キャンプに使える大容量ポータブル電源「Aiper」シリーズの、新製品発表会に潜入。
気になる最新ポータブル電源の詳細スペックと、発表会の様子をレポートします。
扇風機や電気毛布もOK!キャンプ用ポータブル電源
ほとんどの家電を利用OK&出力方法も多彩
「Aiper(アイパー)」は、キャンプ・アウトドア用の、大容量ポータブル電源です。
45,000mAh(150W)、86,400mAh(300W)、150,000mAh(500W)、201,600mAh(800W)の、4種類のラインナップがあります。
300Wから800Wの製品では、家庭用電力に近い正弦波を採用しているため、パソコン等の精密機器を含む、ほとんどの家電を利用することが可能。
出力方法も多彩で、スマートフォン等が充電できるUSBポートはもちろん、AC出力(交流コンセント)、DC出力(シガーソケット)まで対応しています。
夏は熱中症対策で扇風機や、ポータブル冷蔵庫、寒い季節は電気毛布やホットカーペット。
あるいは星空の下での映画鑑賞をしたり、アウトドアを満喫しながらノートパソコンで仕事をしたり、ワンポイントで快適にできれば、きっと満足度は上がるはずですよね。
安全性を徹底
発表会で、「Aiper(アイパー)」の製品特徴として、真っ先に語られたのが、徹底した安全管理でした。
まずボディは、耐久性と耐火性を追求した、ABS樹脂+ポリカーボネートに、アルミ合金。
ショート、過充電、過放電を防ぐ、BMSシステムも搭載。
内蔵するバッテリーは、パナソニック製のリチウムイオン電池というこだわりです。
液晶ディスプレーでわかりやすい
もうひとつの特徴としては、シリーズ全商品に、液晶ディスプレーが搭載されています。
電池残量はもちろん、製品により、使用しているワット数や、使用しているポートなどが可視化され、使用状況がわかりやすくなっています。
「Aiper」新製品ラインナップ4
FLASH(45,000mAh / 150W)
シリーズ最軽量の「FLASH」は、重さわずか1.8kg。
発表会では、タレントのユージさんが「飼い犬のチワワよりも軽い」と言及していましたが、気軽に持ち上げられるフットワークの軽さがあります。
それでいて、iPhoneを約15回充電できる容量。
扇風機(20W)も約7時間は稼働できます。
■FLASH(150W)
バッテリー容量:45,000mAh / 162Wh(3.6V)
定格出力:150W
ピーク出力:200W
電気取り出し口:交流コンセント1口、USB出力端子2口、QC3.0出力端子1口、Type-C出力端子1口、DC出力端子2口、シガーライター出力端子1口
本体サイズ(長さ × 幅 × 高さ):254 × 108 × 132mm
本体重量:1.8kg
DAYWALKER(86,400mAh / 300W)
「DAYWALKER」は、iPhoneを約29回充電OK。
扇風機(20W)なら約15時間、電気毛布(27W)なら約9.5時間と、ほぼ一晩持つだけの容量があります。
上部にはワイヤレスチャージャーも搭載され、対応スマートフォンであれば、置くだけで充電が可能です。
■DAYWALKER(300W)
バッテリー容量:86,400mAh / 311Wh(3.6V)
定格出力:300W
ピーク出力:600W
電気取り出し口:交流コンセント1口、USB出力端子2口、QC3.0出力端子2口、Type-C出力端子1口、DC出力端子2口、シガーライター出力端子1口
本体サイズ(長さ × 幅 × 高さ):230 × 140 × 204mm
本体重量:3.5kg
ELECTORO(150,000mAh / 500W)
「ELECTORO」は、なんとiPhoneを約52.5回も充電OK。
扇風機(20W)なら約23.5時間、電気毛布(27W)なら約17.5時間も持ち、様々に電化製品を使ったり、充電したりしても、1泊2日のキャンプ程度であれば、まず安心できるのではないでしょうか。
本体重量は7.5kgと、気軽に持ち上げて運べる重さではありませんので、車でのキャンプの方におすすめです。
ELECTOROのみ、ジャンプスターター機能も搭載されており、車のバッテリーがあがってしまったときにも、車のエンジンをかけることができます。
■ELECTORO(500W)
バッテリー容量:150,000mAh / 540Wh(3.6V)
定格出力:500W
ピーク出力:1000W
電気取り出し口:交流コンセント2口、USB出力端子なし、QC3.0出力端子4口、Type-C出力端子1口、DC出力端子2口、シガーライター出力端子1口
本体サイズ(長さ × 幅 × 高さ):240 × 190 × 238mm
本体重量:7.5kg
ELECTORO PLUS(201,600mAh / 800W)
シリーズ最強の「ELECTORO PLUS」は、iPhoneを約67回、MacBook12インチですら約9回も充電できる大容量です。
スマートフォンやノートパソコンだけを充電するのであれば、1週間近くキャンプ場に滞在しつつ仕事をする……なんてこともできそうなほど。
本体重量8.5kgはもちろん、シリーズで最も重いのですが、本体サイズは「ELECTORO」と比較して、長さは長くなるものの、幅はスリムになって16cm、高さもほとんど同じと、以外と大きさを感じさせません。
■ELECTORO PLUS(800W)
バッテリー容量:201,600mAh / 725.5Wh(3.6V)
定格出力:800W
ピーク出力:1000W
電気取り出し口:交流コンセント2口、USB出力端子2口、QC3.0出力端子2口、Type-C出力端子1口、DC出力端子2口、シガーライター出力端子1口
本体サイズ(長さ × 幅 × 高さ):343 × 160 × 245mm
本体重量:8.5kg
田中ケン、ユージ両名によるトークショー!
「Aiper」新製品発表会では、Aiper製品日本正規代理店のキングソフト株式会社・代表取締役 兼 CEOのフェンダ氏、株式会社アイパージャパン・代表取締役の巫 普(かんなぎ しん)氏の挨拶・プレゼンテーションのあと、トークショーへ。
登壇したのは、キャンプ場「outside BASE」をプロデュースするほか、アウトドアの達人として有名な、快適生活研究家の田中ケンさん、
そして俳優・タレントのユージさんです。
キャンプをすると娘に嫌われない?
ユージさんは、キャンプ未経験ながら、高校一年生の息子さん、5歳と3歳の娘さんがいる、3児のパパ。
娘たちには、極端に好かれるときと、嫌われるときと、両極端で、将来どうなるか心配しているとのこと。
すると田中ケンさんが、「一緒にキャンプに行っていると、娘に “お父さんきたない” と言われない」とアドバイス。
いいお父さんになるにはキャンプです、との断言に、ユージさんも目から鱗のようでした。
クイズ1 :初心者が夏キャンプに持っていくべき便利アイテムは?
続いてはキャンプクイズコーナー。ユージさんが三択で回答し、田中ケンさんが解説を行います。
1問目は、キャンプ初心者の家族が、「夏のお泊りキャンプ」に持っていくべき便利アイテムは?という問題。
- アイスボックス
- 扇風機
- ランタン
ユージさんの回答は、氷を持っていったり、食材が傷まないようにできたりする、1番のアイスボックス。
正解は、2番の扇風機。
熱中症対策で、キャンプ場に扇風機を持ってくる方が増えているのだそう。
確かに、ポータブル電源があれば、扇風機はかなり便利なアイテムになりそうです。
クイズ2:キャンプは誰と一緒に行くことが多い?
2問目は、「キャンプ」は、誰と一緒に行くことが多いでしょうか?という問題。
- 家族
- 友人
- 恋人
ユージさんの答は、1番の家族で、これは大正解。
ここで司会者から、ユージさんに「先日、親友のJOYさんが結婚を発表されましたが、家族円満の秘訣をアドバイスするとしたら?」というフリが。
するとユージさんは「あのふたりね、一緒に住んでいないらしいんですよ。一緒に住む前に結婚って、想像できます?」。
家族の形はいろいろあるので僕がとやかく言うじゃないんだけども、と前置きをしつつ、いつかは一緒に住むことになるので、そのときのためにキャンプに行け、と親しい間柄ならではのアドバイスをしていました。
クイズ3:アウトドア初心者のパパの心得は?
3問目は、アウトドア初心者のパパは、快適に家族とのレジャーを楽しむために必要なことは?という問題。
- 準備をしっかりすること
- たくさんのグッズを揃えること
- 張り切りすぎないこと
ユージさんは、迷ったすえに、3番「張り切りすぎないこと」を選択。
これも、大正解。
ここで田中ケンさんが “らしい” 解説。
「僕が考えるキャンプ・アウトドアは、食・遊・住。でも最初からこれを全部やろうとすると失敗するんです。初心者は、最初は一つずつでいい。慣れるに従って、二つ以上をかけ合わせる。こうしてやっていると、いつの間にかアウトドアのプロフェッショナルになります」
これには、ユージさんも「なるほど!」と納得の相槌。
ユージ、アウトドア充電大使に
ユージさんは、クイズ3問中2問を正解し、アウトドア充電大使の称号と、「Aiper」新製品「FLASH(150W)」をゲット。
「もうキャンプ行かなきゃダメだね!」と満面の笑みでした。
まとめ
大盛況のまま終了した、「Aiper」新製品発表会。
近年、ポータブル電源は非常に増えており、選択肢も豊富になってきていますが、「Aiper」が真っ先に、安全性をアピールしたのが、とても印象的でした。
ポータブル電源に使用される、リチウムイオン電池は、状況によっては発火の危険もあるのは、周知のとおり。
日差し、雨天時の湿気、焚き火などの火……と、アウトドアフィールドでは厳しい環境に置かれることが多く、耐久性・耐火性は重要なポイントです。
また、アウトドアはもちろん、災害時などの非常用電源として考えた場合も、「いざというときに使えない」というのでは、困ってしまいます。
安全性、信頼性を重視している様子が見られたのは好感触で、キャンプ・アウトドア用ポータブル電源の、新しい選択肢が登場したように感じました。