今まで80泊以上のキャンプを経験してきた我が家も、最初は何の知識もなくキャンプを始めました。Campeenaの安井直子です。
過去の写真を見返すと「これはマナー違反では!?」と思われるものも多々あります。
今回、自戒も込めて、我が家のそんな行いの数々を皆さんにご紹介します。もしも同じような経験がある方がいたら…一緒に気をつけましょう。
公園との違い
公園でのダンボール滑り、楽しいですよね。千葉県の某キャンプ場では、奥の方の草地を使い、子ども達が当たり前のように遊んでいました。
そのイメージがあった私は、ある日のキャンプの撤収作業中、「ダンボールある?」と聞かれた時、ちょうど余っていた1枚を手渡し、その後も何も考えることなく作業をしていました。
すぐに楽しそうな歓声が聞こえてきて、そのまま作業を続けること十分程度。
美しかった草は何処へ!?斜面の草がごっそりなくなり、哀れな姿になっていました。
季節的なこともあったのかと思いますが、せっかくの景色がこれだとちょっと残念ですよね。斜面なので全てが芝だったのか分かりませんが、やはり景観を損ねるようなことをしてしまったことは、マナーに反する行いだったのではないかと反省しています。
(注)キャンプ場によっては、問題ない場合もあると思います。わからないことは確認してから行うことにしましょう。
雑草と花壇
「花壇のお花はとっちゃダメ」「勝手に生えてる雑草は遊びに使ってOK」と教えられていた子ども達。キャンプ場でも、明らかに植栽とわかるような草木は、愛でる対象として大切に扱っていました。
でもある日、サイトの隅で泥んこ遊びしていた長男が満面の笑みで見せにきたのは…大量に摘まれたリンドウの花。
確かに、「勝手に生えていた」花ではありましたが、自生しているリンドウの中には貴重な種類もあることを知っていた私。これは大変なことをしてしまったのでは!?と、とても焦った記憶があります。
せがまれて記念撮影をした後、キャンプ場の植物について、子ども達と話しましたが、理解するのは難しいようで…この日以来「キャンプの時は大人に確認!」がルールに加わることになりました。
木にロープはありなのか?
「自然を大切にし、来た時よりも美しく」して帰るのがキャンプのマナー。でも、子どもの木登りは?木を痛めるから禁止???
これに関しては、賛否両論あると思いますが、私は「子どもの木登りぐらいなら…」という木登り肯定派。もちろん、高規格キャンプ場の細い植栽に登るようなことはさせませんが、基本的に止めることはしていません。
では、写真のように、木にロープをかけて遊び出した場合は、どうでしょうか?
子どもならOK?それともやっぱり、ロープはNG?
ハンモックをロープで吊るす際には、樹木を保護するためにタオルなどを挟むのがマナーですよね。そういった点から考えると、ロープはやはりNGなのでしょうか。
ちなみに、この写真はタオルがずれてしまっているので、意識はしていたものの失敗してしまったダメな例。ハンモックではなくても、木登りにロープをブランコのように遊び続けたら…やっぱり木のダメージは大きくなりますよね。
状況次第ですが、やはり木の一部だけに負担がかかりそうな時には、ちゃんと保護してあげるのがマナーだったのだと思います。
マナーを守って遊びます。
芝を痛めてしまったり、貴重な花でままごとをしたり、色々やらかしている我が家ですが、草花や木の実、枝などで遊ぶことは今も変わらず大好きです。
木の実で工作をしたり、ススキを小瓶に飾ってみたり、楽しみ方は色々ですが、いい形の木があれば今でもやっぱり登ります。(ロープは面倒なのでかけませんが。)
過去の経験をもとに「キャンプ場の植物のことも考えながら遊ぶこと」を意識しつつ、マナーをまもって、子ども達と一緒に遊びたいと思います。
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