤの空気圧を低くしてグリップ力を高める調整を行います。チューブレスにすると粘性の高いシーラントと言う液体をタイヤ内に入れるので、ちょっとしたパンク予防にもなります。

3.シートの操作はドロッパーシートポスト

MTBコースを走行する場合は、走行中にシートの高さを変更します。ペダルを漕ぐ時はシートを高く、下りの際はシートを下げます。シートを下げるとバイクの上で体を自由に動かすことができるようになるのです。

ドロッパーシートポストは、手元のレバーでシート高を変更できるのでおすすめです。街乗りの信号待ちなどの停車時にも、シートを下げれば乗降車が楽チン。

4.ディスクブレーキは油圧式

ディスクブレーキには、ワイヤーで制御する機械式と油圧式があります。

油圧式の方が軽い力で大きな制動力が得られるので、おすすめです。

ちなみに街乗り車では、ディスクブレーキではなく、Vブレーキが採用されているものもあります。水や泥が付くとブレーキが効かなくなったりするので、オフロードを走るにはディスクブレーキが良いでしょう。

5.フロントギアはシングルで10〜12速ギア

フロントギアは主流となっているシングルギアを選びます。昔はダブル・トリプルが主流でしたがチェーン外れの原因になりやすくなるため、シングルがおすすめ。軽量化のメリットもあります。

前シングルギアにした場合、一漕ぎで軽く回せる大きな「リアスプロケット」が必須。ちなみに「スプロケット」とは、チェーンを巻き付ける外周に歯の付いた円盤のこと。

最新のMTBでは歯数(単位:T)50〜52T などの大きなギアが主流になっています。最初は最大46T以上のものを選びましょう。

続きはこちら⇒【実際に購入したMTB紹介と実走レポート

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森山 敦士

目黒区在住の1児の父。
事業経営をしつつ兼業主夫として、子育てや各種ボランティアなどにも携わる。息子が大人になる時、より良い社会にする為に、社会人の働き方や人生のマネージメント相談にのったりもしています。

小さなオープンカーに荷物を積み込んで、息子と二人でキャンプやカヤック、BMXやMTBなど、アウトドアを駆け回るアラフィフです。

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