「The Coleman Camp 2019(ザ・コールマン・キャンプ2019)」で開催された、テント設営講座を、LANTERN編集部が徹底取材。
コールマンの熟練サポートスタッフが解説する、「タフドーム/3025」の設営方法の基本や、意外に知らないポイントを、余すところなく紹介します。
タフドーム/3025+、タフワイドドームⅣ/300、ILタフワイドドームⅣ/300、タフワイドドームⅣ/300(NAC)等も、同様に設営が可能。
タフドームやタフワイドドームは、キャンプ場のレンタル品に採用されるケースも多く、設営方法を覚えておけば、役に立つこと間違いなし!
はじめはインナーテントの設営
収納ケースから、一式を取り出します。この時にペグやポールなど不足がないかも確かめます。
インナーテントを地面に広げます。
インナーテントには前後があり、コールマンのロゴがあるほうが前です。ポイント2
設営を開始する前に、インナーテントのファスナーを開けておく。これは、立ち上げたときに、中に空気が入り、自然に膨らむようにするためです。
2本のメインポール(シルバー)を伸ばし、インナーテントのスリーブに押し通していきます。
スリーブに通したポールの先端を、インナーテント四隅にあるアシストクリップに差し込みます(片側のみ)。
次に、ポールのもう一方の先端を、アシストクリップに差し込みます。
この時のコツは、
- アシストクリップがある付近のテープ(インナーテントの隅)を足で踏んでおさえ
- 片方の手でスリーブを持ちながら
- もう片方の手で、ポールを押しながら上に持ちあげていく
ポールの先端をアシストクリップに挿せれば、テントが自立します。
なお、ポイント2で紹介した、インナーテントのファスナーを開けておく作業をやっておかないと、テントが膨らまず、テントが立ち上がりませんので、ご注意ください。
続いて、ポールにフックをかけていきます。
前室・後室スペースをつくるためのポールを設置します。
前室・後室をつくるのは、靴や荷物を雨などから守る役目のほかに、フライシートがインナーテントに接触しないようにする目的があります。フライシートは、朝つゆや結露、雨などで濡れることがあり、インナーテントと接触しているとインナーテントに水が入ってくる可能性があるからです。
前室をつくるためのフロントポールは、インナーテント側面のアシストクリップに挿し、フックで固定。後室をつくるためのリアバイザーポールは、専用のグロメット(穴)に挿して固定します。
メインポール用のフックと、フロントポール用のフックの見分け方。同じ形状ですが、色が違います。タフドーム/3025の場合、フロントポール用のフック(2箇所)のみ、グレーです。
ペグを打つ前に、テントの設置場所を最終決定し、ポールの先端がある6箇所を、対角線の順番でペグダウンしていきます。
インナーテントをペグで固定する前に、インナーテントのファスナーをすべて閉めておきます。開けたままにしておくと、ペグで固定したあと、ファスナーが閉まらなくなるケースがあります。