キャンプに雨はつきもの。基本的な対策からリスクの回避、子どもたちとの遊び方など、湘南自然学校の斎藤泰幸さんに聞きました(以下、斎藤さん)。
1.雨に備えて防水性の高いセパレートのレインウェアを
キャンプの雨対策は、まずレインウェアをしっかり用意すること。雨の中で活動するには、ゴアテックス(Gore-Tex)のような防水性の高い素材で、上下セパレートタイプが良いでしょう。
長靴もあればベターです。靴が濡れるとテンションが下がる、なんてことを気にせず活動できます。
2.傘、サンダルは用意しておく
上記とは別に、傘やカッパのような簡単な雨具は、用意しておいたほうがよいでしょう。テントから外のトイレに行くような場合、セパレートのレインウェアをいちいち脱ぎ着するのは大変です。
濡れた靴を履くのが気になるようなら、夏場は素足で履けるサンダルもあったほうがよいですね。
3.テントを張る位置を見極める
最近では、ゲリラ豪雨が降るなどして、短時間でテントが浸水してしまうこともあります。しかし、同じキャンプ場でも、まったく浸水しないテントもあるのです。
ちょっとした丘のようなところなど、雨がすぐに流れて雨水がたまらない場所にテントを建てましょう。水がたまりやすい窪地のような場所は、避けたいところです。
それでも浸水しそうなら、早めにテントを離れる決断を。ファミリーキャンプなら車の中などに避難できるでしょう。
4.ブルーシートをテントの中に敷く
テントの浸水対策に溝を掘ったり(キャンプ場によりNGもあります)もしますが、大雨では焼け石に水です。私たちは、ブルーシートをテントの中に敷いています。
以前は、グランドシートのようにテントの下にブルーシートを敷いていました。しかし、それではテントの底と、ブルーシートの間に水が入って、結局中へ染みこんでしまうのです。テントの底から水が浸み込んでも多少は防げるよう、その上にブルーシートを敷くほうが、幾分有効だと考えています。
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