軽く感じるパッキングのコツ
パッキングは、リュックに入れる順番によって利便性が変わります。
また、重量のある大きな物を一番下に入れてしまいがちですが、重いものは重心の上にきている方が持った時に軽く感じます。
以上の点を考慮して、登山時のリュックへのパッキングのコツを紹介します。
パッキングの基本
人によってこだわりはさまざまですが、基本は荷物の重さや使用頻度によってパッキングする位置を考えます。
【軽い物】背中から遠い位置
【使用頻度が低い物】リュックの下部
【使用頻度が高い物】リュックの上部や雨蓋
のような順番でパッキングしていきます。
荷物の重量や使用頻度は人によって違いますが、例を挙げます。
【荷物の分類の例】
重い物:予備の水、クッカー、燃料、食料、テント
軽い物:防寒着、予備の行動食、ティッシュ、ビニール
使用頻度が低い物:シュラフ、着替え、テントマット
使用頻度が高い物:レインウェア、グローブ、行動食、ファーストエイド、ヘッドライト、小物類(日焼止め、虫よけなど)
これらを基本に、自分の使いやすいようにカスタマイズしてパッキングしていきます。
スタッフおすすめのパッキング方法
今回、登山歴13年のスタッフに先述した基本のポイントに加えて、おすすめのパッキング方法を聞いてみました。
POINT1 マットで形をつくる
マットをリュックに外付けする人も多いですが、歩行の邪魔になり転倒の原因になることもあります。
そこで、マットを筒状にしてリュックにパッキングするのがおすすめなのだそう。
こうすることでリュックが自立した形になり、パッキングがしやすくなるそうです。
POINT2 すぐに使いたいものは別で持つ
スマートフォンや地図、カメラやヘッドライトなど、行動中すぐに使いたいアイテムはサコッシュなどに入れて持ち運ぶのもおすすめなのだとか。
たしかに、いちいちリュックを下ろして物を取る手間が省けますね。
もちろん、リュックについている腰ベルトのポケットも有効活用します。