山下晃和氏にイベント開催に対する想いを聞いてみました!
僕がこのイベントをやりたいと思ったきっかけは、高校のとき同級生だった友人と1ヶ月半かけてネパール、インド、バングラデシュを自転車で旅したときでした。アンナプルナの雪を冠した名峰を望む壮大な景色、インドでパンク修理を手伝ってくれたやさしいご家族、バングラデシュの旧市街に流れる人の波。こういったセンセーショナルな光景を目の当たりにして、「自転車旅」で得るものの大きさを再認識したのです。
このような経験を自分のなかで収めておくのではなく、多くの人に知ってもらいたいと。
ちょうど、9年前に、今回の会場でもある青川峡キャンピングパークへ「ムーンライトながら」という夜行列車に乗って輪行キャンプツーリングに来ていました。そのときに、こんな美しいキャンプ場があるんだと感動したのを覚えています。
昨年、2016年の11月にアウトドア雑誌GARVYの取材で再び訪れたときに、「ココだ!」と思ったのです。ここで自転車とキャンプのイベントをやりたいと。
東海地区には、モトクロスインターナショナル様、PRインターナショナル様などの旅に関する海外ブランドの自転車、ギアの代理店があり、サークルズという面白い自転車屋さんや、SOTOさんのようなバーナーメーカー、モデラート、アダプトといったトレイルランやファストハイクに強いアウトドアショップもある。また、関西地区(京都、大阪、神戸)のお店は、お客さんと一緒になって遊びに行くような距離感が素敵だと思いました。(兵庫の芦屋にあるスカイハイマウンテンワークスさんなどがそうです)日本のアウトドアブランドの本社も大阪以西のほうが多いです。そういった日本列島の真ん中に位置するという点でも、自転車キャンプツーリングするには集まりやすいと考えました。
海外を自転車で旅してきたなかで、アメリカ、とくに西海岸では、家族や仲間と自転車キャンプツーリングに行くレジャーもありますし、ポートランドにはVELOCULTといったツーリング自転車やランドナーのおしゃれなお店があったり、サンフランシスコにもBOXDOGBIKEといったSURLYのロングホールトラッカー(ツーリングバイク)がたくさん置いてあるお店があったり、とにかく「旅」する自転車が日常の生活にもアウトドアのレジャーとしても、そのまま落とし込んでいるというところが魅力的でした。なにひとつ違和感なく、ツーリズムが馴染んでいるんです。
そんな文化を日本にももっと増やしていく。その結果、多くの人の笑顔につながって、楽しい毎日を送れたら素敵だなと思っているんです。
そのため、入場無料にこだわりました。誰もがキャンプサイトに来て、触れて、見られて、学べる。自転車のイベントって入場料を取るものが多くて、自転車に興味がある人しか入れないような空気がありました。キャンプが好きな人が自転車も良いなと思ってもらえたり、自転車が好きな人がキャンプも良いなと思ってもらえたり、クロスオーバーさせて盛り上げていきたい気持ちです。
3年間はやるつもり(?)ですが、そのあとはやめちゃうかもしれないですし、誰かに渡すかもしれません。自転車が無くても、テントが無くても、日帰り参加もできますので、ぜひ多くの方に来ていただきたいです。
編集部まとめ
自転車キャンプ旅に特化したイベントとしては日本初!キャンプ大好き、ツーリング大好き、けどキャンプツーリングは経験したことがない方にとっては、自転車キャンプ旅を体験できる絶好のチャンス!もちろん興味のある方や、既にキャンプツーリングを楽しんでいる方にとっても見逃したくないイベントです。
サイクリスト向けの自転車専用サイトの予約受付が5月12日よりスタート!自転車泊の場合は、1名1,000円(1泊、施設利用料含む)で、BIKE&CAMP開催の特別料金。通常料金よりもお得に!日帰りでもキャンプ泊でも楽しめる自転車キャンプツーリングフェスタ「BIKE&CAMP」に参加してみてはいかがでしょうか?
各種お問合せは、青川峡キャンピングパークへ