8月下旬のビッグイベント「SUMMER SONIC 2016(サマーソニック2016)」。通称サマソニです。イベントを運営するクリエイティブマンプロダクションの平山善成さんに、服装や持ち物、注目のグッズなど、東京会場の実践ガイドをお聞きしました。
サマソニ2016開催日程と見どころ
正式名称:SUMMER SONIC 2016(サマーソニック2016)
日程:2016年8月20日(土)、21日(日)。両日とも9:00~23:00
今年も、大物から新人まで、オールジャンルのアーティストがそろっています。ただ、ここ数年で、少し違ったサマソニの顔になっているのが東京会場のガーデンステージです。今年は上原ひろみさんが出演。ジャズをはじめ、大人の音楽をお楽しみいただけます。
都心から気軽に電車で来られて、会場の設備・インフラは整っています。山のフェスと比べて、特別な装備は少なくて良いのがいいところ。ただ、思いっきり楽しむために、最低限の準備はお願いしています。
サマーソニック2016開催場所&アクセス
サマーソニック2016は、東京と大阪の2会場で同日開催されます。東京会場は千葉県幕張の野球場と巨大な国際展示場を貸し切って開催されます。QVCマリンフィールド(千葉ロッテマリーンズのホームグラウンド)のマリンステージをはじめ、合計6つのステージでアーティスト達が演奏します。
開催場所:QVCマリンフィールド&幕張メッセ
住所:千葉県千葉市美浜区
アクセス:JR京葉線海浜幕張駅から徒歩7分(幕張メッセ)。同徒歩15分(QVCマリンフィールド)
駐車場台数に限りがあるため、公共交通機関の利用が推奨されています。
会場・最寄り駅周辺の地図はこちら。
主催者が服装・持ち物のおすすめを聞いた!
東京と大阪、どちらも都心に近く、海沿いの会場。条件はよく似ていて、服装や持ち物に大きな違いはありません。
服装・持ち物のPoint!
- 基本は半袖・短パンでOK
- 念のため軽くて薄いジャケットは持参
- カッパ・ポンチョなど雨具は必須(傘は場所によりNG)
- タオル&着替えは多めに
都市型のフェスは、基本的に軽装で大丈夫。半袖短パンでも十分楽しく過ごせます。ただし、夕方からは冷えることがあるので、かさばらない上着は持ってきたほうがよいでしょう。軽くて薄い、多少の防水性があるナイロンのジャケット、ウィンドブレーカーなどがおすすめです。
かなり歩くことになるので、足下は動きやすく、はき慣れた靴で。高いヒールなどは向きません。
毎年、比較的天候には恵まれていますが、それでも激しいにわか雨が降ることはあります。雨ガッパやポンチョは必ずお持ちください。視界をさえぎる傘は、ライブ会場に持ち込めません。
毎年話題を生むコラボグッズで、サマソニならではのファッションを楽しむのもよいでしょう。2016年は、大人気アニメ「おそ松さん」や、テレビ朝日のバラエティ番組「アメトーーク!」とのコラボが実現しました。友だちとおそろいのTシャツで、フェスを満喫してください。
ライブ会場に椅子は持ち込めません。ロビーや外周では、持参した椅子で休憩もOKですが、大きすぎるベンチなどはご遠慮いただいています。かさばらないレジャーシートがおすすめです。
日差しが厳しく、大変暑いのでタオルは多めにお持ちください。汗をかいたり、雨で濡れたときのために、着替えもしっかり用意しましょう。
食事はどうする? 注目のフェス飯!
指定エリアでバーベキューができます。バーベキューセットを販売していますし、食材を持ち込んでもOK。もちろん、フェス飯も充実しています。おすすめは、東京会場で人気の焼津港直送のまぐろ中とろ丼(まぐろの魚二)。魚二さんは、まぐろの水揚げで有名な焼津港にあって、唯一のまぐろ専門店です。ふだんはお店でしか食べられない中とろ丼には、それを目当てにやってくるリピーターも多数。売り切れることもあるので、どうぞお早めに!
サマソニ経験者に実体験を聞いてみた!
サマソニに何度も参加する経験を持つお祭り好き男子「Uさん」に、実際のところを聞いてみました。
Q.真夏ですから、やっぱり暑いですよね?
8月の千葉ですから、炎天下に出れば暑いですね。けれど、幕張メッセの中は空調が効いていますし、野球場(QVCマリンフィールド)もスタンド席は屋根ついています。想像していた以上に快適で、山の野外フェスなどと比べれば、過ごしやすいですね。
Q.服装は半袖短パンでOK?
はい、大丈夫だと思います。オールナイトのフェスではないので、テント泊でない限り、深夜には会場を出ることになります。夏の夜ですから、そんなに冷え込んだ印象はないですね。雨に降られなかったのは、ラッキーなのかもしれませんが・・・・・・。
Q.おすすめの持ち物は?
椅子やパラソル、マットなどは持ち込めないんですよね。リュックひとつに収まって、しかも重くならない程度の荷物に収めるのがお奨めです。
必須と言えば、タオルくらい。汗はたくさんかきますし、頭にかぶれば日よけにもなります。後は、ビーチステージで水着になっている人もいますね。
Q.フェス飯やお酒はどうでしょう?
私が行った年は、幕張メッセの中にあるフードエリアが充実していました。おいしかったですよ。食事時は混雑するので、10~20分の行列は覚悟しなければいけないでしょう。
お酒も売っていますが、「テキーラのショット」など、アルコールの強いものは注文できません。軽めのお酒で喉を潤しながら、盛り上がりました。ちなみに、酒の持ち込みダメです。
東京はテントで宿泊も
残念ながら2016年のチケットは完売しましたが、東京会場のみキャンプ場でテント泊ができます。QVCマリンフィールドから浜田川を挟んだ対岸に、「シーサイドビレッジ」というキャンプ場が用意されています。
テント泊の装備は?
シーサイドビレッジには、コールマンのテントが用意されています。設営・撤収はスタッフやってくれるので、キャンプ経験がなくても問題ありません。
「手ぶらでOK」がコンセプトのテント泊。バッテリーランタンやコットが用意されていて、場合によってはテーブルや椅子も貸し出してくれます。会場に照明は設置されていますが、夜暗くなる場所もあるので、懐中電灯やヘッドライトは持っていると便利です。