農山漁村地域の魅力伝えるための旅行、グリーンツーリズムをご存知でしょうか。自然が豊かな地域と人々をつなぐために生み出された余暇活動です。最近では、研修や、課外学習等でグリーンツーリズムを取り入れる企業・団体・学校が増えてきているそうです。今回は、企業や、団体向けにグリーンツーリズムを展開するJAグループ、株式会社農協観光営業企画部の前場大樹さんにグリーンツーリズムの魅力について聞きました。
グリーンツーリズムとは?
農山漁村地域において自然、文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動です。欧州では、農村に滞在しバカンスを過ごすという余暇の過ごし方が普及しています。英国ではルーラル・ツーリズム、グリーン・ツーリズム、フランスではツーリズム・ベール(緑の旅行)と呼ばれています。 <出典:農林水産省HP>
グリーンツーリズムの魅力とは?
前場さん:訪問先の人たちとの交流を通じて、地域の食材を味わったり、農産物を収穫したり、伝統工芸品等を作る体験をしたりと、地域に密着した「体験交流型」のプログラムが楽しめます。自然と対話しながらの体験は五感を刺激し、心身ともにリフレッシュできます。
前場さん:農協観光では、まだ知られていない田舎の魅力を最大限に引き出し、人と地域を結ぶきっかけとなるツアーを展開しています。「その土地ならではの農産物や、自然、文化を知ってほしい」という農山漁村地域はたくさんあります。そこでしかできない体験もたくさんあります。地域の資源や特色を知り尽くしたJAグループの一員である農協観光だからこそ、地域ならではの体験を企業・団体・学校等の研修や課外学習で活かすことができると考えています。
グリーンツーリズムに参加する際に注意しておきたいことは?
前場さん:屋外での体験が多いため、動きやすく汚れても良い服装、履きなれた靴での参加が基本です。また、収穫物を持ち帰ったりする場合もあるので、バッグも持参すると良いかもしれません。プログラムによっては、雨天で実施できないものもあるため事前に確認が必要です。
春夏秋冬、グリーンツーリズムでできる体験
前場さん:季節によって収穫体験できる旬の農産物をご紹介します。
※地域によって収穫物は異なります。
【春】:山菜採り、田植え体験
【夏】:夏野菜収穫(トマト、きゅうり、トウモロコシ等)、果物収穫(ブドウ、梨、ブルーベリー等)
【秋】:秋野菜収穫(サツマイモ、かぼちゃ等)、果物収穫(りんご、柿、柑橘類)、きのこ採り、稲刈り体験
【冬】:冬野菜収穫(大根、白菜、ホウレンソウ等)、イチゴ収穫
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グリーンツーリズムに興味があるという方々へ
前場さん:農業体験を通じて「農」と「食」のつながりを学び、「農」に対する理解促進や農村の魅力発見、「食」に対しての知識習得や郷土料理の伝承などを参加された方々には体感していただきたいです。例えば、農山漁村地域で収穫した旬の農産物をその場で調理するプログラム、田植えから稲刈りまでの一貫した収穫体験をするプログラム等、参加者が地域ならではの体験をし、そこに滞在することで地域の良さを知り「また来たい!」と思っていただけるようなツアーを今後も展開していきます。
農協観光では現在、企業や団体単位でのオーダーメイド型でのお問合せにご対応させていただいております。詳しくは下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
お問合せ先:03-5297-0309 (株式会社 農協観光 営業企画部 地域交流推進課 担当:前場・斉藤)
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