キャンプ料理の『なんでも屋』ダッチオーブン。焼く、炒める、煮る、蒸す、揚げる、という5種類もの調理方法に対応します。今回は、はじめてダッチオーブンを購入する方におすすめのアイテムを、LOGOS東京店の店長であり、LANTERNのキャンプマスターを務める高橋岳さんに選んでもらいました。
ダッチオーブンのアピールポイント
ダッチオーブンは、鋳鉄(ちゅうてつ)と呼ばれる分厚い金属で作られた、蓋の上にも炭火を置ける鍋です。
上下から熱が送られるため、鍋の中の熱は円を描くように循環します。ムラなく加熱でき、蓄熱性・保湿性の高さが大きな魅力です。ずっしり重い鍋と蓋が圧力をかけ、素早く火を通します。
キャンプシーンでは、あらゆる料理に使われます。カレーやスープなどの定番料理から、パエリアやリゾット、鶏肉のオーブン焼きや塩釜焼き、燻製……活躍の場は幅広く、凝った料理も存分に楽しめます。
SLダッチオーブン
LOGOSがおすすめするのはこちらのダッチオーブン。初心者の方がうれしい『2つの魅力』をそなえたヒット商品です。
魅力① シーズニング不要ですぐに使える
従来のダッチオーブンは、購入後すぐには使えません。
錆や焦げ付きを防ぐべく、『シーズニング』と呼ばれるお手入れが必要です。
焦げ付きの原因になる、鍋の表面の微細な穴をふさぐために、油を引いては加熱して、という作業を繰り返します。調理できる状態に辿り着くまでの手間が多く、「大変そう……」と購入をためらってしまう方も少なくありません。
こちらの製品は、あらかじめ焦げ付かないように作られており、シーズニングが不要。
購入したままの状態で、すぐさま調理を楽しめます。
魅力② IHヒーター対応で家庭でも大活躍
こちらのダッチオーブンは、IHヒーターに対応しています。
家庭で本格派の料理を楽しめるため、キャンプの頻度が高くないライトユーザーの方でも持て余しません。これ1つで家庭料理の幅がグンと広がります。
特に活躍するのは冬場。蓄熱性が抜群なので、時間が経ってもアツアツの鍋料理をいただけます。
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ダッチオーブンユーザーの便利な周辺アイテム
ウッドグリップリフター
ダッチオーブンを熱すると、蓋の温度は100℃を超えます。蓋の開閉には、先端を引っかけて持ち上げられるリフターを使いましょう。木製のグリップには熱が伝わりません。
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ダッチミトン
ダッチオーブンを取り扱うときは、必ず耐熱性のグローブを着用しましょう。軍手を使っているユーザーをたびたび見かけますが、熱を防ぐ機能はないため、とても危険です。こちらの製品はヒジまで覆ってくれるサイズで、安全性に配慮されています。
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ステンレスダッチゴトク
高温のダッチオーブンは、置き場に困ります。家庭用の鍋をテーブルに直置きしないのと同様に、ダッチオーブンにも『ダッチスタンド』と呼ばれる鍋敷きが必要です。
こちらのダッチスタンドは11×11cmの手のひらサイズ。2つに分解できるため、収納に優れています。
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