“#青川でストーンバランシング”をバズらせたい。
見回りもひと通り終了し、しばしの休息時間を過ごしていると田中さんから「せっかくなんで、今日は田川さんがSNSの投稿しませんか?」と提案が。実は青川峡キャンピングパークのインスタグラムは、ここ3年近く1日も休まず投稿を続けているとのこと。
これもキャンプ場の現在のようすを知りたいお客様にとっては大事な情報源。
桜が満開だとか、夜も薄着で過ごせるほど温かくなってきたとか、こんな遊び方があるだとか、メーカー主催のイベントを開催するだとか。
お客様がリアルタイムで欲しい情報をスタッフの目線から随時発信しています。
この日は、そんな重要な任務を遂行させて頂くことに。
これは編集長のプライドをかけて普段よりたくさんの “いいね!” を獲得しなければ、と意気込みました!
場内を隈なく歩き回り、映えるものを探しました!
さて、結果は……!!!
バズらせられずすみません!でも“青川でストーンバランシング”を流行らせてみせます!いつか!
SNSへの投稿を終える頃には次第に辺りも暗くなってきて、場内のあちらこちらから焚火や夕飯のいい匂い。
それを横目に「うぅ~、ボクたちもキャンプごはんしたい!」という気持ちを抑えながら早々に夕食を済ませ、夜の見回りに備えます。
みんなが安心安全に朝を迎えられるために
大浴場を利用する人も落ち着いた消灯時間の1時間前に夜の見回りへ。
大声でしゃべったり、大音量で音楽を流しているサイトはないか。
焚火の火はしっかりと管理されているか。
コテージやキャビンの灯りが煌煌と外に漏れていないか。
場内に不審な人やモノはないか。
キャンプ場を利用しているみんなが楽しく安全に過ごせるように、異常や迷惑行為がないか場内を見回り必要であれば声を掛けます。安心安全な夜があるのは、こういう地道な活動があってこそですね。
さぁ、いよいよ残る業務も消灯前の最後の見回りと消灯アナウンス、ゲートの閉門のみとなりました。最後まで気を抜かずに頑張ります。
消灯後も気が抜けない。なにがあっても飛び起きられる状態でおやすみなさい。
消灯前にも先ほど同様、安心、安全を確認するため、場内を隅々まで見回ります。
何事もないことを確認したらゲートを閉めて、センターハウスに戻り消灯のアナウンス。トーンを低く抑えて抑揚をつけずにアナウンスするのがコツなんだと田中さんが教えてくれました。
しかし練習してみましたが、さすがにこの大役は任せてもらえませんでした。
こうして、怒涛のように過ぎていったスタッフ体験1日目もいよいよ終了。
と、思いきや……!
「夜間は何が起こるかわからないですから!」と緊急用の電話機を手渡され、不測の事態が起こってもすぐに出動できるよう、スタッフは事務所で睡眠をとります。
もちろんこの日は私も事務所の横にコットを広げ電話機を枕元に置いて就寝。
緊急事態が起こらないことを祈りながら、翌朝から再びはじまる仕事に備えます。おやすみなさい。