先日の記事で、注目の焚き火アイテムとしてご紹介したスウェディッシュトーチ。実は、調理アイテムとしても使うことができます。
強い火力で料理ができる
横から空気を吸い込み、上に炎と熱が出る構造のスウェディッシュトーチ 。ロケットストーブのようにとても火力が強いので、比較的短時間で煮炊きできます。
私が試した時は、1Lのお湯をヤカンで沸かすのに5分もかからず、すぐにお茶タイムにできました。
ダッチオーブンを乗せて煮込み系、スキレットを使って焼き系など、いろいろな料理にも使えるそうです。ただし、火力の調節はあまりできませんので、乗せたり下ろしたりしながら調節が必要そうです。
使い方は?
使い方はいたって簡単!火をつけたスウェディッシュトーチに、ただ乗せるだけでOKです。
ただし、火がついたばかりでスキレットなどを乗せると、火に蓋をしたような状態になり、すごい量の煙が出ます。お隣のサイトとの距離が近い場合や風下の方々のご迷惑にならないようにご注意くださいね。
効率よく全体に熱を伝わらせるように、五徳のようなこんな器具もあります。ステンレスのプレート全体が温められ、その熱をそのまま調理器具に伝えることができるため、風があっても、均一に熱が伝わるそうです。
ミチ・スウェディッシュトーチグリル(スポルテス)
素材:SUS 304L(2.4mm厚耐熱性ステンレスプレート)
サイズ:φ280xH70mm(φ約180〜250mmの薪に対応)
重量:1.13kg
調理の途中で崩れると危険!
前回の記事でもご紹介した「スモーク佐藤」さんは、炊事に使用する時には五徳やクサビを使用して、トーチが上部から崩れないように保護して使うようにされているそうです。
我が家でも、2度目に使った時には、BBQ用の網を乗せてお湯を沸かしました。4本のうち1本がかなり細くなってきていたので、万が一崩れてもヤカンが落ちないようにするためです。網がなくてもかろうじてヤカンが乗せられる状態ではありましたが…怖くてできませんでした。煮込み料理の時なども、知らない間にトーチが燃え尽きそうになっていては一大事!!時々鍋を退けてみて、トーチの燃え具合を確認するようにしたほうが良さそうですね。
小さなフライパンで、イベリコ豚が燃えた。
ちょっとお高めのイベリコ豚を買い、トーチの太さよりも少し小さなスキレットを使って焼いていたら…、風が吹いた時に火が入り、豚の脂でスキレットごと大炎上!!せっかくのイベリコ豚がカリッカリに焼けました。炎の中から肉を取り出した後も、しばらく燃えていました(笑)
この時は、豚しか焼いていなかったので良かったのですが、物によっては全く食べられなくなってしまったと思います。こうならないように、スウェディッシュトーチの太さよりも大きな鍋やスキレットにしておいたほうがいいですね。持ち手が溶けたりして怪我してしまうといけませんので…。
photo by tomokko107
まとめ
スウェディッシュトーチで料理は、ガスバーナーでの料理とは違った雰囲気を楽しむことができますね。
10インチのダッチオーブンを乗せて料理する方もいるそうですが、それだけの物を乗せられるトーチの太さと、安全に設置できる広さは必須条件です。倒れたり崩れたりして事故のないように安全に配慮しながらチャレンジしてみてくださいね。