レザーマンの新マルチツールFREE|使ってみたら山でもデスクでも優秀な問題解決ツールだったお話

公開日:2019 / 08 / 07
最終更新日:2024 / 01 / 26

マルチツールの雄レザーマンから大刷新された新シリーズ“FREE”が登場。革新的なデザイン、新テクノロジーを搭載した全く新しいFREEを実際に山とデスクで使いその実力を検証。

レザーマンの完全なる新シリーズ“FREE”

プライヤー型マルチツールの中でも精度が頭一つ抜けていてスタイリッシュなレザーマン。気配りを感じる機能と細部の作りこみ、その上ラフに使い込んでもびくともしないタフさから、世界中で、各シーンで愛される道具。

そんなシーンをけん引するレザーマンの主力ツールが、35年ぶりの大刷新。まずはデザインから一目で解るほどの刷新、さらに業界初の新テクノロジーも搭載され『誰も知らないレザーマンツール』に進化しています。

今回実際にFREE T2をフィールドで使って検証。さらにレザーマンツールジャパンさんにご協力いただき、その細部にいたるまでチェックしました。

オーセンティックかつ洗練されたデザイン


デザインが全く新しくなったFREE。ストレートなラインが多くとてもオーセンティックで、同時に洗練されたアーバンさも香るデザイン。レザーマンらしいシャープさがありつつ、現代にハマるスタイル、まさに正統進化を遂げたという印象です。

トレンドのヴィンテージなムードにも対応し、末永く魅力の衰えない普遍的なデザイン。FREEは今手に入れて末永く使えるスタイルに仕上がっています。

構成はステンレスと樹脂パーツ、そしてマグネット


まずメインマテリアルはステンレスです。ステン無垢の一色がデザインにぴったり。後のアイテムにはカラバリも混ざるようですが、このベースの一色は大正解ではないでしょうか。

画像の背面部分、グレータンのようなカラー部分が樹脂パーツです。さらさらした質感で肌触りもグリップも良い感じ。この樹脂パーツの内部に、目玉のマグネットが組み込まれている構成です。

革新的な“マグネット機構”


FREEの革新的な要素はデザインだけではありません、業界初となる新たなテクノロジーが搭載されています。

その名も“マグネット機構”。このテクノロジーの意図と効果を要約すると、既存の「バネによる開閉」ではなく、半永久的に持続する「磁石により開閉」をおこなうシステム。

なるほど新しい。ただFREEのナイフブレードは420HCステンレスという記載があり、ツールパーツはステンレス鋼。

「でもステンはマグネットにつかないよね? 両極で挟み込むみたいな複雑な構造?」とお考えのマテリアルマニアな方も多いかもしれません。その詳細に関しても確認しました。

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アウトドアライター&クリエイター夏野 栄

山岳部出身のアウトドアライター。数多くの紙面やWEBなどの媒体で活躍。湘南の牛舎ガレージのアートディレクション廉プロデュース担当も務める。自転車ビルダーでもある。

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