「北海道の自然を最大限に満喫したい」という方は、ぜひ知床半島へ。いまなお、人と動植物が共生し、手つかずの大自然が残る世界遺産の地です。深い森の中でのキャンプ体験は、一生の思い出になるはずです。
羅臼町ってどんな街?
知床半島の東側に、南北60㎞に広がる羅臼(らうす)町。西に知床連山、東に根室海峡と、豊かな自然に囲まれています。オオワシやシマフクロウといった絶滅危惧種が生息し、海には40種類をも超える希少な海鳥をみることができます。
町に暮らす人びとも、自然の美しさを守り続けてきました。戦後まで人類未到達だった「幻の湖」羅臼湖や、日本百名山の1つである羅臼岳など、地球の美しさを体感できるスポットが豊富に存在します。
身近な存在の野生動物たち
羅臼では、道を歩いていて野生の動物に出会うこともめずらしくありません。春から夏にかけてはエゾシカやキツネ、ときにはヒグマに遭遇することもあるそうです(ヒグマに遭遇したら、決して近づかず、刺激せずに距離をとる)。特にシカは、人間にとても身近な存在で、あまりに日常の中にいるので観光客が置物と勘違いした、というエピソードも。2008年には、羅臼町役場の影でシカが出産しました。野生動物にむやみに近づかず、暖かく見守ることで、地元の方々は動物と共生しています。
トレッキングでしか行けない秘境「羅臼湖」
「羅臼湖トレッキング」は、知床半島最大の湖・羅臼湖を目指して登山するツアー。羅臼湖の存在が正式に発表されたのは戦後のことで、それまではどこにあるかわからない「幻の湖」と呼ばれていました。現在も、羅臼湖までの登山道は最小限の設備におさえられ、エゾシカなどの野生動物や、絶滅危惧種のシレトコスミレなど約60種類の草花が生息しています。
羅臼湖へたどり着くまでに4つの沼があります。中でも、絶景と名高いのは「三の沼」。標高700m、薄く雲をまとった原生林の向こうに、雄大な羅臼岳がそびえ立ちます。透き通った水面に鏡写しになる羅臼岳の姿は、感動的なまでの美しさです。ゴールの羅臼湖には、看板もなければ駐車場もありません。静寂の湖畔で目を閉じれば、原生林のざわめきや香り、風の肌触りと、知床の自然が五感に迫ってきます。
野生動物に出会えるキャンプ場
見晴らしのよい平地のキャンプ場と異なり、森林の中に作られ、自然と一体化した「知床国立公園羅臼温泉野営場」。施設内にはキツネなどの小動物が当たり前のように出入りしており、まれにシカが入ってくることもあるそうです。少し離れたところから観察してみましょう。
徒歩0分の場所には、明治時代の地図にも載る由緒ある温泉「熊の湯」。原生林に囲まれた岩の露天風呂には、乳白色の湯がとうとうと注がれています。効能豊かな硫黄泉は飲泉もできます。地元の有志が大切に守り続けている温泉は入浴無料! 掃除をしている人がいたら、手伝ってあげると、よい想い出になるでしょう。
海鮮工房の新鮮な食材でBBQ
羅臼と国後島の間の根室海峡は、海底の地形が渓谷のようにえぐれています。浅瀬の生き物から深海の生き物まで生息する豊かな漁場です。羅臼で水揚げされる魚は脂のりがよいのが特徴で、BBQとの相性はぴったり!地元の方は、名産のほっけやツブ貝などをあぶって食べるそうです。羅臼漁業協同組合が直営する海鮮工房では、水揚げされたばかりの新鮮な海産物やオリジナル水産加工品を購入できます。地元の方もよく利用する買い出しスポットです。
観光協会の池上さんおすすめの穴場スポット「鷲の宿」
知床羅臼町観光協会の局長である池上美穂さんがおすすめするのは、渓流のせせらぎを感じられる鷲の宿。日本に約140羽しか生息していないシマフクロウを観察・撮影できるシマフクロウオブザバトリーが併設しています。シマフクロウは絶滅のおそれが最も高い種の1つです。私たちは、フクロウ本来の姿を毎晩ほぼ確実に観察することができます。
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