寝汗や汚れが気になる寝袋。「洗いたいけど、洗い方がわからない」という方も多いのではないでしょうか。今回は、LOGOS(ロゴス)のキャンプマスター・高橋岳さんが、洗濯機で簡単に洗える寝袋を紹介します。
寝袋って洗えるの?
そもそも、「寝袋って洗えるの?」という疑問からスタートする方もいるかと思います。
結論から言うと、「洗えます」。
洗い方は製品ごとにさまざまですが、洗わないまま放置していると、皮脂汚れが中綿を劣化させ、保温性などの性能を落としてしまうことも。定期的に洗い、寝袋のコンディションを保ちましょう。
手洗い不要、洗濯機で丸洗いできる寝袋
LOGOSがおすすめするのは、手間のかかる手洗いではなく、洗濯機で丸洗いできる寝袋です。
2in1・Wサイズ丸洗い寝袋
2つの寝袋がセットになったアイテム。
それぞれ1人用として使うこともできれば、2つの寝袋をジップでつなぎ合わせ、ダブルサイズの寝袋として2人で使うこともできます。
特にファミリーの方におすすめです。子どもが小さなときにはダブルサイズの寝袋として使い、大きくなってからはシングルサイズに分割して使う。子どもの成長に合わせて、長い期間愛用できる寝袋です。
洗濯時には1つずつ洗うようにしてください。
丸洗いやわらかシュラフ
肌触りがふかふかのフランネル素材を使ったシュラフ。『寝袋』と聞いてイメージするダウンタイプの製品とは異なり、厚みがあってやわらかい毛布のような気持ちよさを味わえます。
女性の方に人気のアイテムですが、お父様にもおすすめしています。
ファミリーキャンプに行くと、撤収作業はお父様が担当するケースが多いですよね。テントを片付けて、重い荷物を車に詰めて、長時間の運転……。夜が明けるとハードスケジュールが待っているため、しっかりと睡眠をとらなければなりません。
寝心地抜群のシュラフで、疲れを癒しましょう。
洗い方
洗い方は、一般的な衣料品と大きな違いはありません。
使用するのは中性洗剤。洗濯機の内側に沿って、はわせるようなイメージで寝袋を入れます。他の洗濯物と一緒に洗うのはなるべく控えて、あとは洗濯機を回すだけ。
干し方は、陰干しを推奨しています。
人口の化学繊維を使っているため、直射日光を受け続けると変色する恐れがあります。悪いケースでは、化学繊維の成分が変異し、保温性などの性能が落ちてしまうことも。
水分を蒸発させやすい化学繊維・ダイナチューブファイバーで作られており、夏場なら1日陰干しするだけでしっかり乾きます。
部屋干しの場合は、エアコンの除湿機能を使って、乾きやすい環境を作ってあげてください。