編集部で実際に立てて検証
中に入った印象は、その遮光性の高さ。画像はテント内が見えるように明るく撮影していますが、影がしっかりできています。
幕の近くは熱を持っています。黒は光を吸収するので幕が熱くなるのは仕方ないでしょう。
問題はテント内が暑いかどうかですが、メーカー発表の通り、出入り口を開放すれば風の通りも良く、暑さはほとんど気にはなりませんでした。
左はチーズタープの影のある部分。右は直射日光を受けている部分。
その温度差にビックリ。1枚タープがあるだけで、幕近くの温度が全然違います。
結論:ポイントは影でした!
【夏】
上にタープで日陰を作れば、白やベージュのテントより日光を遮ってくれるので温度上昇を防ぎ、涼しく過ごすことができます。ただ日陰を作るより、テントとタープの間に空間がある方が暑さが和らぐ気がしました。
【秋冬】
テントに直接日光を当てれば、テント内を暖かく保つことができます。
暑いなと感じたら日陰を作る、もしくは日陰に立てる。他のテントも同様に温度調節には日陰をうまく利用するのがオススメです。
そして今回は、チーズタープを使ってチーカマスタイルにも挑戦してみました。
チーズタープ ブラック
出典:ドッペルギャンガーアウトドア
5m × 5mの正方形のタープ。素材はポリコットン。厚めの生地で大きさもあるため、総重量6.5kgとそこそこあります。
チーズタープはポール別売りなので別途用意が必要です。今回使用したポールは、「ビッグタープポール」。アルミ厚1.4mm、直径28mmのアルミ合金製で強度と軽さを兼ね備えています。5本のポールの繋ぎ方は差し込んでピンで止めるボタン式。50㎝単位で長さの調節ができます。色は黒の他に、赤とシルバーもあります。
先端部分は、引っ掛かりができるようザラザラに加工され、ハトメやロープが滑りにくくなっています。さらに先端を曲げることで、設営中にタープやロープが抜けにくい工夫もされています。
できました。チーカマスタイル。3本のビックタープポールを使用し、左右のポールは250cm、中央には200cmの高さで作りました。
今回の設営は風が強く、テントへの負荷が心配になったので、テント本体に負荷をかけないようにポールの位置を調整して、タープがテント本体に寄りかからないスタイルです。
出典:ドッペルギャンガーアウトドア
王道のチーカマスタイルは、テント本体にタープを寄りかからせて張るスタイル。ですが、雨や風がある時にはこのスタイルだとテント本体に負荷がかかるので注意が必要ですよ。
編集部まとめ
黒って暑そうで、というか幕自体は実際暑いのですが、それは「影」次第ということ。
これは、どんなテントやタープにも共通します。影が濃いほど暑さは和らぐので、今後の暑さ対策や寒さ対策の参考にしてみてください。あとは、遮光性が高い黒は、テント内が日中でも暗いので、そのあたりは加味する必要があります。
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