キャンプにはどんな服装・靴がよい? プロが実践する昼夜の違い、服の素材、虫よけ対策など

公開日:2016 / 07 / 25
最終更新日:2020 / 04 / 15

海や山でアウトドアイベントを主催する湘南自然学校・校長の斎藤 泰幸さんに、キャンプの基本的な服装から、素材や色の選び方まで、詳しく教えていただきました。

湘南自然学校・斎藤 泰幸さんから8+1のアドバイス

rDSC05279湘南自然学校の子どもたちと斎藤校長。

1.昼間のキャンプ場はTシャツ&短パンでOK

避暑地の高原のキャンプ場でも、夏場の日中は日差しが強く、体感温度は相当に上がります。整備されたキャンプ場内なら、日中は軽装で十分。大人も子どもも、暑いときはTシャツ+短パンのいでたちで問題ありません。

2.着替えの長袖&長ズボンは必須。海のキャンプで暑くても夜は長ズボンで

特に山のキャンプ場では、夕方から朝にかけて、ぐっと気温が下がります。また、夕方になると、蚊やブヨが活発になるのもやっかいです。肌の露出を避け虫刺されを防ぐ意味でも、長袖・長ズボンは必ず持参しましょう。

海辺のキャンプ場の場合、夜でも暑くて大変なことがあります。活動中に半袖になるのは仕方ないとしても、長ズボンは履くことをおすすめします。蚊やブヨは低い位置に多いので、ひざやふくらはぎを隠すだけでも、刺される可能性をぐっと減らせるのです。
rDSC06201 (1)提供:湘南自然学校

3.ウェアは速乾性の高い化学繊維素材を

海や川で遊んだり、雨の中で作業したり、食材を洗ったりと、キャンプでは何かと水に濡れるもの。綿素材の服は、乾きが遅く、濡れると重くなるので、あまりおすすめしていません。速乾性に優れた化学繊維の服がベターです。

小さくたためて、軽いので、持ち運びしやすいのも便利なところ。アウトドアメーカーのウェアは、さすがそのあたりを計算の上、つくられているようです。

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湘南自然学校 校長 斎藤 泰幸

キャンプ歴38年以上。日本キャンプ協会キャンプディレクター1級保持。
学生の時にはキャンプカウンセラーをしていたという斎藤さん。当時珍しかった「自然学校」に入社し、旅行会社、スポーツクラブを経て、2000年「湘南自然学校」を設立。現在では多くの子どもたちに自然を通じて「生きる力」を伝えている。趣味は海系が得意でスノーケリングやサーフィン。
湘南自然学校HP:http://www.shonan-ns.com/

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