ギアにこだわるキャンパーの間で今話題の「ITADAKI」をご存じでしょうか? 静岡県菊川市の「IRON CRAFT」(アイアンクラフト)がハンドメイドで生産する鉄製の多機能ギアです。メーカー直販ではネット販売のみですが、東京・浅草橋のキャンプオンパレードでは、お店でサンプルを見て触って体感できます。店主の水山裕文さんに、「ITADAKI」と「IRON CRAFT」の魅力を語っていただきました!
“これぞキャンプギア”焚き火が楽しくなる「ITADAKI」
こちらが「ITADAKI」のセットです。
提供:IRON CRAFT
4本の脚と、それをつなぐ2本のバーからなる本体。ハシゴ状の天板×2とS字フック×4、ロストルとそれをぶら下げるチェーン×2、トライアングルフック×2がついています。
最大の用途は「焚き火」です。私も、キャンプ場でこんな風に使っています。
※水山さんインスタグラムより
キャンプオンパレードで組み上げた展示サンプルです。
焚き火台(別売り)を下に置いて薪を燃やし、その上にロストルをぶら下げて鍋やフライパン(別売り)を置きます。S字フックには、他の調理器具や火ばさみ、火かき棒など焚き火ツール(別売り)をかけられます。
とはいえ、ここまでは米国などではよく見かるファイヤーハンガーに、よく似ています。革新的なポイントが天面に幅を付けたこと。
10cm前後の幅があることにより、ここにモノを置くことができます。スキレットや鍋、ダッチオーブンだって乗せられます。
調理中に、火から外した鍋のちょっとした置き場になります。「ちょっと置ける」だけで、同じようなファイヤーハンガーと比べて、使い勝手がぐっと上がるのです。焚き火の真上に、スープの入った鍋を置いておけば、時間が経っても暖かいまま食べられます。
また、「ITADAKI」は重さが12kgあるので、風が吹いても、ダッチオーブンのような重いモノが乗っても、安定感があります。
焚き火や炭でつくる料理は、家ではできないアウトドアらしい楽しみのひとつ。「ITADAKI」はそんなシーンでこそ、すばらしい調理台になってくれます。「これぞキャンプギア」という逸品です。
職人魂と商人魂を兼ね備えたIRON CRAFT(アイアンクラフト)
「IRON CRAFT」は、その名の通り鉄製品の職人集団です。ハンドメイドで精度の高いプロダクトを提供してくれます。「ITADAKI」も、細部までしっかりとしたつくりですが、「IRON CRAFT」には、同時に「ユーザーの本当に役に立つ製品を」という「商人魂」のようなものも感じます。
職人には、自分が本当につくりたいものを突き詰める側面もありますが、「IRON CRAFT」は製品に改善の要望があれば、とても早くリアクションを取ってくれます。そういった意味では、ユーザーに喜ばれるもの、商品として売れるものをつくるマインドが、強いメーカーだと感じています。
こちらは、「ITADAKI」の姉妹品「IZANAMI」。こちらも鉄専門の「IRON CRAFT」ならでは、焚き火にかけて使えるアイテムです。キャンプオンパレードに展示しています。
IRON CRAFT
問い合わせ:ironcraft.factory@gmail.com
URL:http://ironcraft.web.fc2.com/