キャンプでカブトムシやクワガタを捕まえることはできましたか?
【準備編】【捕獲編】と全3回でお送りするキャンプ場でカブトムシ、クワガタを捕まえるシリーズもいよいよ最終章です。
最終章は捕まえたカブトムシ、クワガタを飼い育てる【飼育編】です。今回に関しては、キャンプ場以外の場所で捕まえたカブトムシ、クワガタにも適用できます。飼育に興味のある方全てが対象です。まさに必見です。
今回も月夜野きのこ園クワガタ菌床販売部さんの全面協力のもとお届けします。
長生きさせる5つの飼育のポイント
カブトムシ、クワガタの飼育には、基本となる5つのポイントがあります。
①飼育をするお部屋の温度は20℃~28℃
②エサは昆虫ゼリー、またはバナナかリンゴ(スイカなどの水分の多いエサはNG)
③可能な限り大きめの飼育ケースを使用
④飼育ケース内にハスクチップや転倒防止材を入れて、隠れる、潜れる環境を作る
⑤むやみに刺激を与えない(触ったりしない)
この5つのポイントが飼育のベースです。次に捕まえたカブトムシやクワガタの寿命を知っておきましょう。
カブトムシ、クワガタの寿命は?
キャンプ場で採集した場合、いわゆる野外採集昆虫なので羽化した時期がハッキリとわからないのですが、カブトムシは長くても秋(9月中)には死んでしまうことが多いです。
クワガタも、ノコギリクワガタやミヤマクワガタは長生きしても、年越しは難しいでしょう。それぞれの種類の特性とも言えます。年を越して、次の春頃まで生きてくれる可能性があるのは、コクワガタ、ヒラタクワガタなどが挙げられます。
キャンプ場で捕まえたカブトムシやクワガタは、ひと夏の貴重な体験です。可能な限り長生きをさせてあげましょう。最も大切なのは5つのポイント+愛情です。
これを踏まえて、いくつかの飼育方法をお伝えします。
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