2017年4月にコールマンジャパン株式会社と包括連携協定を結んだ小谷村。
「自然豊かな小谷村の創生を応援すると共に子どもたちの自然体験活動の機会提供に貢献」を目的に掲げ、これまでふるさと納税でのコールマン製品の取り扱いやコールマン主催のイベントへの参加など、自然体験できる場所の提供や小谷村の認知促進を進めてきました。
▼コールマンアウトドアリゾートパーク2018参加の様子
そして今回、小谷村でコールマンの全面サポートによる、「おたりdeキャンプ Supported by Coleman」が開催されました。その模様をお届けします。
まずは動画を
参加倍率は6倍以上
このキャンプイベントは、同村にふるさと納税をした方を対象に参加者を募るという仕組み。その応募総数は150組。その中から抽選で選ばれた24組101名が小谷村の雨飾高原キャンプ場で2泊3日のキャンプを楽しみました。
キャンプを楽しむ+地方を知る新しい形のイベント
今回のキャンプイベントは、キャンプ場やメーカーが主催したのではなく、自治体とメーカーが手を取り合い開催したもの。
そのプログラムは、「キャンプ」と「地方」が融合したじつに新しいものでした。
キャンプノウハウはコールマン・自然体験は自治体
プログラムの中には、コールマンスタッフがテントの設営や撤収レクチャー、ガスランタンの取扱いレクチャー、ホットサンドイッチクッカーを使った朝食の作り方をレクチャーと、ある程度経験を積んでいるキャンパーも参考になる内容が用意され、キャンプ初心者への手厚いフォローも充実していました。
一方、ワークショップは、小谷村ならではのプログラムを用意。教えてくれるのはもちろん村民の方々。参加者との交流を楽しみながら、普段は体験することのできない貴重な経験を子供たちにさせることができると、参加者のみなさんの満足度も高かったようです。
▼小谷村で捕れたシカを使った革細工
▼炭火と竹を使ったバウムクーヘン作り
▼バードコール作り
▼わら細工
▼焚き火でマシュマロ
初めてのわらの感触を楽しんだり、固い皮をなめして革にしたりと、小谷村ならではの貴重な体験に参加者も満足している様子でした。
協賛企業による楽しみも
今回のイベントは、様々なプログラムが複合的に開催され、参加者は飽きることなく楽しんでいました。
ちびっこトレーニングバイク体験
ふるさと納税で小谷村とのつながりがあるキャプテンスタッグからはトレーニングバイクが提供され、自然の中を元気いっぱい遊ぶ子供たちの姿が印象的でした。
フォトコンテスト
トレーニングバイク、チキンラーメンのアレンジレシピ、ホットサンドのアレンジレシピのフォトコンテストもイベント期間中に開催されました。
参加者のみなさんがスマホで撮った写真を、コールマンとチェキのコラボ商品「スマホdeチェキ!」でプリントアウト。専用の台紙に様々な書き込みをしながらデコレーションしてアピール。その場ですぐプリントアウトされる写真に子供たちも大喜び。そしてとてもたくさんの作品が集まりました。
宝探しゲーム
1~100の数字が書かれた紙がキャンプ場内のいたるところに貼り付けられた宝探し。見つけた番号が見事「当たり」でネスレの「キットカット」をゲット。われ先にと子供たちが真剣に数字の書かれた紙を探します。
ナイトパーティー「おたりdeナイト」は地域交流の場
2日目の夜に開催されたナイトパーティーでは、小谷村の特産品などが振る舞われ、村人とキャンパーが楽しく過ごす姿が印象的でした。
新鮮な小谷村産のきゅうりを味噌をつけて食べる。子どもたちに大人気でした。
小谷村で捕れたイノシシを使ったジビエハンバーグとマイタケたっぷりきのこカレー。
小谷村で作られている日本酒。小谷村の副村長がそれぞれの特徴を熱く語ってくれました。
中央水産協賛の「一夜干し姫ほっけ」はコールマンのファイアーディスクのうえで炙り酒の肴に。
ナイトパーティーの目玉「ビンゴ大会」。カードが配られると地面に座って自分の番号とにらめっこ。数字が告げられるたびに歓声が上がり、見事ビンゴを果たした方にはコールマンやキャプテンスタッグ、小谷村から豪華賞品がプレゼント。
そして小谷の特産品「大玉キャベツ」が会場をさらに盛り上げてくれました。
そして最終日
3日目の朝は、小谷村の珈琲店「十三月」の美味しいコーヒーが振る舞われました。
楽しかったキャンプもいよいよ終わり。どこか寂しげで名残惜しそうな子供たちの姿に、改めてキャンプの持つチカラの偉大さを感じました。
まとめ
普段は都心で暮らす人たちと地方に暮らす人たちが、じつに自然な形で交流していたのが印象的でした。「キャンプ」と「ふるさと納税」という手段を使って実現した新たな取り組み。豊かな自然があればあるほど、この組み合わせは強力な意味を持ち、過疎地域にとっては大いに可能性を感じる取り組みだと感じました。
今後の小谷村とコールマンの取り組みが非常に楽しみです。