年々注目度が高まるふるさと納税。一度はふるさと納税を行った、という経験のある方もいるのではないでしょうか。
ふるさと納税を利用し、返礼品を受け取るなら、「返礼品を提供してくれる生産者の顔が見えた方が良くないか?」と考えた今回の企画。
北海道足寄(あしょろ)町の自然豊かな大地で育まれる返礼品を提供する、事業者や生産者の想い、こだわりにフォーカスしながら魅力を紹介します。
ふるさと足寄応援寄附金ページ
北海道十勝エリアに位置する足寄(あしょろ)町をご存知でしょうか?
地方自治体の多くが人口減少、少子高齢化問題、生産人口減少、就労先の減少など多くの課題を抱えており、人口減少克服と地方創生に向けた取り組みをしています。このような厳しい現状の中で、北海道足寄町は、2004年「放牧酪農推進のまち」を宣言し、新規就農の推進を行い、放牧酪農が盛んになったと聞きました。農家は後継ぎ問題などで減少傾向にもかかわらず、新規就農者が増えたことに驚き、この町に隠された秘密を知りたくなった!という理由から北海道足寄町で営む事業者の取材を行いました。
足寄町は十勝の東北部に位置し、東京都の3分の2にあたる1,408.04㎢で、町としては日本一の広さを有しています。夏は30度以上、冬は氷点下20度を下回る、極めて大きい寒暖の差が特徴です。この広大な大地では、東京ドーム約270個分の面積を持つ大規模草地育成牧場や独特の湖面の色彩が訪れた人を魅了するオンネトー、高さ2~3mにもなる螺湾ブキなど、豊かな自然が育まれています。
また、平成20年には開町100年という節目を迎えました。先人から継承した緑豊かな大地という貴重な財産を後世に継承しながら、町民全てが心穏やかな毎日を過ごせるよう、人と自然にやさしい地域社会を考えて様々な事業が推進され、活力ある町の基盤が整えられています。子どもも大人も、そしてお年寄りも、全ての人々が「この町に住んでいてよかった」「この町に生まれてよかった」と思える、ふれあいのあるまちづくりが進められています。
足寄町のシンボル!北海道遺産に選定された「螺湾(らわん)ブキ」。高さ2~3mにもなる日本一大きいフキ
螺湾(らわん)ブキとは、足寄町の螺湾地区に生息する山菜で、フキの常識を打ち砕くような大きさ。大きいものは高さ3m、茎の直径10cmほどにもなる珍しいフキ。常識はずれの大きさだが、食品として味わうことができます。肉質も柔らかく、植物繊維が通常のフキの約3倍も豊富に含まれており、とても美味です。
地元では、螺湾ブキを使った水煮などの特産品を製造販売しているほか、観光スポットにもなっている「ラワンブキ観賞ほ場」があり日本一大きいフキを実際に見ることができます。
デビュー40周年を迎えたフォークシンガー松山千春さんが生まれ育った故郷。
2016年に足寄町の「名誉町民」の称号が贈られる!
足寄町のPRに多大な貢献をされている松山千春さんのデビュー30周年の祝賀事業として道の駅前に建てられた歌碑(写真左)や、
多くのファンが訪れる千春の家(写真右)など多くの松山千春さん由来の観光スポットが存在しています。
足寄町の観光と特産品の情報発信基地である道の駅 あしょろ銀河ホール21内には、松山千春さんのステージ衣装やレコードを展示する「松山千春コーナー」があり、ゆっくり観覧することができます。その他にも、松山千春ファンにはたまらない!映画「旅立ち」ロケセット。松山千春さんの実家を忠実に再現したロケセット内には、撮影に使われた旧足寄駅の看板や自転車などの小道具も展示されています。夏の週末にはロケセット内部を無料公開していますので、千春ファンならずとも楽しめる観光スポットです。
神秘の湖「オンネトー」
「阿寒国立公園」にある湖。標高623mと高い位置にあり、面積は0.23km²、平均水深3m、最大水深9.8mあります。オンネトーの名前の由来は、アイヌ語で「年老いた沼」あるいは「大きな沼」の意味を持つ。雌阿寒岳の噴火により螺湾川の流れが止められてできた湖。北海道の三大秘湖としても知られ、オンネトーの湖面は時間や季節などの条件によって、刻々と色を変えるため「五色沼」とも呼ばれています。
晴天時には雌阿寒岳と阿寒富士の両方を見られる絶景が楽しめ、湖畔周辺には散策路が整備され、原生林に囲まれた手つかずの大自然を満喫することができます。パワースポットとも知られる大人気の観光スポットです。
オンネトーからの幻想的な満点の星空鑑賞
日中の絶景を楽しめるだけではなく星空も絶景のオンネトー。訪れる人の心を癒す星空観賞もオススメです。
国の天然記念物「オンネトー湯の滝」
オンネトーより南へ約1.5kmの林道を歩き進んでいくと、オンネトー湯の滝があります。国の天然記念物です。高さ20数メートルの2条の滝から成っています。滝上流の泉源では温度40度ほどの温泉が湧き出し,原生林内の秘湯として利用されてきた歴史をもちます。湯の滝は温泉の滝として顔のほか、地上のマンガン酸化物生成場所として世界最大の規模であり、地上で見られる世界で唯一の貴重な場所となっています。
360度の大パノラマが広がる足寄町大規模草地育成牧場
総面積は約1300haもある公共牧場。東京ドーム約270個分もある広大な敷地では、牛たちがのんびりと草を食む姿を見ることができます。また、ヨーロッパの丘陵地帯を思わせる豊かな起伏の奥には、道東を代表する名山・雌阿寒岳と阿寒富士を望むことができ、広大な足寄を体感できる絶好のビューポイントです。
住所:北海道足寄郡足寄町白糸146−1
お問合せ先:0156-29-8241(管理事務所)
ウッドキャンドルナイト
写真は毎年1月下旬に行われる足寄町の冬のイベント、ウッドキャンドルナイトです。あしょろ銀河ホール21前の広場で行われ、幻想的で美しい景色を見ようと町内外から多くの人が集まります。足寄町の森林資源であるカラマツの林地残材を活用したウッドキャンドルや、町民手作りのアイスキャンドルが飾られます。ウッドキャンドルは別名「木こりのろうそく」とも言われ、日本国内でも一部の林業の町やキャンプ場でも作られているようです。
豊かな自然を満喫できる雄大なキャンプ場「オンネトー国設野営場」
オンネトー湖畔にある野営場。管理棟にはトイレや炊事場のみの設備のため、事前準備が必要です。林間に位置しているので大自然を満喫できる遊歩道散策や、雌阿寒岳登山の拠点としても便利。森林のサイトが好みのキャンパーには理想的な環境かも知れないです。
住所:足寄郡足寄町茂足寄(国有林内)
お問合せ先:0156-25-2141(足寄町役場商工観光・エネルギー担当)
0156-29-7030(5月1日~10月31日)
足寄町役場
自然が身近に感じられる木々に囲まれたキャンプ場「里見が丘公園キャンプ場」
足寄町市街地の高台に位置する里見が丘公園内にあるキャンプ場。キャンプサイトの他にもバンガローが選べるので、好みに応じたステイプランが立てられます。炊事場の他バーベキューコーナーも完備しております。市街地にほど近いですが、木々に囲まれていて自然を身近に感じられるのが魅力です。運動公園や芝桜公園、ネイパルあしょろ(道立足寄少年自然の家)などへ通じる遊歩道も整備されています。十勝管内随一の大きさを誇る「足湯」もあり、その大きさは、直径10m以上で、一度に100人が利用できるほどの規模です。
住所:足寄郡足寄町里見が丘
お問合せ先:0156-25-6300(5月1日~10月31日)
0156-25-2141(11月1日~翌4月30日)足寄町役場管理都市計画担当
足寄町役場