【絶景海のキャンプ場・ガンダーラ真鶴】伊豆のサグラダファミリアなキャンプ地開発中

公開日:2019 / 03 / 21
最終更新日:2020 / 03 / 25

まるで絶海の孤島にいるかのようなロケーションのキャンプ場『ガンダーラ真鶴』。伊豆エリアの入り口という好立地で都心から約90分、日帰りでも楽しめるレアキャンプスポット。

ほぼ全て「自家製」で作られた進化しつづけるサグラダファミリアなキャンプ地は、現在も新コンテンツを開発中。

まるで無人島なレアロケーションのキャンプ地

神奈川南西部、伊豆エリアの入り口ともいえる位置にある真鶴半島。湯河原、熱海とビッグネームの派手な観光地が連なる手前で忘れられがちな小さな半島ですが、実はバリューいっぱいの穴場的観光スポット。その岬のまさに先端は県立の自然公園になっています。

良い意味で日本離れした自然を生かした公園の敷地内に、まるでシークレットサーフポイントのようなキャンプ場が存在します。その名も“ガンダーラ真鶴”。


YouTubeで波音動画をかけないと眠れないというストレスフルな方いませんか?ここは本物のあの音源に包まれて眠れる場所。

崖の裏を勝手に開拓しちゃったようなワイルドな立地ですが、ちゃんとオーナーが購入した私有地なのでご安心を。まるで「絶海の孤島の入り江」そんなロケーションのレアなキャンプ地にはこれまたレアな歴史がありました。

進化しつづける真鶴のサグラダファミリア


県立公園の一角の崖地が売りに出されたのはバブル真っただ中の時代。ホテル事業を展開していた企業が買い取ったもののその後バブルが崩壊、結局開発は着手されず、なんとも手の出しようのない“手つかずの崖地”を買い取ったのが現オーナーの岩間さん。

デザイナー兼なんでも作家の主


ガンダーラ真鶴の主である岩間さんは、バブル時代から売れっ子の各地に様々な建築を残している建築デザイナー。同時に自然大好きなアウトドアマン。それまで遊んでいた油壷の船を引き払い、買い取った真鶴岬の開発を始めたのが20年ほど前のこと。

「自分で作れなきゃ建築デザイナーじゃねえ」そんな言葉通りなんでも自分で作る方で、仲間たちとの遊び場として崖地を開いたのがこの“真鶴のサグラダファミリア”の始まりでした。

なんと多面ドームも自家製……


キャンプ場の設備は何から何までほぼ自家製。まずは傾斜地だった崖にユンボを入れて平地を作るところから自分たちでやっちゃうDIY精神。キャンプ場内にある象徴的な建物である木とアクリル製の多面ドームもなんと設計から施工まで自作。

アイデアとデザイン力、行動力とスタミナまでを備えた稀有な主によってスペシャルなフィールドは誕生しました。そして現在もなお作業は進行中。開発が終わる事のない、まさにサグラダファミリアなキャンプ場です。

JR真鶴駅から8分・都心から日帰りできる好立地


半島の先端にあるガンダーラ真鶴までは、JR真鶴駅からバスで8分ほど。真鶴駅は新幹線が止まる小田原からわずか20分ほど。国内にいることを忘れるような絶景ロケーションにも関わらず、都心から90分ほどでアクセス可能な日帰りキャンプも楽しめる好立地です。

実は驚きのロープライスで完全予約制


こちらの幕営地は主にフィールドエリアでMAXが約30張りほどのスペース。くわえて海岸エリアがフリーサイト、トータルで50張りはいけるキャパ感です。トイレもシャワーも完備で、調理スペースも屋根付きで快適。絶景レアスポットですが、キャンプ初心者の方でも安心して楽しめる環境が整っています。

気になる幕営料は、周辺エリアから考えるとちょっと驚きのロープライス。以前思わず岩間さんに「安すぎません?」と聞いたところ「みんなが遊べればいんだよ」とのこと。そういうキャンプ場。今後混み過ぎないといいなと祈りつつも、やっぱり多くの方に楽しんでほしい特別な場所です。

熱海も湯河原もすぐ、伊豆のスポットめぐり放題


みなさん、真鶴はご存知でしたか? 以前から個人的に釣りやドライブで好きな場所なのですが、ポテンシャルのわりには知名度がちょっと低い気がします。

お隣は温泉その他のバリュー豊富な湯河原、そしてさらにそのお隣は絶賛再ブレイク中の熱海。周囲のビッグネームに知名度では遅れをとりつつも、穴場的なご飯どころや観光スポットがあって、温泉だってあります。

真鶴の穴場スポットを開拓するも良し、ワイルドな海キャンプをした後に伊豆の観光コースを巡るも良し。キャンプ地として魅力的なだけではなく、熱海観光の際の新しい宿泊方法としてもおすすです。

景勝地『三ツ石』もモアイもあるよ!


全国からカメラマンが集う景勝地『三ツ石』。半島の先端、ケープ真鶴からアクセスできます。ちなみにこのすぐ隣の海岸がガンダーラ真鶴。三ツ石の岩まではド干潮になると徒歩で岩まで歩いて行けます。


また真鶴半島には「お林遊歩道」や「森林浴遊歩道」、「番場浦遊歩道」といったトレッキングルートがあり、キャンプついてにほどよくトレッキングも楽しめます。そして、このモアイ像も真鶴半島内に存在します。その場所は……、ぜひRPG感覚で現地で探してみてください。

DIY難民に朗報。シェア工房としても使えます


なんでも「手前で作る」のがガンダーラ真鶴流。工具はその辺の作業場以上に揃っていて、電気溶接までできるレベル(詳細な工具内容についてはガンダーラ真鶴までお問合せください)。

デイキャンプとして入場し、工具を使ってDIYをするという「シェア工房」としても解放しています。料金はデイキャンプ入場料のみで1日中作業OK。イベント時には大型スピーカーもウーハーも使える絶海ロケーションのここではどんな騒音も問題なし。また150kg積載可能なリフト(これも自作)があるため大物の持ち込みも可。海を見渡す最高のロケーションで思う存分DIYできます。自分の工房に無い工具もここにはあるので私もよくDIYさせてもらってます。

キャンプ地開発仲間募集!(著者も参加中)


目の前が海岸のガンダーラ真鶴では、2018年の台風で一部設備が高波の被害にあいました(人的被害はゼロ)。海に突き出すように作ったデッキがほぼ全滅。デッキ上に設置していたドラム缶風呂や展望スペースも消失してしまいました。現在もまだ復活にはいたっていません。

その台風被害の再生、そしてさらなる進化に向けてガンダーラ真鶴では主の岩間さんをはじめ日々作業中です。著者も時間をみつけて参加してます。木を切ったり設備を造ったり、工具が揃っているガンダーラ真鶴では仲間たちでほぼすべての作業をこなしています。


こんな野生のお友達も参加中。

同時に面白い新コンテンツを多数計画中です。クラブハウス横に海を一望できる絶景露天風呂、傾斜地にツリーハウス、海岸には夏に遊べる浮桟橋を作る予定。作業の後はみんなで焚き火をしたりそのままキャンプしたりとキャンプ&アウトドア好きなら楽しめること間違いなし。

現在、真鶴まで来れて一緒に作業に参加していただける方を募集中です!どなたでも参加可能なので下記メールアドレスか私のSNS宛にお気軽にご連絡ください。

ガンダーラ真鶴
gandahara@rose.plala.or.jp

twitter:@nhaeru
instagram:@haeru_natsuno

ロケーションもコンテンツも唯一無二の海のキャンプ地


海好きの著者としては海のキャンプ場と聞くとだいたいチェックしに行くのですが、このガンダーラ真鶴のようなロケーションにはなかなか出会ったことがありません。岬の先端、まるで海からしかアクセスできない絶海の孤島のような入り江のキャンプ地。

そんなレアスポットなのに都心からわずか90分ほどの好立地。しかも幕営地もとんでもなくリーズナブル。正直シークレットスポットにしておきたいレベルの場所なのですが、このスペシャルなキャンプ場を体験していただきたいという気持ちと、キャンプ場を盛り上げたいという気持ちから発信します。

立地だけではなく多面ドームを始めとしたコンテンツも一見の価値あり、泊まって絶対に損はないキャンプ地です。イベントも今後「ここでしかできない」みたいなものを意欲的に作っていく予定です。主の岩間さんも人生経験超豊富な楽しい方なのでぜひお話してみてください。DIY難民の方もぜひ!

「真鶴のサグラダファミリア」レアで価値あるキャンプ地へぜひ遊びにきてみてください。

施設詳細

施設名:ガンダーラ真鶴
営業期間:通年営業
チェックイン:10:00~
チェックアウト:~10:00
住所:神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴1176-2
電話番号:090-3535-2346
ホームページ:https://gandahara.wixsite.com/mysite

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アウトドアライター&クリエイター夏野 栄

山岳部出身のアウトドアライター。数多くの紙面やWEBなどの媒体で活躍。湘南の牛舎ガレージのアートディレクション廉プロデュース担当も務める。自転車ビルダーでもある。

twitter:@nhaeru
instagram:@haeru_natsuno
マイナビおすすめナビ:https://osusume.mynavi.jp/users/188

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