プロが教えるキャンプの雨対策8箇条! 遊び方や設営・撤収ノウハウ、持ち物など

公開日:2016 / 07 / 23
最終更新日:2020 / 04 / 15

5.タープは一番最初に設営、一番最後に撤収

雨のキャンプで一番濡れるのは、設営/撤収のタイミングです。最近のテントは、本当に短時間で建てられるようになりました。各メーカーさんの努力のたまものです。

雨の中での撤収は、順番を間違えないこと。雨よけになるタープは、一番最後に撤収します。そうすれば、テントを分解しても、タープの下でたたむことができます。

6.テントは天日干しでカビ防止

濡れたキャンプ道具は、持ち帰って必ず天日で干します。テントやタープを濡れたまましまっておくと、カビが生えてしまうことも。後の処理も、大事なキャンプの雨対策です。

7.雨の日の遊びはミサンガ、焼き板工作、砂絵

雨の日の遊びも用意しています。みんなで楽しめるのは、やはり工作系です。
女の子に人気なのはミサンガづくり。マクラメという紐など用意しておけば、誰でも編むことができます。ミサンガの材料になる刺繍糸は、ネットでも簡単に購入できます。

焼き板工作も簡単で楽しい遊びです。炊事に使う薪を、20cm大に割ってプレートを作ります。バーナーで表面を炙れば、焼き板の完成です。マジックで名前を書くだけでもよいですし、凝った子は枝を貼りあわせて文字を書いたりしています。

海のキャンプなら砂絵がおすすめ。段ボールのキャンパスに接着剤を塗って、拾った砂や貝殻を付けるだけ。色のマジックなどがあれば、さらに豊かな表現を楽しめます。
rRIMG0351-1提供:湘南自然学校

8.大人は一瞬で切り替える

アウトドアに雨はつきものです。「まいったな~」と大人がイヤな顔をしてしまうと、子どもは敏感に感じ取り、テンションを下げてしまいます。

晴れた日に外で遊ぶほうが楽しいのは当たり前。けれど、雨が降ったら、「さあ、みんなで工作だ!」と、大人がいち早く気持ちを切り替えてください。
r16summer_5-06提供:湘南自然学校

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湘南自然学校 校長 斎藤 泰幸

キャンプ歴38年以上。日本キャンプ協会キャンプディレクター1級保持。
学生の時にはキャンプカウンセラーをしていたという斎藤さん。当時珍しかった「自然学校」に入社し、旅行会社、スポーツクラブを経て、2000年「湘南自然学校」を設立。現在では多くの子どもたちに自然を通じて「生きる力」を伝えている。趣味は海系が得意でスノーケリングやサーフィン。
湘南自然学校HP:http://www.shonan-ns.com/

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