こんにちは。Campeenaの安井直子です。我が家のキャンプデビューは、ゴールデンウィークにもかかわらず夜が極寒の富士山麓。それ以来、春キャンプでは、いつも以上に天気への注意が欠かせません。
春の天気は変わりやすい。
春は「晴れ」と「雨」が交互にやってきます。梅雨が終わる頃までは、天気の変わりやすい「くもり」予報の日が多く、天気予報も二転三転。直前にならないとキャンプ当日のお天気が分かりません。
さらに困ったことに、日によって最高気温が大きく異なり、時には前日と10度近い気温差になることもしばしば。天気予報を見誤ると、春でも極寒のキャンプを経験することになってしまうかもしれません。
<対策>
単純なことですが、前日も、キャンプ場に着いてからも、何度も天気予報を確認してください。寒さだけでなく、暑さにも備えなければいけないのが春キャンプの難しいところ。急に暑くなった時に備えて、薄手の衣類の準備も必要です。子どもは良く汗をかきます。上着と下着、両方をご準備くださいね。
丘の上、崖の上、山の上など開けたキャンプ場は特に注意!
雨から晴れ・晴れから雨に変わる時、雲を動かす風が吹きますよね。春は天気がコロコロ変わるということは、その分よく風が吹くということ。風速5m以上の日も珍しくありません。
海沿いや広い芝生など、開放感がある景色は日当たりも良くて気持ちがいいですが、一度風が強くなると風除けになるものがありません。特に丘の上や崖の上、山の上のキャンプ場は、危険なほどの風が吹くことがありますので、ご注意ください。
<対策>
木々が風除けになってくれる林間のサイトや、過去に利用したことのあるキャンプ場が安心です。長めのペグでロープをしっかりと固定するのはもちろんのこと、防風林や車をうまく利用して風を避けながら設営する方法も効果的。乾燥撤収を思うと、日当たり重視になりがちですが、そこは安全重視でサイトを選んでくださいね。
とはいえ強風の場合は、しっかり固定していても、生地自体が風に耐えられず、タープやテントが倒壊してしまう例が少なくありません。安全にキャンプを過ごすために、早めの撤収も選択肢に入れておきましょう。
川沿いは風の通り道かも!?
夏でも涼しい河岸は、風の通り道になっている場合があります。上流ならば木々が風除けになってくれる場合もありますが、少し広めの川岸は注意が必要です。
春は河原でデイキャンプやBBQが増える時期ですよね。私も以前、風向きが少し変わっただけで、急に強風が吹き始めたことがありました。テントやタープが飛ばずとも、食器や椅子が飛ぶのは日常茶飯事。風が強い時は火傷や延焼の危険も増しますので、十分ご注意ください。
<対策>
食器は紙やプラスチック製のものではなく、ある程度の重さのあるものがオススメです。飲みかけの缶ビールが倒れないように、この機会に「THERMOSの保冷缶ホルダー」のような流行りアイテムを購入するのも楽しいですよね。
飛んだ椅子を焚き火で焼いてしまわないように、立ち上がる時には、自分の椅子は必ず安全な場所に移動を!こればかりは、自分で守るしかありませんので(笑)
photo by tomokko107
まとめ
ポカポカ陽気のせいか、我が家の春キャンプは忘れ物が多くなります。虫除け、サンダル、子どもの衣類など、いろいろな天候に対応しようとすると、どうしても荷物が増えてしまうからかもしれません。完璧に揃えなくては!!と気負いすぎるのは疲れてしまいますが、安全にキャンプを楽しむためにも、イメージを膨らませつつ最低限の準備だけは忘れずに行いましょう。