今日は防災の日!ハードルの低い備蓄方法「ローリングストック」と“避難所で役立つ”キャンプアイテムをチェック

公開日:2024 / 09 / 01
最終更新日:2024 / 09 / 01

防災グッズとして使えるキャンプギア

災害時には、電気やガスなどのライフラインが使用できなくなることがあります。復旧までの期間や避難時に活躍するアウトドアアイテムをピックアップしてみましょう。

ランタン

ライフラインが止まってしまった際にまず必要なのがライト。キャンプギアとして持っている方は多いと思います。

防災グッズとして使うなら、LEDの充電式か電池式がオススメ。充電をこまめにしたり、電池のストックをしていればいつでも明かりをつけることができるので安心です。

ガスやオイルなどの燃料式のランタンは火災の原因になるのでテント内と同様、原則屋内での使用はできません。

特に被災理由が地震の場合は、余震により倒れて火災を起こす可能性があるので注意が必要です。避難時に外で過ごす際に使用するなど、使用シーンは使い分けましょう。

ウォータータンク

断水時に役に立つのがウォータータンク。キャンプ中も炊事場まで遠い場合など便利に使えるアイテムですよね。

災害時は実際に断水がおきていなくても、念のためウォータータンクに給水しておくと良いと思います。

持ち運びをする際は、コンパクトで軽量なものがおすすめです。

カセットコンロ、バーナー

屋外でも調理可能で、ライフラインが止まった際に活躍します。

カセットコンロは普段使いもできるので、アウトドア、防災、家庭兼用として用意しておくといいですね。

キャンプ用のバーナーは、コンパクトサイズなので持ち運びしやすく、クッカーとの相性も良いので重宝します。

屋外使用を前提としているアイテムの為、屋内での使用はできません。コンパクトサイズなので屋外に持ち出して使用しましょう。

寒い地域では火力を十分に得られない場合があるので、寒冷地でも使えるガス缶があると安心です。
ガス缶は使っているガスコンロ、バーナーのメーカーと同じものを使いましょう。
※寒冷地用のガスが使えない製品もありますので、対応製品をチェックして使用してください

キャンプ用クッカー

コンパクトな調理器具で、持ち運びしやすく避難所でも使いやすいのが特徴です。

調理はもちろんのこと、お湯を沸かしたり、レトルトの食品を温めるなど便利に使えます。

モバイルバッテリー、ポータブル電源

モバイルバッテリーやポータブル電源は、もしもに備えて普段からこまめに充電をチェックしておきましょう。

これから用意する方は容量が大きいものがおすすめです。

簡易トイレ

非常時に使うトイレは、キャンプシーンでも活躍。

防災用のしっかりとしたトイレも販売されていますが、アウトドアでも使いやすいものを紹介します。

トイレのないキャンプ地や夜中のトイレ、特に移動中や子供の急な尿意などにも対応できるので普段から自宅や車内にストックしておくと便利です。

クーラーボックス

キャンプの必須アイテムともいえるクーラーボックスも災害時には役に立ちます。停電や水害の際、冷蔵庫内の食料などを一時避難したり、避難所に食料や飲料を持ち運ぶことができます。

保冷剤や飲料などを常に冷凍庫にストックしておくことで、いざという時に保冷剤としても使えますよ。

キャンピングマット

キャンプはもちろん、避難所や車中泊での就寝が快適になるアイテム。冬は床が冷たいので、マットを敷くことで床からの冷気対策にもなります。

寝袋/インナーシュラフ

多くの人が集まる避難所では、毛布や寝具の不足が問題になることも。自分が慣れた寝袋があればしっかりと睡眠をとれます。

寝袋の中にインナーシュラフを敷くことで、保温効果がアップ。ひざ掛けとしても使用可能なので、冬場の災害時は持っていると安心のアイテムです。

テント

避難所は他人との共同生活になるため、プライベートの確保が難しいもの。そんな時にはテントが役に立ちます。

避難所に持って行く場合は、ワンポールテントなどペグ打ちが必要なテントは設営が難しく、スペースが限られているので、コンパクトで自立するタイプのものがおすすめです。

ストーブ

冬キャンプに行くキャンパーは持っていることも多いアイテムであるストーブ。

避難所で悩まされる寒さ対策にピッタリです。カセットガス式のポータブルストーブや石油ストーブがあれば身体を温めることができますね。

なお、避難所での使用は、必ず管理者等に使用許可を取るようにしましょう。

キャンプ用品で災害にも備えよう

今回紹介したアイテム以外にも、新聞紙、アルミホイル、ラップ、ハサミ、チャッカマン、ポリ袋など、キャンプにいつも持って行く定番アイテムも防災グッズとして役に立ちます。

普段使いする食品や日用品はローリングストックしつつ、災害時に使用する防災グッズは、一つにまとめてすぐに取り出せるようにしておきましょう。

また、アウトドアでの食事作りや不便を楽しむ体験は、災害時に様々なものを工夫して乗り越える力を身に付けることができますよね。

すでにキャンプを楽しんでいる人も、これからキャンプに挑戦する人も、道具選びの際は防災も念頭に置いてキャンプグッズを選んでみてはいかがでしょうか。

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LANTERN編集部

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