秋も深まり、吸い込まれるような青空の日が多くなってきましたね。
こんにちは。Campeenaの安井直子です。
空の綺麗な日は、星ももちろん綺麗に見えます。特に都市部から離れた場所にあるキャンプ場は、空がしっかり暗くなるので、天体観測向き。でも、星座や星に関する知識って、奥が深くて難しくないですか?
星座盤やアプリなどを使っても、「多分あれが…ベガ…かな。」と歯切れの悪い会話しかできない我が家。
それならば!ある程度知識もあって、子ども達にとっても身近な「月」を眺めて楽しんじゃいましょう。
星よりもお手軽に眺められる「月」
小さな子どもにとっても、太陽や月は空を移動するとても不思議な存在です。月は満ち欠けするので見た目の形も変わるし、星と違ってサイズも大きいので、肉眼でも十分に楽しめます。そして何より、大人の予習があまり要りません(笑)
子ども達にいろんなことを聞かれても、それなりに答えられるのが月のいいところ♪
灯りの少ないキャンプ場では、あえてランタンを全て消してみてください。月明かりだけでも、しっかり影ができます。
月の模様を眺めて見よう
月には模様があり、「ウサギ」が餅つきしていることは、多くの方がご存知だと思います。でもアレ、本当に「餅つきしているウサギ」に見えますか?暗く影になって見える部分が、巨大なクレーターの低地部分なわけですが、日本以外の国では、ライオンに見えたり、おばあさんに見えたり、蟹に見えたり様々です。
お子さんの目には、何に見えるのか。お話ししながら眺めてみると楽しいと思いますよ♪
肉眼でも楽しめますが、望遠鏡や双眼鏡があればもっとハッキリと模様をみることができます。上の写真のように、欠けている月の方がクレーターに影ができて、より立体的に見えることもあるので、満月じゃなかったからってがっかりする必要はありません。
まずは月の登ってくる時間をチェック!
日の出・日の入り時刻が毎日違うように、月の出・月の入り時刻も日々変化しています。
キャンプで観測するのに適した18~21時の間に1時間以上月が観測できる日は、だいたい1ヶ月の約半分の期間でした。
さらに!せっかく夜空に月が出ていても、あまりにも細い月じゃあ、ちょっと寂しいですよね。消灯までにゆっくり眺められる時間と、月の満ち欠けも考慮すると…、実際に月を存分に楽しめる日は1ヶ月に10日程度しかありません。
キャンプ場の環境やサイトの向きなどもあると思いますし、さらにお天気というどうにもならない条件あるので…、キャンプで綺麗な月に出会ったら、これは超ラッキー!!
ぜひぜひ、ご家族で「観月」してみてください。
photo by tomokko107
出かける前の予習!オススメな「月」の絵本3選
「月のふしぎえほん」
大藪 健一 (著)、 常永 美弥(絵)
大人もこっそり予習できちゃう内容です。3歳未満のお子さんには少し難しい内容かもしれませんが、雑学的なことも載っているので幼稚園ぐらいから大人まで楽しめますよ。
「パパ、お月さまとって!」
エリックカール(著)、もり ひさし(翻訳)
我が家ではお月様の絵本=この本と言っても過言ではありません。お月様のお話って、男の子やお父さんが出てくるお話が多いのは何故なんでしょうね。
「お月さまって、どんなあじ?」
マイケル・グレイニエツ(著)、Michael Grejniec(原著)、泉 千穂子(翻訳)
月に味があるとしたら…?そう考えるだけで楽しくなっちゃいますよね♪お子さんと本物の月を眺めながら、月の味について話してみるためのきっかけ用にオススメの1冊です。
まとめ
いかがでしたか?もうすでに、朝晩の気温が1桁になる地域も出てきていますので、月を見る際の防寒対策はしっかりなさってくださいね。もうじき、冬がやってきます。夜が長い分、観月会のラッキーチャンスが増えますね!