フィールドの状況やいかに？
リヴァスポット早戸は6時から釣り可能ということでオープンと同時にスタートフィッシング。今回もハコスチの時と同様沈ませテンカラの井手先生とのハントです。まだ寒い時期は早朝の喰いが悪い場合もあるので、身体を気温に馴染ませながらスロースタート。まずは状況をチェックしていきます。
ぱっと見で魚影はかなり濃いフィールド。がしかし、オープンで釣り人も多い釣り場にありがちななかなかの警戒心。「毛ばりを見せれば反応する」わけではなく、ちゃんと魚のスイッチを入れていかないと毛ばりを追いません。そして目視できるレベルで多種のトラウトがうようよ泳いでいてまさに異世界……テンション上がります。
見えデカマスを発見
「見える魚は釣れない」
これは一部ホントで一部ウソ。釣りには「サイトフィッシング」という用語があるほど、「見える魚」を釣るケースがあります。管理釣り場でデカマスを獲る場合、見えデカマスを探して狙い撃ちしていくのもその一つのアプローチです。
20cm前後のマスの魚群50尾程度に対して、デカマスが1、2尾程度の割合で目視できます。このフィールドは天然渓流を20m程度の感覚で石の堰を作ることで区切った段々になっている地形。その段を一つのステージと考えると、各ステージにボスキャラが1尾程度ひかえているイメージです。
基本的に見えデカマスは全く反応なし。それどころか迂闊に近づけば即逃げます。「臆病な魚ほどサバイブして巨大化する」です。でも条件さえ整えば、シビアなあのコの心がオープンすることも！そう、まるでギャルゲです。「テンカラ釣りはギャルゲです」そこまで言い切りませんが、近いゲーム性があるのです。そしてテンカラ師たちは山へ通うのです。
この超シビアなデカマスにどう“やる気スイッチ”を入れられるか？そこがデカマス狙いの勝負どころ。
通常サイズはパターンさえ掴めば連続ヒットも
何通りかの方法でさぐっていくとすぐにヒット。まずはお昼ご飯用の魚をキャッチしておきます。通常サイズのマスはパターンとタイミングを掴めばほぼエンドレスで獲れます。この点もこの釣り場の魅力の一つ。ただの入れ食い体験ではなく、入門者や初心者でも「釣りのパズル」を解きながら十分楽しめます。釣りが初めての方や親子、カップルにもおすすめできる所以です。
僕は一度ハメパターンを発見したらだいたい3尾獲ってやめます。その方が次の新しいパターンを探せるから。そして「その場」にもいいから。スタートからあっという間に二桁尾をキャッチ。ということで午前はそこでストップフィッシングとしました。お昼は魅惑の野外料理の部へ。
お昼は釣った魚でBBQ
リヴァスポット早戸の魅力は釣りだけじゃないんです、アウトドアフィールドとしてもポテンシャルの高い場所。キャンパー大好きバーベキューも楽します。
しかも“直火OK”。全国の直火ストのみなさん、天然渓流で直火ができる貴重なスポットはこちらです。自前のキャンプ道具がそのまま使えるのもキャンパーにとっては嬉しいフィールド。直火OKですが今回は焚き火台をもちこみました。
今回は午前にゲットした食べごろサイズの釣りたてを焚き火でいただきます。味付けは粗塩だけ。強火の遠火でじわじわ焼いて、外はパリッと香ばしく中はふっくらジューシーに。
寒いフィールドで焚き火を楽しみ、しかも熱々の釣りたて焼きたてマスをいただく幸せに浸りつつ、先生と午後の作戦会議です。暖をとってお魚の栄養をいただいて、気温も上がってきたところでいよいよ本日のガチハントタイム。
