【テンカラアドベンチャー】丹沢の異世界リヴァスポット早戸でレアトラウトをハント!

公開日:2019 / 03 / 30
最終更新日:2020 / 03 / 25

“テンカラ”とは日本の伝統的渓流の釣法。竿と糸と毛ばりだけというシンプルさが好まれ、海外からも“TENKARA”として注目の的。自転車でいうならまるで“トラックバイク”のような古くて新しいソリッドなジャンル。あのパタゴニアが専用ロッドを出したことでも話題になりました。そう、釣りを超えてアウトドアに親和性が高いアクティビティです。

丹沢にレア鱒潜む異世界があった!


都心からほど近いアウトドアの楽園丹沢。解禁ともなれば渓魚ハンターたちの激戦地ともなるこの山には、レア鱒ひしめく異世界が存在する。天然渓流を利用した『リヴァスポット早戸』。ここには常時様々なトラウトが潜み、厳冬期にはあの「鬼辺に魚」、幻のイトウも出現! まるでトラウトを全部乗せしたような異世界が広がっています。

『リヴァスポット早戸』
〒252-0155 神奈川県相模原市緑区鳥屋3627 MAP
TEL:042-785-0774
WEB:http://www.hayatogawa.com/

 

「いけません。その武器は禁じられております」


管理釣り場はそれぞれ私設のフィールド。ゆえにそれぞれ固有のルールがあります。今回はアドベンチャーテンカラのメインウェポンである『中通しテンカラ竿』がなんと禁止。

理由としては改造竿の使用は禁止とのこと。ルールなので仕方ありません。そもそも中通しテンカラ竿は大型魚と戦うための特殊なシステムで、テンカラ竿では喰いとめられない引きに対してラインを出せるというのがその本質。でもリヴァスポット早戸のフィールドは川岸に障害物がなくオープン、いざとなれば走って追従すればいい。そしてメインロッドが使えないからといってスルーするにはあまりにもったいなさすぎるフィールド。

ということで今回はノーマルのテンカラ竿とフライロッドで挑むことに。

装備はキャンプそのまま。足元だけ沢登りスタイル


いつもお伝えしている通りテンカラの装備は実にシンプルでかんたん。しかもキャンプ&アウトドアと親和性抜群。水に浸かるエリアだけウェーディングシューズとゲーターを使いますが、その装備も夏の沢歩き装備がそのまま使えるというアウトドアとの親和性の高さ。それもそのはず、渓流釣りは沢登りと行動は同じ。シューズとゲーターを揃えておけば、夏は話題の『シャワーリング』も楽しめて一石二鳥!

Caravan KR_3F WIDE
https://www.caravan-web.com/product/35014/

Caravan ケイリュウスパッツ
https://www.caravan-web.com/product/3611/

テンカラ竿にはリーズナブルな入門モデルも!


今回はせっかくノーマルロッドで挑むということで、市販竿についてもすこしご紹介します。まずテンカラ釣りを“ふつう”に楽しむなら市販の竿で十分です。「でも、お高いんでしょう?」とお思いの方、実はそうでもないんです。例えばダイワのエントリーモデルのロッド『テンカラRT』はアマゾンなら6000円ほど。これを一本車に積んでおくだけでテンカラのアドベンチャーの扉が開きます。アウトドアアクティビティとしての“テンカラ”、お手軽だと思いませんか?

ダイワ テンカラRT
http://www.daiwa.com/jp/fishing/item/rod/ten_rd/tenkara_rt/

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アウトドアライター&クリエイター夏野 栄

山岳部出身のアウトドアライター。数多くの紙面やWEBなどの媒体で活躍。湘南の牛舎ガレージのアートディレクション廉プロデュース担当も務める。自転車ビルダーでもある。

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