プロが教えるキャンプの雨対策8箇条! 遊び方や設営・撤収ノウハウ、持ち物など

公開日:2016 / 07 / 23
最終更新日:2020 / 04 / 15

キャンプに雨はつきもの。基本的な対策からリスクの回避、子どもたちとの遊び方など、湘南自然学校の斎藤泰幸さんに聞きました(以下、斎藤さん)。

1.雨に備えて防水性の高いセパレートのレインウェアを

キャンプの雨対策は、まずレインウェアをしっかり用意すること。雨の中で活動するには、ゴアテックス(Gore-Tex)のような防水性の高い素材で、上下セパレートタイプが良いでしょう。

長靴もあればベターです。靴が濡れるとテンションが下がる、なんてことを気にせず活動できます。

2.傘、サンダルは用意しておく

上記とは別に、傘やカッパのような簡単な雨具は、用意しておいたほうがよいでしょう。テントから外のトイレに行くような場合、セパレートのレインウェアをいちいち脱ぎ着するのは大変です。

濡れた靴を履くのが気になるようなら、夏場は素足で履けるサンダルもあったほうがよいですね。

3.テントを張る位置を見極める

最近では、ゲリラ豪雨が降るなどして、短時間でテントが浸水してしまうこともあります。しかし、同じキャンプ場でも、まったく浸水しないテントもあるのです。

ちょっとした丘のようなところなど、雨がすぐに流れて雨水がたまらない場所にテントを建てましょう。水がたまりやすい窪地のような場所は、避けたいところです。

それでも浸水しそうなら、早めにテントを離れる決断を。ファミリーキャンプなら車の中などに避難できるでしょう。
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4.ブルーシートをテントの中に敷く

テントの浸水対策に溝を掘ったり(キャンプ場によりNGもあります)もしますが、大雨では焼け石に水です。私たちは、ブルーシートをテントの中に敷いています。

以前は、グランドシートのようにテントの下にブルーシートを敷いていました。しかし、それではテントの底と、ブルーシートの間に水が入って、結局中へ染みこんでしまうのです。テントの底から水が浸み込んでも多少は防げるよう、その上にブルーシートを敷くほうが、幾分有効だと考えています。
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湘南自然学校 校長 斎藤 泰幸

キャンプ歴38年以上。日本キャンプ協会キャンプディレクター1級保持。
学生の時にはキャンプカウンセラーをしていたという斎藤さん。当時珍しかった「自然学校」に入社し、旅行会社、スポーツクラブを経て、2000年「湘南自然学校」を設立。現在では多くの子どもたちに自然を通じて「生きる力」を伝えている。趣味は海系が得意でスノーケリングやサーフィン。
湘南自然学校HP:http://www.shonan-ns.com/

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