神流川オフシーズン釣り場でハコスチハント
上野村でハコスチを狙えるのは神流川のオフシーズン期間。日本の漁協によって管理される渓流では、基本的に秋から冬季を禁漁期間として環境を保全しています。
そのオフシーズンを利用し、神流川本流の一部を区切って上野村漁協がハコスチが狙えるフィールドを作り上げています。これほどエキサイティングで気持ちよく整備された釣り場はなかなかないレベル。初心者の方も女性も安心してモンスターハントが楽しめちゃいます。
川の駅で魚券を購入
冬季釣り場の魚券は『川の駅 上野』の漁協の売店で購入します。道の駅の機能がほぼ詰まったキャンパーのオアシスで、トイレ等の施設はもちろん飲食やお土産探しも楽しめるありがたいスポット。
フィールドは川の駅のすぐ裏というアクセスの良さで、アングラーファースト、トラベラーファーストで環境作りを整える上野村らしさを端々に感じる気持ちよさ。気持ちの良い夏場なんて思わずそのまま住み着きたくなります。
ガチ勢がぞくぞく集結
装備を整えて魚券が販売開始となる8時半を待っていると、ぞくぞくとフライマン、ルアーマンが集まってきます。釣り師の間でハコスチは話題のターゲット、全国からハコスチハントに猛者たちが集います。
そんな中、どこか見覚えのあるお方が……と思ったら「食べて飲める釣り堀」が話題の釣りカフェ『キャッチ&イート』のボス、斎藤さんに遭遇。他誌の取材でも伺ったことがある釣りカフェや、としまえんの管理釣り場も運営されている管釣りのプロ中のプロ。もちろん釣り人としてもガチ勢。
とはいえ初心者の方でもご安心を。むしろ釣り人とは「より良い釣り場を追い求める」人たち、ガチ勢が集まるということはそれだけグッドなフィールドということを意味します。
テンカラ沈ませの名手、井出先生と冒険開始
今回は同じく中通しテンカラ竿の使い手で上野村の常連でもある井出先生と釣行。年間尺ヤマメを20以上獲る「テンカラ沈ませ」の名手。並みのテンカラ師では攻略できないような本流で尺物を狙い撃ちする尖ったスタイルで、僕の「沈ませ」の師匠です。
冬季はとくに上野村の出没率が高いので、見かけた方はぜひ声を掛けてみてください。気さくに釣り方を披露してくれるテンカラ師です。
紅葉真っ盛りのフィールド
釣り場は川の駅のすぐ裏。駐車場から緩やかな道を河原へ降りて行くと、思わず足を止めてしまうほどの紅葉がお出迎え。関東周辺の11月前半でこれほど赤い紅葉が見られる場所はなかなかないのではないでしょうか。
本気釣りでは1分も無駄にできないというシビアな感覚で動いてしまうものですが、思わず先生ときゃーきゃー言いながら足を止めて記念撮影。それほど見事な初物。紅葉狩りスポットとしても上野村は隠れた一級ポイントですよ。
と、今回はここまで。次回「後編」ではいよいよ釣りスタートです。
モンスター級のハコスチは釣れるのか?楽しみに!