西日本エリアでも有数の高規格キャンプ場としてテレビや雑誌などのメディアに数多く取り上げられる、三重県いなべ市の『青川峡キャンピングパーク』でキャンプ場スタッフ体験をしてみました!
今回のポイントは2つ!
・キャンプ場スタッフってどんな仕事なのかを知ること
・青川峡キャンピングパークの人気の秘密を探ること
普段は見えない裏側を探ることで、さらなるキャンプの深みを見つけたいと思います。
身をもって感じた、プロフェッショナルな仕事のしかた。
午前11時、青川峡キャンピングパークに到着。早速手渡されたユニフォームに着替えます。
着慣れていないせいか、なんだか青果店の店主っぽい(笑)
そんなことはさておき、超人気キャンプ場の裏側を知るべくスタッフ体験の1日がスタートします。
青川峡キャンピングパークの田中さんに案内され本日最初の業務、コテージの清掃へ。
チェックアウトが終わった10時過ぎから、次のチェックインがはじまる14時までに場内にあるコテージやキャビン、全22棟の清掃を行います。
9~12名の清掃スタッフがチームに分かれチームごとに1棟につき30分程度で掃除を行うんですが、スタッフの皆さん全員が限られた時間の中ですごく丁寧で細かい仕事をしていることに気づきました。
「キャンプ場なんだし、土や砂ぼこりがちょっとくらい残っていても気にならないんじゃないかな?」と思っていました。でも、そうじゃないんですね。
『キャンプ場のコテージだからこそ、ホテルのルームキープと同じくらいか、もしくはそれ以上の清潔感を保つことが大事。訪れた人に“キャンプ場だし、この程度のキレイさでも仕方ないよな。”と、思われてしまうようではダメなんです。期待を超える状態を常にキープするからこそ満足してもらえる。』ベテランスタッフのますみさんはそう話します。
例えばコテージのお風呂やトイレ。
ひとつひとつ部品を外して排水溝の奥の奥まで清掃をしています。
基本は素手。ゴム手袋を使用しないことで、隅々の汚れまで手の感触で感じ取ることができるのだとか。
トイレも便座を上げるだけでなく、外して磨いています。
見えないところだからこそ気を抜かない、という姿勢に感服してしまいます。
もちろんキッチンや床の清掃にも余念がありません。
布団も耳を揃えて、柄が同じで分かりづらい表裏も少しの違いで判断しきちんと方向を揃えて収納していきます。
これは、宿泊者が布団を出したときに敷きやすいと感じてもらうための、ちょっとした工夫。
積み上げられた布団の角がピンっと揃っていて美しいですね!
誰が指示をするでもなく、これらの一連の流れがスムーズに行われていきます。
仕事のフローや細かい取り決めがあるわけでなく、それぞれが必要な部分を補い合ってフレキシブルに清掃をしていく。オープン当時から積み上げられてきたアイデアや経験をスタッフ全員が先輩スタッフの仕事を見ながら覚えて実践しているだけ、というから驚きです。
私もお手伝いさせて頂きましたが、まだまだ細かいところに目が届かず……プロフェッショナルまでの道のりは遠そうです(笑)